平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

シナという貝

2012-01-28 17:17:22 | インポート

Kuukouwaki

≪下地空港脇・引き潮>

 宮古毎日新聞の企画欄、私見/公論に、先々週、渡久山明という方が『「シナ」等の貝類の増産を期待する』と題して、子どもの頃の豊かだった海、宮古島の自然について書かれていた。亜熱帯と日本海、雰囲気はずいぶん違うが、私も漁師の息子、身体に障害を持つことがなければ父のあとを継いでいたと思うので、興味深く読んだ。 

 あとを継ぐといっても、私が成長する頃には海はすでにその豊かさを失っていた。季節によって沿岸で、アワビ、サザエ、ウニ、ワカメ、夏はモズクや釣りなど、父は船の上からの漁だったが、他の多くが海士漁で、とくにドライスーツが出てきてからは乱獲が始まる。折しも高度成長期、市場が広がるにつれて漁民のモラル低下に拍車がかかり、加えて環境汚染で水質や大気の状態が悪化、大規模な松の植林も壊滅した。

 そのころ、上関だけでなく、山口県のあちこちに原発建設の話があり、後継ぎのいない父など、海が高く売れると、期待するようなことを言っていた。そのひとつが豊北町(現・下関市)は反対運動で原発の話は立ち消えとなり、いまでは角島という島に橋が架かり、本州最西端の地として観光客が押しかけているという。もし原発ができていたらあり得ないことだ。

 その前の同じ欄で沖縄の戦後について読ませてもらった。自然が売りの沖縄でも同じようなものか。高度成長期に大きくなり、日本経済にのっかりいまの生活のある自分も加害者の一人なのだろう。渡久山氏は「50年前のことを言ってもしょうがないと思いますが」と前置きされているが、おなじことをいまの子供たちに言わせてはなるまい。

 ところで「シナ」というのはどんな貝なのか、味わってみたいものだ(普)


1月26日~1月29日

2012-01-26 12:44:37 | インポート

1月29日(日)宮古毎日新聞
○日ロ外相 領土、実質協議持越し 共同経済活動も平行線

アジア重視、対日修復鮮明 APEC控えるロシア

宮総実(宮古総合実業高校)が審査員特別賞受賞 食の架け橋賞
 ソバの栽培研究を高評価 環境班「後輩につなげる」

下地(廣冶)校長(宮総実)に表彰伝達 (天皇陛下からの)御下賜記念 農業教育発展に寄与

1月29(土)宮古毎日新聞)
普天間固定化ならゼネスト 社民(参議院議員)山内(徳信)氏

米国防長官  地上戦力10万人削減 
 F35(戦闘機)調達遅らせる 太平洋は海兵隊の規模維持

アジア太平洋重視鮮明に 空母、抑止力要は維持 米国防総省

西城学区 「学校統廃合は白紙に」 規模(適正化)説明会で住人ら反発
*集団活動や特色ある教育を目指すというなら少ない方がいいと違うか(普)

1月27日(金)宮古毎日新聞
命と人権守られる社会を 井上(昌和・浅川身奈栄)さん薬害エイズで講演会(24日)

1月26日(木)宮古毎日新聞
沖縄の離島、無人化の恐れ TPP参加で―JA全中(全国農業協同組合中央会・萬歳章)会長
*TPPで砂糖キビ農家が壊滅すればそうなり、防衛費がかさむという論旨らしい。悲しいかな
日本人にとって沖縄・先島の住民は「人間の盾」なのだ。自衛隊の増強でも同じ結果となる(普)

偏見・差別が浮き彫り 障害者県民会議 (障害者権利)条例(仮称)策定向けヒアリング

月25日(水)宮古毎日新聞
日米中の戦略対話に意欲 外交演説 イラン核開発を懸念

1月24日(火)宮古毎日新聞
普天間移設は平行線、
防衛相、仲井真知事と会談

那覇地裁 米軍属、起訴内容認める 地位協定運用見直し死亡事故

1月23日(月)宮古毎日新聞(休刊)


1・22学習会ミニ報告

2012-01-24 14:24:34 | インポート

 八重山毎日新聞の熱烈ファンの(ya)さんからまたくわしい報告があるかもしれないが、ひとまずおとといの集会のミニ報告。

 まず講師の滝本 匠氏(琉球新報記者)から、当日新報にも掲載された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ(ことし普天間に配備の計画)の危険性から始まり、南方シフトの防衛大綱に基づく自衛隊の先島配備計画、動的防衛力など、政府・防衛省の思惑の説明があった。

 ついで比嘉 盛友氏(八重山毎日新聞記者)からは、主に八重山教科書問題について、これらの動きをもっと早く察知できなかったという反省をふくめて、報告がなされた。これは先の滝本氏からも指摘があったが、自衛隊配備について教育面からのアプローチも懸念され、その表れが今回の八重山の情況であろう。会場から多くの質問があったが、与那国が自衛隊誘致の傾く原因は、やはり「過疎」の問題が大きいという。

 一方、宮古島を振り返れば、現職の校長が任期途中で教育長に転身するなど、石垣市の場合と酷似している。これから学校規模適正化という合理化&利益誘導の問題と共に、教科書の問題も目が離せない。

 最後に、竹富町の方たちとどう連帯していけばよいのか、少し見えてきたのも収穫の一つである(普)


~今こそ問い直そう かけがえのない平和~        マスコミ労協宮連会 学習会のお知らせ

2012-01-20 15:39:59 | インポート

Sbca0647  冬のひまわり  こんなに大きく


沖縄県マスコミ労働組合協議会宮古連絡会議主催 平和学習会

~今こそ問い直そう かけがえのない平和~  米軍・自衛隊基地、教科書問題、取材現場貴社からの報告 

講師 滝本 匠氏(琉球新報記者)   比嘉 盛友氏(八重山毎日新聞記者)

日時 2012年1月22日(日)  午後3時~5時

場所  市中央公民館 2F視聴覚室

米軍普天間飛行場の移設問題、八重山地区の教科書選定問題は、沖縄の未来を大きく左右する重要な問題として報道各社が連日のように報道しています。沖縄県マスコミ労働組合協議会宮古連絡会議では「今こそ平和について考えよう」とする趣旨で学習会を開催します。講師には、米軍基地問題と自衛隊の先島配備計画に詳しい琉球新報社の滝本匠期初をはじめ、八重山地区で教科書選定問題並びに自衛隊誘致で揺れる現場で取材活動を行っている八重山毎日新聞社の比嘉盛友記者を招きます。多くの市民の皆様と現状を把握し、我々市民に何ができるのかをともに考える機会にしたいと思います。  <以上、学習会案内チラシより>

八重山毎日新聞社の大ファンです。楽しみな学習会。「宮古毎日新聞社では記者がとても苦労している」という噂でもちきりです。最近は、護憲の主張は切り捨て、憲法改悪の投稿を載せるようになっています。宮古毎日新聞社を応援する意味でも、参加しましょう。(ya)


1月16日~1月22日

2012-01-18 12:32:01 | 地元紙の見出しから

1月22日(日)宮古毎日新聞
米国防長官 優位性維持でF35必要 海兵隊仕様機も開発継続

1月21日(土)宮古毎日新聞)
尖閣諸島の実行支配強化を 日本国際フォーラム

田中防衛相 辺野古移設、県民理解に努力 仲井真知事と初会談

米国務次官補近く訪日 普天間問題で協議

不発弾を爆破処理 安全化処理作業は無事終了

1月20日(金)宮古毎日新聞
アセス評価書に批判続出 有識者審査会が初会合

下地島の国際空港活用を 市長、村長が16項目要請
 参(議)院沖特委(沖縄及び北方特別委員会)視察団が来島

1月19日(木)宮古毎日新聞
充電設備の配備提案へ EV(電気自動車)インフラ整備検討委(員会)普及へ行動計画まとまる

太陽光買取契約、前年の2倍 325件 市の補助が後押し 宮古昨年末現在

あす不発弾処理下地上地で発見 クバス浜で爆破へ

1月18(水)宮古毎日新聞
学校規模適正化説明会 島尻地区、統合に絶対反対 「地域との一体感破壊する」
*この統廃合問題できのう市議からの投稿があったが、建設業界の人か(普)

1月17日(火)宮古毎日新聞
(沖縄)県教育庁 伊(良部)高廃校方針「再検討」 「定員満たした場合」条件に
*そのためにも自衛隊の誘致を、ということか? うまいな(普)

田中防衛相 「年内着工」発言を撤回 普天間移設、沖縄の理解得る

1月16日(月)宮古毎日新聞
防衛相 「年内にできるかどうか」 普天間移設で着工時期言及

武器(輸出)三原則と使用基準混同 防衛省が認識不足

佐良浜 「学校統廃合は断固反対」 説明会で住民ら猛反発