平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

騙されてコラム

2012-04-23 16:28:38 | インポート

 きのう、下に掲載の「新聞を考える市民の会」に行ってきた。毎日お世話?になっている宮古毎日新聞の内実を知るのが目的だった.。社側は他社の取材を一切拒否しているので、座り込み決行中の労組の報告を聞くしかないが、それにしても報道機関として、とても信じられない状況のようだ。

 詳しい内容は労組のブログに載ると思うので、ここではひとつだけ、騙されたというか、自分の甘さを痛感したことを書く。

 宮古毎日新聞には毎日ではないが“行雲流水”というコラムがあり、時々素晴らしい文章が載る。それぞれ文体が違い、一人が担当しているとは思えないので、今回会社のどのレベルの人が書いているのか、訊いてみた。大手であれば社説に次ぐその新聞の看板だから、論説委員とかが書いてているが、もしかしたらその素晴らしいコラムを書く人が迫害を受け、たたかわざるの得なくなったのかと、ロマンティックなことを考えていた。

 ところが、それに答えて労組の代表は「自分も書いていた時期があるが、いまは外部の人に依頼しているようだ」という。なるほど外に向かっては公平を装い、権力に対しては「あれは外の人間が書いたので」と言い訳ができる。とにかくいまでは記者としての「ペン」も取り上げられ、取材方針や紙面づくりなど、密室の中でどう進められているのか、わからないというのだ。

 たたかわざるを得なくなった理由はそう違ってはいなかったが、やはり想像をはるかに超えたものだった。

 自前で生え抜きのコラムニストも育てられず、そんな状況に失望したり嫌がらせを受けたりし、若くて有能な人材は辞めたり、他紙へと流れた。それでも会社は「記者は足りていると言い張る。ちなみに宮古毎日には女性の記者は一人もいない。女性の視点はいらないと、会社ははっきり言い切ったそうだ。

 このブログにもこれまで何度か“行雲流水”をリンク、またそのまま転載させてもらった。この前は「こんなコラムを書く人がたたかわざるを得ないのだ」と書いたしまった。これからは「宮古島にもこんなコラムを書く人がいる」と読み替えてほしい(普)

*一部加筆修正を加えました(普)2012,4,24