平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

政争の具にされる沖縄

2011-02-25 21:28:38 | インポート

 19(昨日)と20日(本日)石垣に海上自衛隊掃海艇が、入港しています。

目的は①不発弾処理や災害派遣時に向けての港湾調査

      

②広報活動(自衛隊の存在を受け入れさせる宣伝活動)

 掃海艇の石垣入港は初めてです。これは、先島地域への自衛隊配備の地ならしでしかありません。そして、先島地域への自衛隊配備は、尖閣諸島が日本領土であること、領土を守るため、地域住民を守るための抑止力という理由付けです。しかし、鳩山前総理が「抑止力」は、「辺野古回帰への方便である」と暴露したように、軍隊に抑止力はありません。尖閣諸島問題は、地域住民生活の視点がありません。地域住民の生活視点でなく、海底油田の資源、経済的国策のために、先島を利用しているのです。

 「抑止力は、方便」発言も、政争の具となっている。鳩山前総理の「方便」発言を問題にするなら、米軍の機能がどの程度必要か、海兵隊が撤退すると、どの程度抑止力が失われるのか議論すべきです。しかし、そのような問いは、全くありません。政権争いの論議に利用して、沖縄住民の安全など全く考えていません。沖縄住民の平和な生活権など、頭の片隅にもない国会、マスコミ、日本国民です。

 国境沿いの私たち、沖縄・宮古・八重山の住民は、歴史的に日本の利益のために位置づけられていることを認識して、世の動きを見ていかなければなりません。 (星)