
定宿になったビジネスホテルで迎えの車を待っている。モーニングがもっとグレードアップしてサービスレベルが上がれば?ネガな指摘は止めることにしていた。良心的な価格で交通の便もよく設備も真新しい、まあ言うことなしのホテルといったところ。今日まで出張でやっと夕方には帰路、明かりも音もない家に戻るのだ。
独り暮らしは自由奔放と言いたいがなぜか意気消沈?口喧しくとも妻が居ると居ないとではこんなにも違うのかとつくづく思う。なんだか魂を取られたみたいで元気が出ない。今晩帰ったら自宅での生活が待っている。家事・料理・炊事・洗濯・片づけ・・・出張続きがマシなような気がする。
妻の入院で送迎もなく最寄り駅から路線バスに揺られる訳で待つ人もいない自宅に帰るのは実に侘しい。頭の中には今晩の夕食のことが?疲れ果てて帰ったらまずはお疲れ様の缶ビール、肴はおでんの缶詰と冷蔵庫の残り物、ロックの焼酎でも呑もう。冷凍庫のご飯とレトルトカレーをチンして食べる訳で、もちろんテレビの音量は大きいに限る。