障害者割引きはレジャーに適用されないというのに

県内有料道の無料利用７億円分　米軍車両、日本が負担

2014年4月30日 琉球新報

　【東京】日米地位協定に基づいて日本政府が全額負担する在日米軍車両の有料道路利用料について、２００８～１２年度の県内分だけで計約７８万台分の約７億３千万円に上ることが分かった。沖縄を含む全国の利用料は同じ５年間で計約４１５万台分の約３８億６９００万円だった。

　政府が２５日の閣議で決定した糸数慶子参院議員（無所属）の質問主意書に対する答弁書で明らかにした。

　糸数氏はレジャーや観光目的で使用されるバスやレンタカーにも米軍から通行証が発行されていると指摘。これに対して答弁書は、地位協定５条２項の「合衆国の軍用車両」に規定に関する米軍報告を基に、「米軍の公務のために使用されていない事例は、確認されていない」とした。

　在日米軍関係者の公務外でのレンタカー使用については０８年に、国内のほとんどの高速道路で利用料金が免除されていることが判明。米軍横田基地がホームページ上でサービスの優遇性を紹介し、レンタカーの利用希望者を募っていた。利用料金は日本が肩代わりしており、米軍が特権を乱用している実態に「米兵の娯楽にまで地位協定の特権を認めるのか」といった批判が上がった。

　会計監査院は０８年度決算検査報告で「公の目的」のために使用されたどうかを適切に調査・確認し、改善を図るよう求めている。

　地位協定５条２項は軍用車両に限り「基地外の出入りや移動には道路使用料を課さない」と定めている。車両使用者が米軍当局から「有料道路通行証明書」を受け取り、料金が免除される仕組みになっている。

４月２７日～５月３日

５月３日（土）宮古毎日新聞
○翁長（雄志那覇市長）、高良（鉄美琉大教授）の両氏に絞る　野党候補者選考委で合意
○中国公船３隻、３時間領海に　尖閣沖
○自民　憲法改正、２年後実現目指す　「環境権」創設に照準
○きょう憲法記念日、「平和を語る集い」など開催

５月２日（金）宮古毎日新聞
○（宮古島）市議会臨時会　補正予算案など４件可決　野党　「専決処分を乱用」と反発
○安倍政権の強硬手段に警鐘　糸数恵子氏　国会報告会開く
○（石破茂）自民幹事長　米同盟国と防衛協力を　集団的自衛権「容認が有益」
○【ワシントン時事】防衛指針、改定作業の延長も　普天間移転の前倒し
○安倍政権　河野談話検証、連休明け着手　結果次第でジレンマも

５月１日（木）宮古毎日新聞
○政府方針　自衛権に「集団的」明記せず　公明に配慮、個別的法整備を前面に
○「尖閣パンフ」初作成　１０カ国語に翻訳　外務省
○【ニューヨーク時事】核による「破滅の危険」今も　早期廃絶を国連で訴え　（松井一実）広島、（田上富久）長崎市長

○美ら海連絡協１３年度　オニヒトデ２万４０００匹駆除　ダイバーら延べ３４０人参加

４月３０日（水）宮古毎日新聞
○ヘーゲル（米国防）長官らと会談へ　石破茂幹事長
○核禁止条約求め２１万人署名　広島、（長崎市長が国連総長に

○「親の仕送りで生活」　宮古島市　自立にはほど遠く　１４年度予算を家計に置き換え
＊だから親の言うことを聞けということか。（普）

４月２９日（火）宮古毎日新聞
○沖縄市長選　辺野古容認の桑江（朝千夫）氏当選　安倍政権、知事選に弾み
○沖縄市長選「いい結果」　仲井真（弘多）知事
○（安倍晋三）首相が明治神宮を参拝　昭憲皇太后没後１００年で
○靖国神社を参拝　稲田朋美行政改革担当相

４月２８日（月）宮古毎日新聞（休刊）

４月２７日（日）宮古毎日新聞
○中国公船２時間領海に２週間ぶり、今年９回目　尖閣沖
○【ソウル時事】連合軍司令部を訪問　米艦首脳
○ミサイル破壊命令を解除　防衛省

あれは露払い？

米軍が宮古空港使用　来月２、４日　県は自粛要請

2014年4月24日  琉球新報
　宮古空港を使用する予定の米軍ヘリＣＨ５３＝昨年６月、宜野湾市　

　県空港課は２３日、米軍横田基地の第５空軍司令部から、普天間飛行場所属の輸送ヘリＣＨ５３Ｅスーパースタリオン２機が宮古空港を５月２日と４日に使用するとの届け出があったと発表した。フィリピンへの往復の際の給油のために使用するとしている。

　大型連休と重なり、米軍ヘリの使用中は民間機の離着陸が制限されることから、一般利用者への影響も懸念される。
　県によると、１９７２年の本土復帰以降、米軍機による宮古空港の使用は延べ９６機あるという。

　宮古空港の米軍機使用に対し、県の親川達男基地防災統括監は２３日、在沖海兵隊、在沖米総領事と外務省に対し、「民間航空機の円滑かつ安全な運航を確保する観点から、緊急時以外、民間空港を米軍が使用すべきではない」と伝え、使用自粛を要請した。

　届け出によると、米軍機２機が５月２日午前１１時～正午と、４日午後５～６時に宮古空港を使用する。
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＊１９日に小野寺五典防衛大臣、その前日にもう１機、宮古空港に自衛隊機が飛来している。あれはこの露払い。情報収集が目的だったのか。ちなみにＣＨ５３Ｅスーパースタリオンは２００４年、沖縄国際大学に墜落したＣＨ５３Ｄの派生型機である。（普）

４月２０日～４月２６日

４月２６日（土）宮古毎日新聞
○特になし

４月２５日（金）宮古毎日新聞
○「尖閣に安保適用」　大統領明言　集団自衛権容認も支持　日米首脳会談　ＴＰＰで声明ずれ込み
○米大統領　鮮烈さ欠く「強固な同盟」　ＴＰＰ、対中関係意識
○「普天間５年停止」要請を歓迎　日米首脳会談で仲井真（弘多沖縄県）知事
○米軍ヘリ２機宮古飛来中止
○「もう少し時間を」父母が訴え　宮原小統廃合　市教委が保護者説明会　９月議会に議案上程へ

４月２４日（木）宮古毎日新聞
○米軍ヘリ（ＣＨ－５３Ｅ大型輸送機）　宮古空港に飛来予定　来月２日と４日に　県、使用自粛を要請
○オバマ米大統領が来日　きょう首脳会談　尖閣防衛への言及焦点
○米大統領来日　絡み合うＴＰＰと尖閣　トップ会談控え、調整大詰め
○米大統領　尖閣防衛を明言　安倍（晋三）首相の取り組み支持
○安保適用に「断固反対」　中国、尖閣、米の介入警戒

４月２３日（水）宮古毎日新聞
○新藤（義孝）総務省が靖国参拝　中韓のさらなる反発予想
○沖縄県　竹富町単独の採択容認　教科書問題で文科省に通達
○竹富町単独の採択に難色　教科書問題で県教育長に　文科省
○文科省　全国学力テスト実施　学校別成績の公表可
○全国学テ、宮古でも実施　小６生５７９人、中３生６０１人対象
○海上自衛隊　栗国恒広さん功労表彰　「自衛隊任務に理解」

４月２２日（火）宮古毎日新聞
○（安倍晋三）首相が真榊奉納　靖国例大祭、参拝は見送り
○菅（義偉官房）長官　船舶差押え「極めて遺憾」　中国裁判所に不快感

４月２１日（月）宮古毎日新聞
○防衛省　那覇に警戒機飛行隊が発足　南西諸島の監視強化
○辺野古移設争点で一騎打ち　知事選へ前哨戦　沖縄市長選

４月２１日（月）宮古毎日新聞（休刊）
○防衛省　那覇に警戒機飛行隊が発足　南西諸島の監視強化
○辺野古移設争点で一騎打ち　知事選へ前哨戦　沖縄市長選

４月２０日（日）宮古毎日新聞
○小野寺（五典）防衛相が初来島　宮古島分屯基地で訓示
○自衛隊視察に抗議　小野寺防衛相に訴え　（宮古）平和運動連絡協
○移設反対、海上で訴え　辺野古座り込み１０年

トライアスロンにまぎれて

宮古空港前の抗議行動

　４月１９日の昼前、トライアスロン大会前日の喧騒にまぎれて、小野寺五典防衛大臣が与那国の陸上自衛隊沿岸監視部隊の施設用地造成の起工式に向かう途中、宮古島に立ち寄り、野原の航空自衛隊宮古島分屯基地を視察した。

　地元紙が何も伝えないなか（表向き宮古島市にも防衛省から連絡がなかったらしい）、下地島空港の視察という話もあった。
新聞報道によれば小野寺大臣は、宮古島分屯基地での訓示で「わが国南西の空の防人」「全国の司令基地中で最南端、最西端に位置するこの宮古島分屯基地は、まさにわが国防衛上の要衝」と言った。日本から見れば最南端、最西端であろうが、宮古島に住む者にとってはここが世界の中心、日本のための防人、日本のための人間の盾としているわけではない。沖縄諸島を日本のための「何とでもしていい存在」としか考えていない政府の意思が如実に表れている。

　小野寺が向かった与那国でも抗議行働が激しかったらしい。「島が好きだった人たちも寄り付かなくなった」という話も聞く。宮古島も同じ轍を踏むのか。

　当日、どこからも正式な発表がないのに、野原の分屯基地には、下地島空港自衛隊誘致派のグループが来ていた（それは私たちも同じだが）。小野寺は誘致派には一人ひとりと握手をしながら、基地反対を叫ぶ者には、丁寧に説明して理解を得る、というだけ。このごろ、政府の使う日本語では、丁寧に説明とは、問答無用で強引に推し進めるという意味に変わったらしい。

　こちらは文字通り、一つひとつ丁寧に反対行動を続けていく。

http://www.miyakomainichi.com/2014/04/61853/