レンタル店で借りてきて観た4本目の映画は、アニメ『若おかみは小学生!』でした。おっここと関織子は、事故で両親を亡くし、祖母が経営する花の湯温泉の花の屋で若おかみとして修業することになります。おっこは小学6年生なのですが、祖母の旅館を中居さんと料理人の康さんたちと小さいけれど温かい真心がこもった旅館のおもてなしの心をちゃんと引き継ぎながら奮闘していく姿が描かれていてとても見ごたえがありました。おっこにしか見えていない、祖母の幼馴染の幽霊ウリ坊と小学校の同級生で花の湯温泉にある大きな旅館の跡取り娘である真月の幼くして亡くなった姉の幽霊美陽と花の屋にあった鈴に住み着いていた食いしん坊の鈴鬼の仲間たちに見守られながら一生懸命に旅館業を頑張っていく姿がとてもけなげで素晴らし過ぎました。両親を事故で一度に亡くしひとりぼっちになった織子が抱えてしまっていた本当の悲しみを乗り越えて、ひとりぼっちではないんだよ、この世におれない織子の両親や仲間たちはこの世にずっとおれないけれどいつもどこかで見守っているんだよ、生きていくんだよと、みんなに見守れながら、本当の悲しみを自ら乗り越えて、神楽を踊っている最後のシーンがよかったですね。自分自身の心に響くものもたくさんありました。花の湯温泉のお湯は神様からいただいたものなので、だれも拒むことはしないという言葉とその根底にある意味を常日頃からいつも忘れないでいたいものです。こいのぼりの風景や懐かしい温泉街の風景やシャクナゲが咲いているきれいな風景など背景も素晴らしかったです。露天風呂プリンを食べてみたいなあと思いました。
レンタル店で借りて観た映画3本目は、『コーヒーが冷めないうちに』でした。とある街の喫茶店のある席に座ると戻りたい過去に戻れるのですが、それには非常に面倒ないくつかのルールがありました。後悔した過去を持つ喫茶店に通うお客さんたちや喫茶店を営む女性時田数(有村架純さん)のそれぞれの人生模様を描いたファンタジーっぽい映画でした。2017年の本屋大賞のノミネートされた川口俊和作品の映画化作品。現世で会えない大切な人に過去に戻って会えることができるのなら、その当時の自らの行いや言葉やそのときに伝えられなかった思いを確かめてみたいであろうし、誤解があるなら訂正したいと思うのはそれぞれの人々に当てはまることがあるのだろうと想像しながら観賞した映画になりました。過去に起こった、大切な人との関係や繋がりを修復しないまま、後悔しながら生き続けていた人々がこの映画ではオムニバスに主人公になって登場します。過去にも未来にも行くことができるというこの不思議な席に座って過去や未来に飛んで行っている間、コーヒーが冷めないうちに戻ってコーヒーを飲み干さないと現生に戻ることができないという危険を伴っていました。過去に戻ってもその過去を変えることはできないけれど、過去に戻って大切な人に会い話をすることで、現世を生きて行く人たちにとっては、心のわだかまりや心の持ち方を変えることができるといった切なさを伴ったほんわかさも加味したような映画でした。会いたい人が亡くなってしまっていて過去の世界で会えて話ができたのなら、会いに行って現世に戻って来れなくても現世でひとりぼっちになってしまうことを考えたら自分だったら後悔しないだろうと思いながら観ました。元気がないときに観たからちょっとマイナス思考に陥りそうになってしまいました。でも、もし、現世で会うことができなくなって過去の世界に家族に会いに行ったとしたら、戻って家族がいなくなっても現世で生きて行きなさいと必ず追い返されるだろうと想像しました。主人公の数のお母さん(石田ゆり子さん)が、幽霊として喫茶店でずっと本を読んでおられるシーンがたくさん出てきてましたが、その本がエンデのモモだったりしたので、到るところに洒落たこだわりや工夫を感じられた映画でした。
公園内のツツジは昨週よりはだいぶん咲いていました。桜の花がほとんど散ってしまった公園内の花の主役が今はツツジに変わりつつあります。新緑もまぶしくなってきた大阪城公園でした。
太陽の広場では、メーデーの集会が行われていました。
アジサイ園付近
先週に引き続いてオオルリなどを撮影しました。
何枚かキビタキのオスを撮影しましたが、またはっきり撮影できていませんでした。
コルリ
イソヒヨドリ
アカハラ
マミチャジナイという鳥だそうです。初めて見ました。