TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

オジいさん

2011年08月31日 | 読書日記
オジいさん 京極夏彦 著 中央公論新社
書店で見かけておもしろそうと思って図書館で久しぶりに借りて読んでみました。作者の京極夏彦さんと言えば、ホラー小説などの怖い小説でお馴染みの方ですが、この小説は全く微塵もそんな影すらありませんでした。怖い話は好きではないので京極さんの小説は以前に読んだことがありません。この小説は定年後の人生を一人暮らしをしながら慎ましく過ごす一生涯独身の七十二歳の主人公、益子徳一のお話でした。徳一の普段の一人暮らしの日常生活が淡々と描かれていて、ちょっと風変りな小説とも言えます。徳一は水曜日をスーパーに買い出しの日と決めていたり、カセットテープのゴミの出し方に真剣に悩んだり、本当に几帳面でまじめに生きてきた人物です。世間とのつきあいもそこそこで、おとなしく日々を過ごしているんですが、きちっと信念を持っている人物なんです。馴染みの電器店の先代の親父からは徳一は立派な人だとその電器店の2代目の息子に語り継がれていたくらいです。人との付き合いはそれほどないけれど、誰にでも愛される一人暮らしのいい人なんです。時々まどろっこしい箇所もたくさんあって読み飛ばした箇所もありましたが、次第に徳一の思っていることやひとりごとにはそうだそうだと読んでいるうちに共感できたこともたくさんありました。知らない人からオジいさんと呼ばれるときの気持ちが描かれている箇所が何度か出てきましたが、誰でも徳一が感じたような同じ気持ちになるのだろうなあと思いました。徳一は実際年をとっているんだからおじいさんと呼ばれてもしょうがないと思っていますが、時と場合によるということとそのときの相手の背後にある黒いものを感じざるを得ないことなど、私もこの主人公と同じ年齢になったら同じことを感じるだろうなあと思いました。おばさんと呼ばれることと同じことですよね。スーパーでのウインナーの試食での話は徳一の人の良さがにじみ出ててちょっと笑えました。最後の結末もほんわかしてて読んでよかったと思えた小説になりました。
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ハナミズキ

2011年08月30日 | 映画鑑賞日記
TUTAYAで借りてきた映画ハナミズキを鑑賞しました。TUTAYAの店頭で見かけて一度見てみようかあと軽いのりで見てみたらこの映画にはまってしまいました。遠距離恋愛の10年間の純愛がテーマのこの映画ですが、一見若い人向けの映画なんかなあと思いましたが、若くなくても十分楽しめた映画でした。ハナミズキの花言葉が返礼であること、主人公の紗枝と康平しかわからないありがとうの意味がとても切なかったです。康平は海のように広い心の持ち主でそんなところに紗枝はいつも勇気づけられてがんばってこれたのではと思いました。この映画で康平が紗枝に語りかけるがんばれの言葉はどのシーンでもぴたっとはまっていてとてもいいんですよね。がんばれの言葉はここでは主人公にとって勇気付けられて、自然に出る、かけがえのない言葉として心に深く刻まれていました。新垣結衣さんと薬師丸ひろ子さんはこの映画では親子だったのですね。全開ガールでのコンビも楽しいですが、この映画でも薬師丸さんのキャラが光っていました。
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僕と妻の1778の物語

2011年08月29日 | 映画鑑賞日記
映画僕と妻の1778の物語をレンタルのDVDで鑑賞しました。SF作家眉村卓さんと奥さんの実話が元になった映画です。テレビドラマの僕の生きる道シリーズの映画バージョンらしいです。草剛さんと竹内結子さんが主役で夫婦役でした。SF作家である草剛さん演ずる牧村朔太郎は、空想が大好きな青年でした。ガンになり、余命1年と宣告された妻、竹内結子さん演ずる節子のために、1日、1話、妻のためだけのお話を作ります。笑うと免疫力が上がると医師から説明を受けた朔太郎は節子を笑わすため、1日でも長く生きていてもらいたいと懸命に短編小説を作ります。朔太郎の節子に対する愛情がとても切なく描かれている映画でした。
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大雨の土曜日でした

2011年08月28日 | ひとりごと
昨日は昼から梅田のジュンク堂まで自転車で出かけました。行きはまだ晴れていましたが、ジュンク堂をうろついている間に雲行きがあやしくなってきていました。雷が鳴るといやなので早めにジュンク堂を出て帰宅しました。天満橋を過ぎて大阪城公園内を自転車で走っている間に、いきなり大粒の雨が降ってきました。いきなり雷鳴も響いてきました。後、もう少しで自宅に着くというのに・・・・。地下鉄の森ノ宮駅の出口のところで雨宿りすることにしました。折りたたみの傘は持っていましたが、雷は超苦手です。地響きするような雷が立て続けに鳴っていました。雨宿りする方々もたくさんいました。天気予報では雨が降ると言ってなかったですよねと言われていました。東京から来られた二十代くらいのお姉さんたちは大阪城公園に観光に来たらしいですが、この雨で断念して帰ってしまわれました。これが東京でよく起きているゲリラ豪雨だったのでしょうか。雨宿りしていた方々が一人減り、二人減り、最後には私だけが残ってしまいました。皆さん、雷はそれほど怖くないのですね。雷がようやく遠くなった頃まで待って、5時前に帰宅するこができました。1時間半ほど避難していたことになります。帰宅してからテレビのニュースを見たら大阪市内は午後3時頃より相当の大雨に襲われたようです。鶴橋駅の降下のところでは浸水したらしいです。梅田でも相当降って浸水したところもあったらしいです。今日は今のところいいお天気です。昨日から大阪城城灯りの景というイベントが大阪城公園で開催されています。昨日は雨のため、中止になったらしいです。今日は雨が降らなかったら開催されるみたいです。今日の早朝、大阪城公園をウォーキングしてみたらお城の本丸付近などにたくさんのロウソクが用意されていました。午前中に買い物の帰りに西の丸庭園に寄って写真だけ撮ってきました。西の丸庭園でも晩の6時からグルメグランプリとかいろいろな催しが開催されるようで準備中でした。

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樺太一九四五年夏 氷雪の門

2011年08月27日 | 映画鑑賞日記
TUTAYAで見つけたDVD、樺太一九四五年夏氷雪の門を借りて鑑賞しました。大分前に稚内を訪れたときにこの氷雪の門を見かけていました。この映画を鑑賞したらこの碑が建った悲しい出来事や亡くなった方々の思いが今更ながらよくわかりました。映画は1974年に製作されたものの、36年間も公開されていなかった映画です。樺太の間岡郵便局で電話交換手として働く女性たちの仕事に対する誇りと熱意には脱帽しました。戦争は本当に悲惨です。人々の些細な幸せを踏みにじる戦争の恐ろしさを再認識できた映画でした。仁木てるみさんや岡田可愛さんや栗田ひろみさんなど、今では懐かしい女優さんが出演されていました。南田洋子さん、田村高廣さん、千秋実さん、丹波哲郎さんなど亡くなられた俳優さんたちの若かりし頃の姿も見ることができました。
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借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展

2011年08月26日 | 旅日記



映画の後で兵庫県立美術館で開催されていた『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』を見に行きました。4月に大塚国際美術館を訪れたときにもらってきたせとうち美術館ネットワークの割引券で団体割引料金で入場できました。行きは梅田から阪神電車で岩屋駅まで移動しました。岩屋駅からは南へ約8分ほど歩いたところに兵庫県立美術館は建っています。たった8分でも炎天下では結構ハードな距離でした。美術館の中に1年前に見た映画『借りぐらしのアリエッティ』の小人の世界のセットが再現されていました。そのセットの中を歩いていたら小人になったらこんな風に見えるんだろうなあと思える楽しい展示でした。映画で見たチューリップ柄の壁紙やチューリップ柄の袋も発見できました。種田陽平氏はスワロウテイルや有頂天ホテル、フラガール、悪人などの美術監督を手がけた方だそうでセットの写真や絵、模型などの映画美術も見学しました。美術館内は子ども連れのお客さんで結構混雑していました。
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アンダルシア

2011年08月25日 | 映画鑑賞日記
1000円のレディースディの日に映画アンダルシアを見に行きました。やっぱり外交官黒田はいつも刑事みたいで頭が切れて強い人だということがよくわかった映画でした。スペインのサクラダファミリアやアンダルシアの景色もちょこっと出てきてました。途中ちょっと居眠りしてしまいました。
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伊吹山山頂

2011年08月24日 | 旅日記
8月13日、伊吹山山頂はたくさんの人で賑わっていました。臨時郵便局では切手を販売していました。







中央の遊歩道を降りて行くことにしました。この遊歩道はほとんどが階段です。ゆっくり降りても10分ほどで降りることができます。


駐車場のところの食堂でお昼に軽くうどんをいただいてから帰阪しました。
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西遊歩道で見かけた花たち

2011年08月23日 | 旅日記
8月13日、10時すぎ、西遊歩道を登って山頂に向かいました。お天気は晴れで時折雲が漂っていました。琵琶湖はかすかに望めました。時折、鶯のさえずりが聞こえていました。




シモツケソウ

アカソ

ツルニンジン

シシウド

コオニユリ


ルリトラノオ


ワレモコウ



カワラナデシコ


メタカラコウ
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伊吹山へ

2011年08月22日 | 旅日記

8月13日、早朝、JRの車窓から撮影した伊吹山です。







JR関ヶ原駅からバスで伊吹山の駐車場までやってきました。バスは季節運行で伊吹山ドライブウェイを約50分かけて山頂へ向かいます。今年の7月の台風6号で伊吹山ドライブウェイは土砂崩れが発生したため、しばらく通行止めでした。8月6日に開通したばかりでした。土砂崩れの現場はたくさんの土嚢が積まれていました。この日は50分もかからずに40分ほどで駐車場に到着しました。久しぶりの伊吹山です。駐車場付近の標高は1260メートル。山頂は1377メートル。約100メートルは自分の足で登らないと山頂には辿り着けません。
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