その他屋内外を会場に
アジアを中心とした国内外の若手アーティスト合計37組の作品が 展示されている
「仮想のコミュニティアジア」黄金町バザール2014へ行ってきました。
9月23日にもBankArtからシャトルバスに乗って黄金町バザール2014を
見せていただいたのですが、夕暮れ時でゆっくり見れなかったので今回で2度目の訪問です。
チケットを見せると会期中何度でも見れる小冊子になったパスポートがいただけます。

家から横浜駅方面のバスに乗り、長者町5丁目で下車して徒歩で日ノ出町へ。


たくさんの作品を見せていただきましたがその中から気になったものをアップしたいと思います。



普段からこの地で制作をしているアーティスト4人によるオリジナル商品が
買えるところ。



1960年代サイゴン(現ホーチミン)で生まれたさとうきびジュースの屋台に描かれているキャラクター
シュガー・ケイン・レイディーを集めた作品。

このキャラクターは、ベトナム戦争当時
南ベトナムに持ち込まれた資本主義の思想に関係あるという。
そういわれてみれば、このキャラクターの女性は、アジアンという雰囲気が感じられず、
煙草を持った女性が変化して行っているように見えました。
今日では、さとうきびジュースの屋台には、このキャラクターは描かれていないそうですが
シュガー・ケイン・レイディーを掘り起し再構成した作品だそうです。



ベトナムのエンジニアチームとともに開発した世界初のリモートドローイングマシーン。
アプリを端末にダウンロードすることで世界のどこからでも24時間黄金町の会場で
マシーンが動かせるのですが
この会場ではタブレット端末の液晶画面をタッチすることで
リモコンカーに装着されたペンが、車を動かすことで床に線が引けるようになっていて
体験ができました。
また2階では、砂に線が引けるようになっていました。




対面で占いを受けていたかのように並んでいるテーブルと椅子
その背景に鳥が描かれています。

中谷ミチコが制作した作品《鳥の部屋》
うまく撮れなかったのですが、鳥は、壁に彫られていて胴体部分が
凹んでいます。
この建物の階段を上がっていくとピアノの調べが聞こえ
丸い穴がたくさん開いた黒い扉があります。
丸い穴を覗いてみると壁にピアノを弾く女性の姿が映しだされ、
そこでピアノを弾いているかのような雰囲気てした。

シンディー・望月さんの巷の夢



1998年改革がインドネシアに起こりスハルト独裁政治に終止符が打たれたが
今も多くの問題を抱えているインドネシア。
1997年から1998年にかけてスハルト政権抗議デモに参加した活動家たちは誘拐され
13人はその後姿をみせることはなく
大学で開かれた抗議集会では、6人の学生が治安部隊によって射殺された。
この作品は、消息不明または射殺された活動家の写真で写真の貼っていない額縁は、
政治的暴力について記憶を書き込んでいくために白紙状態にしているそうです。