平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

宮古島市長への「PAC3の配備に反対表明の要請」

2012-03-28 21:15:58 | インポート

Securedownload1 宮古空港のシーサーはまじむんから島を守る

要請書   2012年3月28日

宮古島市長 下地敏彦殿     

宮古平和運動連絡協議会    共同代表  星野勉   上地照子

平和運動センター宮古島     議長     砂川 勝哉

 マスコミの報道によると、防衛省は「北朝鮮」の「人工衛星打ち上げ」に対応するとして、地上発射型迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)を宮古島の航空自衛隊宮古島分屯基地(上野野原)に配備するとのことです。

 私たちは、「北朝鮮」の「人工衛星」とも「長距離弾道ミサイル」とも言われる発射は、北東アジアの平和と安全に危機をもたらすものとして反対であると同時に、これに対する武力的対応として政府のPAC3の配備には断固反対するもので、先日別件の緊急声明を発表し、内閣総理大臣と防衛大臣に送付したところです。

 防衛省は今月末にも破壊措置命令を出す予定であり、PAC3の配備にあたって地元自治体との調整に入ったとの新聞報道がありました。これに対して、市長は「排除する必要はない」(25日付け「宮古毎日新聞」)とコメントしていますが、PAC3の配備は住民の安全を確保するというよりもまさに「軍事的行動」であり、宮古島の平和を守り、住民の命と安全を守るべき自治体の長として、これを承諾すべきではないと思われます。

 よって、貴職が先のコメントを撤回し、PAC3の配備に反対を表明するよう要請します。

 

以上

 市長が出張中のため、副市長が対応した。副市長は、「万が一」ミサイルが飛んできたら市民を守れないからPAC3の配備が必要だと言う。では、副市長の言う「万が一」飛んできた時に、市民をどのように避難をさせるのか、トライアスロンの最中ならどうするのか、いつもより数千人多い観光客をどうするのか、と訪ねても副市長は答えられなかった。防衛省からはあまり具体的な内容は知らされていないという返答だった。それでは、「市民を守れ」ないだろう。「危機感」と現実対応の乖離が明らかになった陳情だった。また、市長は市議会にもはからず、市民に説明をすることもなく、マスコミをシャットアウトして、防衛省とPAC3の受け入れを話し合ったという。「北朝鮮」と日本の対応は、ともに国連安保理の決議に違反することも明らかになっている。多くの市民が集い、「北朝鮮」ミサイル発射とPAC3配備という軍事行為に反対しよう。(ya)

 “宮古島を軍事の島にしないで! ”市民集会実行委員会よりお知らせ

 4月8日(土) 午後4時半~5時 カママ嶺講演「九条の碑」前にて集会

          午後5時~6時半 市内を行進



第32軍司令部壕説明版

2012-03-24 15:45:02 | インポート

 Photo_6

    第32軍指令壕説明板


2012年3月24日  宮古毎日新聞  コラム “行雲流水”をそのまま転載

 「大戦中、洗濯の行き帰り『慰安婦』が休んだという岩に銘板『アリランの碑』がはめこまれている。その後ろに、女性たちを悼み、戦争のない世界を祈る内容の碑文が、12の言語でつづられた2本の碑が建っている。その中央には『女たちへ・平和を愛する人たちへ』の碑もある。2008年、上野字野原に建立された祈念碑だ。

 宮古島に日本軍『慰安婦』問題共同調査団は、宮古には16カ所の『慰安所』の存在を確認。県内では130カ所余知られている。

 看護婦の仕事があるなどとだまされ、あるいは強制連行されるなど、日本軍の性暴力被害を受けた女性たちだ。

 07年、米下院本会議は、従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に公式謝罪を求める決議案を可決。『慰安婦制度は日本政府による強制的売春』『一部教科書や公職にある者が問題を軽視』など6項目が決議案の骨子となっている。

 今、第32軍司令部壕説明板問題で熱い論議が交わされている。説明板から『慰安婦』『住民虐殺』の記述削除に、平和ガイドや平和教育関係の10団体が、削除撤回を求めて抗議。県は『現段階の研究では第32軍司令部壕で慰安婦の存在や住民虐殺があったという確証が得られない』と応酬。『沖縄戦の実相の歪曲につながる』と反論。

 戦後60有余年、復帰40年、普天間米軍基地問題も併せて、沖縄の行く末が案じられる。『慰安婦』『住民虐殺』などが死語になる日が来てはならない」


宮古島への地上発射型迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)の配備に反対する緊急声明

2012-03-22 16:13:05 | インポート

Photo  この空にミサイルなどいらない

 

宮古島への地上発射型迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)の配備に反対する緊急声明

 田中防衛大臣は、19日の参議院予算委員会で、朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」という)による「人工衛星打ち上げ」発射が実行段階に入った場合の対応について「弾道ミサイル破壊命令を検討る」との考えを明らかにしました。さらに、このミサイルを迎撃するために政府が地上発射型迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)を宮古島に配備するとの新聞報道がありました。

 北朝鮮の「人工衛星打ち上げ」が仮に「長距離弾道ミサイル」の発射であれば、近隣諸国に徒に緊張を惹起し、北東アジアの平和に危機をもたらすと考えられるので、直ちに中止すべきです。

 一方、これに対して、地上迎撃型ミサイルパトリオット(PAC3)を配備し、ミサイルを迎撃する態勢をとることは、相手国にすれば「戦争行為」とみなされます。 現に、20094月の北朝鮮のミサイル発射に対して、当時の麻生内閣はPAC3による大々的な迎撃態勢をとり、北朝鮮が「迎撃は戦争行為とみなす」と宣言して、一触即発の危機を招きました。このようなことは、戦争への危機を招く危険性をもっています。

 国際平和は、外交的手段で構築するものであって、武力によって解決すべきでないとするのが日本国憲法の精神であり、世界の趨勢となっています。 PAC3の命中度は極めて低いだけでなく、万が一命中したとしても、空中で爆発・飛散した猛毒の有害物資が私たちの頭上に降り注ぎ、甚大な被害を被る危険性すらあります。PAC3の配備の総額は1兆円、MD配備費の総額は約6兆円とも言われています。これほどの財源があれば、東日本大震災の復興、被災者の救済にあてるべきです。 北朝鮮の予告通りなら日本領土に落下する可能性は小さいといわれていますが、それでも政府が迎撃態勢をとるのは、「北朝鮮に厳しく対応し、防衛に積極的な姿勢を内外にアピールするねらいがあり、巨費を投じたミサイル防衛(MD)システムを活用しなければ『無用の長物』と批判をうけかねない懸念もありそうだ。」(320日付「琉球新報」)からとの報道もあります。政府は、「ミサイルの脅威」や危機感を煽り国民に不安を抱かせることなく、外交努力を尽くし、冷静な対応をすべきです。

 PAC3発射システムは、トレーラー移動式のシステムであり、パトリオット発射中隊によって運用され、発射トレーラーなど10台以上の車両により構成され、自走して野外サイトに設定後、射撃態勢をとることになっています。平穏な宮古島の日常このような軍事用車両が公道を走行し、発射装置が設置されるような事態がひき起こされることは断じて許すことできません。宮古島の平和を希求する私たちは、このような地上発射型迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)の配備に断固として反対し、政府がただちに計画を中止することを求めるものです。

 

2012年3月22日              宮古平和運動連絡協議会

 

                          共同代表  星野 勉

 

 

                                 上地 照子   

 

                        平和運動センター宮古島

                        議長      砂川 勝哉 

 


知らなかった!

2012-03-21 21:09:05 | インポート

Sbca0615 おおごまだら 手のひらくらいの大きさ

琉球新報社の「落ち穂」から  

2012年3月19日  「基地と憲法 ①」  矢部宏治(書籍情報社代表)

「一昨年の秋から冬にかけて、『米軍基地観光ガイド』を作るため、沖縄にある28の基地をくまなくまわった。・・・(中略)状況は基地によって全然ちがう。嘉手納弾薬庫の警備は特別きびしかったし、その近くにあるキャンプ・シールズにもなぜか殺気が漂っていた。写真家が米兵から身分証明書を見せろと言われたり、車であとをつけられたりということもあった。

 その後調べてわかったのは、いくら『フェンスの外側』から『日本の法律を完全に守って』撮影しても、米軍側がそれを機密漏えいと判断すれば、ぼくらは逮捕されてしまうということだった。米軍の法的権利を定めた日米地位協定と、それを実行するため作られた日本の刑事特措法。その有罪ラインは全くの密室で決定されるからだ。しかも罰則は懲役10年と非常に重い」






3月19日~3月25日

2012-03-21 12:09:48 | 地元紙の見出しから

3月25日(日)宮古毎日新聞
PAC3 野原基地に配備か 防衛省
 月内にも破壊措置命令 北朝鮮(民主主義人民共和国)ミサイル 迎撃準備急ぐ
PAC3配備を容認 下地市長「排除する必要ない」
ミサイル準備「実働段階」 北朝鮮 金総書記の遺訓

仲井真知事 辺野古は不可能 普天間移、外相と会談

3月24日(土)宮古毎日新聞
防衛相。PAC3配備先自治体と調整 北ミサイルで準備指示

「国から連絡ない」PAC3配備で 宮古島下地市長

原子力安全院 原発再稼働、政治判断へ 大飯3,4号機の評価了承

*3月10日付け「私見/公論」の事実誤認の削除があった(普)

3月23日(金)宮古毎日新聞
宮古(島)配備に断固反対 PAC3で緊急声明発表 平和運動連絡協

3月22日(木)宮古毎日新聞
素案を保護者で論議 学校統合基本計画 結果踏まえ新案作成へ
 市議会一般質問 教育長 見直し手順説明

防衛相 沖縄本島と石垣島に配備PAC3北朝鮮ミサイルに備え
ミサイル計画 昨年末米側に伝達 金総書記が死亡前決定か
声明発表は「宣戦布告」 核安保サミットをけん制 北朝鮮

下地島空港施設 早期退職希望者を募集 市議会一般質問 勤続20年以上対象に

3月21日(水)宮古毎日新聞
学校統合 基本方針見直しへ 市教委 地元住民の反発受け 説明会のあり方も検討

政府 沖縄にPAC3配備へ 宮古島軸に検討を開始 北朝鮮ミサイル発射に備え
市民「両方とも怖い」 北朝鮮ミサイル発射とPAC3配備
ロシア、裏切りに怒り 対北、過去にない厳しさ

尖閣巡視、日本に主権誇示 中国 東シナ海防衛で攻勢

イラク 連続爆発、死者40人超 アラブ連盟首脳会議控え 米軍による開戦9年

3月20日(火)宮古毎日新聞
普天間2次訴訟 原告31(29)人 (垂直離着陸輸送機MV22A)オスプレイの危険性も主張
「沖縄の声、政府に届ける」 輿石氏、普天間隣接地を視察
振興法、年度内成立を約束 輿石氏、知事と会談

北朝鮮ロケット 南西諸島上空通過か 韓国、比沖に落下の見通し
実行段階で迎撃態勢 北朝鮮ミサイル対応 防衛相

○「放射能は微量でも影響」 専門家や一時帰宅者が講話 学習会開催

人材の育成を柱に 検討委 市教育ビジョン答申 将来の子供像を示す

3月19日(月)宮古毎日新聞(休刊)