平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

悶々

2011-10-29 15:49:46 | インポート

 すでに少し書いたが水曜日の夜、NHKラジオのニュース番組で拓殖大学大学院教授・森本敏が「使い勝手が悪いと米軍に沖縄から出て行ってもらっては困る」と言っているのを聞いて、怒りで眠れなかった。普天間移設は沖縄・辺野古でなければならないことを沖縄にも理解させるべきだ、県知事もはじめは「容認」の人だから、いつかは決断しなければと思っているはずだ、という発言の後だ。

 さすがタカ派で有名な人だ。沖縄は軍事上のただの道具でしかない。住民の存在など、頭の中にないのだろう。基地負担の軽減といっても基地がある以上望めないことで、米軍にはそんなつもりは更々ないだろう。訓練の本土移転も自衛隊との連携強化が目的だし、海兵隊のグアム移転にしても、司令部を後方に引いて、沖縄を戦場にするという米戦略に基づくものだ。

 それを十分知ったうえでの『使い勝手』の発言は、沖縄はこれまで通り、切り捨てられ、利用され、だまされる『使い勝手の良い』存在であり続ける運命だと言ったのと同じだ。そして、それを無批判に聞き流してしまう、本土のメディアの自覚のなさに唖然としてしまう(普)


八重山と連帯して

2011-10-27 11:33:51 | インポート

  

 20111026

文部科学大臣中川正春 殿<o:p></o:p>

     沖縄県八重山地区教科書採択に関する要請<o:p></o:p>

  

 日頃から教育行政を担い、ご尽力いただいておられることに敬意を表します。<o:p></o:p>

  さて、ご承知のとおり、沖縄県八重山地区の社会科公民教科書の採択に関して、一部の教育委員の理不尽なやり方の結果、残念ながら関係3市町の教育委員会において、公民教科書のみ同一教科書を採択できませんでした。<o:p></o:p>

  その後、「教科書無償措置法」に基づき、沖縄県教育委員会の指導のもとに、98日に3市町教育委員13名の全員の再協議を行った結果、「東京書籍版」の教科書を選定しました。<o:p></o:p>

  これに対して、文部科学大臣及び副大臣は「98日の協議は整っていない」との発言をし、さらに混迷を深める結果となっています。<o:p></o:p>

  この発言は、石垣市と与那国町の教育長が文部科学省に対して提出した「98日の協議は無効」との文書を根拠としているものと考えられますが、この文書は各教育委員会は認めておらず、沖縄県教育委員会も同様の態度を表明しているようにまさに「無効」な文書であります。<o:p></o:p>

  98日の3市町全教育委員による協議を超える協議機関は存在せず、沖縄県教育長も「採択地区の全教育委員によって、同一教科書の採択が行われたものと捉えている」とコメントを発表しているように正当な手続きによって決定されたものと思われます。<o:p></o:p>

  本来教科書選びは、子どもの学習に最善のものを選ぶという教育の営みです。教科書の採択にあたっては、実際に教えている教員の意見が尊重され、保護者や住民の意見も尊重されなければなりません。<o:p></o:p>

 その原点に立てば、教員・校長会、PTA連合会、住民の多数が反対している育鵬社版を選ぶことは考えられません。<o:p></o:p>

  よって、この問題でこれ以上の混乱と教育の信頼を失することを避けるために、文部科学省として真摯な対応をもって、問題の解決を図るよう次のように要請します。<o:p></o:p>

  <o:p></o:p>

 1 文部科学大臣ならびに副大臣の「98日の協議は整っていない」<o:p></o:p>

  とする発言を速やかに撤回すること。<o:p></o:p>

 2 98日の全教育委員協議の決定を尊重し、問題の解決を図ること。<o:p></o:p>

 

    ・ 宮古平和運動連絡協議会 沖縄県宮古島市平良字下里1046-1

   共同代表  星野 勉   上地照子

  (構成団体)<o:p></o:p>

 沖縄県公務公共一般労組宮古島支部  沖縄県退職教職員会宮古支部<o:p></o:p>

 コープおきなわ宮古平和グループ 人権と教育を考える会  <o:p></o:p>

 下地島空港の軍事利用に反対する宮古郡民の会<o:p></o:p>

 日本軍「慰安婦」問題を考える宮古の会  新日本婦人の会宮古かぎすま班<o:p></o:p>

 ピースアクション宮古実行委員会 みやこあんなの会  みやこ九条の会 

ゆうやなうれネットワーク<o:p></o:p>

  

 沖縄県教職員組合宮古支部 (沖縄県宮古島市平良東仲宗根928-3

 執行委員長 池村博和<o:p></o:p>

 


10月24日~30日

2011-10-26 11:47:38 | 地元紙の見出しから

10月30日(日)宮古毎日新聞
レアアース共同開発で合意 日印外相が戦略対話
*東電福島第一原発の事故でストップした日印原子力協定交渉も再開するという。今後日本ができることといえば、事故時の対応と廃炉の技術の提供だけだろう。それ以外は鉄面皮をさらすことになる。

10月29日(土)宮古毎日新聞
「統合ありき」と不満噴出 市教委 狩俣地区で説明会
 「見直しある」と宮国(博)委員長

10月28日(金)宮古毎日新聞
教職員の不適切含む 宮古でも44件 市教委で対応決定 校長4人に文書訓告

仲井真知事 評価書提出極めて残念 普天間めぐり首相と会談

普天間移設「強行しない」 一川防衛相

普天間移設先は辺野古 自民総裁

10月27日(木)宮古毎日新聞
八重山教科書問題 竹富町は無償対象外 文科省「町が購入」認める考え

玄葉(光一郎)外相 普天間「県外」発言は誤り 鳩山政権終わると思った

日米防衛相会談 出口見えぬ「進展」 仲井真知事、頭越しに反発

メア前日本部長の告訴状提出 前宜野湾市長「著書で名誉棄損」

10月26日(水)宮古毎日新聞
○アセス年内提出を伝達 防衛相、外相、米国防長官と会談

10月25日(火)宮古毎日新聞
病害虫対策協 航空野そ防除始まる 初日は上野で1700キロを散布

普天間移設 「慎重、誠実な対応を求める」 

 バネッタ米国防長官発言で 高嶺議長が緊急談話

潮流/底流 普天間、日本に進展「要求」へ
 議会対応苦慮の米国防長官 沖縄の反発必至

尖閣沖にまた中国船 2隻が接続水域を横断

首相、(陸上自衛隊)派遣準備を指示 南スーダンPKO

10月24日(月)宮古毎日新聞
米国防長官 環境評価書、年内提出促す 日本政府に、普天間移設


教科書問題・流出議事録(八重山日報)

2011-10-22 18:18:41 | インポート

「教科書問題・流出議事録」という見出しの記事が2011年10月21日の八重山日報に掲載された。玉津石垣市教育長は市民の要請をうけ、採択地区協議会の議事録を公開すると約束しているが、いまだ公開していない。以下に記事から抜粋する。ただし、八重山日報は、玉津石垣市教育長寄りに記事を書いているので、議事録からの抜粋も意図をもってなされている可能性があり、気をつけて読んでいく必要はある。

一方、八重山毎日新聞(個人的に大ファンです)が情報公開請求をしているが、いまだに正式には公開されていない。石垣女性9条の会の藤井さんという方も公開請求をしているが、4ヶ月以上回答はなく、不服申し立て中ということだ。

この「流出議事録」について、玉津石垣市教育長は誰が流出させたのかを調査していくと述べている。(ya)

以下、抜粋記事。

「正しい歴史観」   

委員 「正しい歴史観を教えていきましょうということです」 

玉津会長 「正しい歴史観とか、本当の歴史というのは、それを言ってはいけないとおもいます」

崎原用能副会長(与那国町教育長) 「歴史を勉強するのは難しい問題です。裁判所で闘争するものでもない。裁判官は歴史の専門家でもない。こどもたちへ先生の主観を教えてはいけない」

委員 「事実をとらえた教科書をえらびたい」 

崎原副会長 「摩文仁から飛んだ婦人の皆さんは、恐らく渡嘉敷や慶良間で集団自殺(ママ・ブログ注)した人間よりも多い」

委員 「子どもたちへ正しい事実に基づいた歴史観を植え付けていく、育てていくことによって、ひいては大人になったときに正しい歴史観につながっていく」

崎原副会長 「あったことは教えてもいいけれど、これが事実だよと先生が言うべきではない」

慶田盛安三副会長(竹富町教育長) 「集団自決に関しては大きな問題ですから、これを忘れてはいけない。07年の11万6千人が集まった県民大会。41市町村で行われた意見の採決などは、こういうふうなことを考えてみても・・・」(記事とぎれている・ブログ注)

集団自決に対する軍名の有無をめぐり、水掛け論のような意見交換が続いた。

社会科の教科書選定に先立ち、玉津会長は「できるだけ教科書名を、名前を言わないでの推薦をお願いします」と提案。意見交換は具体的な教科書名を出さずにすすんだ。

「調査員の推薦」

公民教科書をめぐっては2委員が「公民と道徳との横断的な内容」「思考力、判断力、表現の育成」という観点で選んだ―と述べたほかは発言がなかった。無記名投票の結果は、育鵬社版5票、東京書籍版3票だった。

数学教科書の選定に入ろうとしたとき、委員のひとりが「決まった公民のことです・・・」と異論を提案。玉津会長は「議論を蒸し返すことになる」と難色を示すが、そのまま、調査員の推薦をめぐる議論が始まった。

委員 「(調査員の報告書で、育鵬社版は・八重山日報注)あまりにもマイナス面が大きくかかれているのに、出てくるのがおかしい:

崎原副会長 「調査員の資料の文書と、私に送られてくる抗議文と内容が全く同じなんです。これを私は公平な判断とは見ていない」

崎原副会長は、調査員の報告書が他の資料の引き写しではないかと指摘した。これに他の委員が猛反発した。

委員 「調査員に失礼です。どういうふうに調査員から漏れたのか、外部からどのように指導されたのかわかりませんけど、調査員も一生懸命研究してきたことに対して、避難した言葉は撤回してほしい」

調査員の推薦をめぐる議論は、さらに白熱した。

 


10月17日~10月23日

2011-10-19 12:25:33 | 地元紙の見出しから

10月23日(日)宮古毎日新聞
国の特別保護区に指定へ 与那覇湾
 ラムサール(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)登録に前進
 池間島も鳥獣保護区に

斉藤(勁官房)副長官、(仲井真弘多沖縄県)知事と会談

普天間移設見直しに言及 自民(党谷垣禎一)総裁

10月22日(土)宮古毎日新聞
○数字で見る学校規模適正化(下)
 市教委統合計画 新たに6校舎建設 建設費用は総額62億円
*やっぱりそういうことだろう(普)

「改憲」論議、気運乏しく
 衆参、憲法審査会委員を選出

○(野田佳彦)首相沖縄入り難航も 地元硬化の恐れ、政府内に慎重論

10月21日(金)宮古毎日新聞
○数字で見る学校規模適正化(上)
 過小規模校 1人当たり管理運営費、適正規模校の3~13倍
 「統合」厳しい財政も影響

学校投合住民説明会、27日に狩俣地区で実施 市教育委員会

嘉手納爆音3次訴訟始まる 原告2万人超、最大規模 那覇地裁(沖縄)支部

普天間移設 嘉手納案を念押し 米(ジム・ウェッブ上院)議員、訪日前の(バネッタ)国防長官

最大規模で演習実施へ 陸自が九州各地で

10月20日(木)宮古毎日新聞
新ごみ処理施設建設予定地 現施設後方に変更
 当初予定地 基準値超のダイオキシン 周辺住民対象に説明会開く

仲井真知事 普天間の県外移設主張 外相、日米合意に理解を求める

玄葉外相、名護市長と会談

発電に海の満ち引き利用 川崎重工沖縄で実証試験

10月19日(水)宮古毎日新聞

○「地元の決定尊重を」 八重山教科書問題 住民が国に要望

*石垣、与那国といってる間に岩国市でも育鵬社が採択されてしまった。自分が長く住んだ町が06年に合併し、沖縄以外に唯一米海兵隊がいるところだ。いまも厚木の艦載機部隊の移駐、米軍住宅の建設にゆれる地域で、そういうところが狙い撃ちされる。もともと岸信介、佐藤栄作兄弟の地元ではあるが(普)<o:p></o:p>

 埋め立て申請も協議対象 普天間移設 米国防長官訪日時に<o:p></o:p>

 沖縄再訪の用意 自民幹事長「評価書提出は乱暴」 防衛省<o:p></o:p>

 五勇士顕彰碑周辺を清掃 海自水中処分隊、地域貢献で

10月18日(火)宮古毎日新聞
政府 米国意識し行動示す 辺野古移設なお高いハードル

10月17日(月)宮古毎日新聞(休刊)