TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

かざはやの里のアジサイその2

2024年06月30日 | 旅日記

6月21日、かざはやの里を散策したときの続きです。

この付近のアジサイ風景はとてもきれいでした。

花乃丘神社

池の奥のほうには滝があったようで、春は藤の花が咲き誇る場所になっているようでした。

歩いていたらハクセキレイが散歩していました。

スカイブルー

 

 

 

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九十歳。何がめでたい

2024年06月30日 | 映画鑑賞日記

6月26日、映画『九十歳。何がめでたい』を見てきました。佐藤愛子さん原作のエッセイ『九十歳。何がめでたい』と『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』の原作を元にした映画化作品です。『九十歳。何がめでたい』は読みました。

90歳で断筆宣言をした直木賞作家佐藤愛子(草笛光子さん)の下にエッセイを連載してもらおうと大手出版社に勤める編集者吉川真也(唐沢寿明さん)が何度も佐藤愛子の自宅を手土産を持って口説き落とそうとやって来ては歯にものをきせぬ言い方で毎回追い返されるという状況を繰り返しながらも佐藤愛子が根負けしてエッセイを書くことになるというストーリーでした。佐藤愛子と吉川真也の作家と編集者の出会いを通して、人生100年時代を生き抜く上で実践されてきた佐藤愛子さんの生き方をコメディタッチで終始描かれていく楽しい映画でした。この映画を見終えるとこれから生きて行く上でのたくさんのヒントをいただけた気がしますし元気になれたような気がします。90歳の草笛光子さんが生き生きと佐藤愛子さんを見事に演じ切っておられたのが素晴らしかったです。

雑誌に連載されていたエッセイが本になって、病院や街中などで本を手に持って皆が笑顔で笑いながら読まれていたシーンはちょっと大げさぽいシーンだったように思ったけれど、いろいろなことが伝わってきた印象的なシーンでした。 

唐沢寿明さんは格好いい役柄が多い印象だったけれど、この映画で、奥さんや娘さんに愛想をつかされ、また、パワハラでやっかいもの扱いされているという編集者の役を好演されていてどんな役もこなせる俳優さんだなあと思いました。

子供の声がうるさいという新聞記事でエッセイを書かれていたことで子供の声をうるさく思ったことがないと佐藤さんが語っておられたシーンがありましたが、同感しました。私も子どもたちがワーワー言いながら遊んで大声を出していても気にならなかったからでした。

三谷幸喜さんが出演されていたのを後で知りました。タクシーの運転手さんの役だったのですね。佐藤愛子さんの娘さん役は真矢ミキさん、お孫さん役は藤間爽子さんが好演されてましたし、清水ミチ子さん、木村多江さん、オダギリジョーさん、石田ひかりさんなどもちょい役で出演されていたのが印象に残りました。

佐藤愛子さんと娘さんとお孫さんが年賀状の画像を作成するために毎年いろいろな格好に変装されて写真を撮っておられたのは最後のエンドロールで何枚か出てきていましたし、映画の中でも草笛光子さんと唐沢寿明さんが衣装を着て踊っておられたシーンも出てきてたのも印象に残りました。

佐藤愛子さんを草笛光子さんが佐藤さんか草笛光子さんかどちらのお姿かとわからないくらい草笛さんがあまりにも上手に佐藤愛子さんの日常を好演されていたのを見ると佐藤さんは日常はっきりものを言う方なのだろうなあと思いました。その言い方は人を笑顔にさせたり元気にさせてくれたりするような愛敬や愛情が籠っていたりするので人を引き付けるのだろうなあと思いました。昨年100歳を迎えられた佐藤愛子さん、お元気なのが何よりですね。

この映画では、佐藤愛子さんが仕事を再開して、90歳を過ぎても生き生きとエネルギッシュに執筆続ける姿が描かれていましたが、歳を重ねて仕事をしなくなっても誰でもできるものが必ずあり、誰でも何かしらをすることによって、生きがいになったり、人の役に立てたりすることが必ずあるということを知ることができた気がします。歳を重ねてもいつも生き生きと楽しく過ごしていくことのヒントがいっぱい詰まっていた映画でした。

『九十歳。何がめでたい』本予告60秒【6.21㊗公開】

この映画を見終えたら映画館の座席が満席になったその超人気の理由がわかった気がしました。

 

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