平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

6月27日~7月3日

2011-06-29 11:43:41 | 地元紙の見出しから

7月3日(日)宮古毎日新聞
■ 宮古島市議会6月定例会一般質問要旨(1日)
オスプレイ配備、市長の見解示せ 
 上里 樹氏 下地島空港を災害時国際拠点とし、自衛隊と米軍との合同訓練に言及している北沢(俊美)防衛相の方針と、普天間飛行場へのオスプレイ配備についての市長の見解は
 下地敏彦市長 (軍事利用を示唆した)北沢発言と軍事利用しない考えを示す枝野官房長官が食い違う。北沢大臣に会う機会があれば真意を聞いてみたい。オスプレイについて政府は十分な情報を提供すべき。配備は好ましくない(*)
*大型垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ、他所のことならいやにはっきり言うが、米軍との訓練となれば他人事ではない(普)

戦争遺跡の保存活用はできないか
 亀濱玲子氏 宮古島には55の戦争遺跡がある。調査をし、保存活用はできないか
 平良哲則生涯学習部長  現在4か所平和学習で利用戦績全体の活用は今後検討したい 
*そのほか、水源かん養林拡大造成の課題と取組み、南静園の将来構想など

防衛副大臣 馬毛島への訓練移転説明
 (長野力)西之表市長 反対を強調

7月2日(土)宮古毎日新聞
下地島空港 「軍事利用させない」
(沖縄)県議会6月定例会一般質問 奥平(一夫)氏(社会大衆党・結)に仲井真(弘多)知事

グアム移転費の全額却下 来年5月までに「普天間」報告を
 (米)上院歳出委(員会)

中国共産党90年大会 富国強兵で調和社会を
 社会主義・中国「世界の東法の屹立」

7月1日(金)宮古毎日新聞
高校生島サミット 来年5月23日開催
 市議会6月定例会一般質問 環境テーマに3日間
 下地市長 北沢防衛相発言(日米共同訓練)などで軍事利用が懸念される下地島空港について「県に対して防衛相から宮古島という話は来ていない。屋良覚書、西銘確認書があり、それを順守すべきと考えている」。長崎富雄に対する答弁
*この見出しでは危うく見落とすところやった(普)

「忘れてはならない命」
 (現うるま市)宮森小(学校)で追悼式 米軍機墜落事故から52年

宮総実(宮古総合実業高校)環境班が「未来開拓賞」 日本水大賞
 日本そばの栽培研究を評価 島の水保全と食に熱い思い
*あとは大人の意識の問題だね(普)

6月30日(木)宮古毎日新聞
下地市長 下地島への災害支援物資備蓄基地
 県と連携し誘致へ

台湾漁船、尖閣領域に一時接近 領有権主張の活動家か

■ 宮古島市議会6月定例会一般質問要旨(29日)
自衛隊の配備、市長の見解は
 砂川彰浩氏 自衛隊の配備計画の具体的内容
 下地 市長 新たな配備計画は何も示されていない。具体的説明がなされた段階で判断

上院歳出小委も全額却下 沖縄海兵隊グアム移転費

ミサイル 沖縄・グアムの脅威に
 (サーマン)新在韓米司令官 北朝鮮戦力を分析

北沢発言「具体的内容把握していない」
 下地島災害救援拠点構想(沖縄県議会)で県

6月29日(水)宮古毎日新聞
「県が覚書遵守し計画」 下地島空港平和利用計画で市長

グアム整備事業費1兆9300億円以上に
 ――米監査委員会が初の試算――

エネルギーを地産地消
 スマートコミニティー(環境配慮型都市)実証へ 宮古島市

太陽光発電、来間島でモデル

6月29日(火)琉球新報
普天間飛行場移設問題 2プラス2 首相「固定化」で圧力

知事・辺野古撤回要請 対決姿勢一層鮮明に


歴史を学ぶ

2011-06-25 12:54:52 | インポート

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6月、沖縄では「平和」という言葉が満ちている。以前、近くに住んでいた広島でも「原爆の日」の前後がそうだった。もう15年ぐらいたつのか、ある人が「いまどき平和なんて言葉は使えないよ」といっていた。そのときはあまりぴんとこなかったが、いまはまさにそのことがよくわかる。

 日本の平和を守る自衛隊、世界の平和を守るための在沖米軍、沖縄・先島の平和のための下地島飛行場の軍事利用。宗教や福祉で使ってほしくない「愛」と同じくらいに、使う人によってどうにでもなる言葉だ。だからどうもなと思っていたら、こんどコメントをくれた人のお陰で、平和の形がすっきり見えてきた。

 北朝鮮を瞬時に叩き潰せる軍備を持ちながら、単なる特別職国家公務員集団と言い張る詭弁(ただし自衛隊員自身がそういう自己認識なら少し救いはある)。

 戦国時代が終わって行き場のなくなった兵力を朝鮮半島に向けたり、琉球国を侵略した国があった。メディアは伝えないが、アジアの国々が恐れているのはやはりその国の軍備なのだ。歴史は繰り返すから歴史を学び、進化しなくては。

 人の足を踏んでおいて踏んでいることにも気づかず、その痛みを知ろうとしない、自分の作り上げたものから攻撃を受ければ、パールハーバーと血迷い、戦争を仕掛ける。自分たちが正義で世界の警察(だいぶお疲れのようで、そう長くはないが)と思っている限り、思想・宗教・政治体系・民族の違いなど乗り越えられるはずがない。

 どこかの国も一所懸命保険に加入しているが、万が一の保障どころか一層危険が増す。保障の現場を担わせられる住民にとっては、決して絵空事ではない。偏った思想は破滅を招く。平和ボケも戦争マニアも許されない。

 永久中立国スイス=自主防衛の優れた国!!!ただコスタリカという国もある。

 貧困をなくさなければテロ、と呼ばれているものもなくらない。大部分の犯罪もそうだ。基地や原発を誘致しようとする人も、本気で防衛や電力のことを考えているわけではないだろう。ただ貧富の差の問題なのだ。そんなのが全くない世界をどうやって作るか、一緒に考えてほしい。期待しています(普)


自衛隊と「災害支援拠点」について考えるつどい   2011.6.23

2011-06-24 16:29:24 | インポート

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 沖教組  宮古支部の教育会館                       

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このあとも参加者は増え、40名を超えた

 

 

 2011年6月23日(木)、慰霊の日に、宮古平和運動連絡協議会主催「自衛隊配備と『災害支援拠点』について考えるつどい」が開かれました。参加者は、この間の自衛隊配備をめぐる宮古島での動きについて、様々な面から情報共有しました。

 まず話題になったのは、6月10日の小学校における自衛隊音楽会の開催でした。授業中、教育課程の時間に軍服着用の自衛隊の音楽会が開かれ、自衛隊勧誘が行われたことは全国的にも例がなく、沖縄県教職員組合でも重大な教育への介入、教育権の侵害とみなし、今後も教組全体で問題にしていくということでした。

 また、地元新聞社である宮古毎日新聞社内において、自衛隊誘致を推進するような動きがあり、記者の思いとは別の所で、編集検討委員会なるものが開かれ、書かれた記事や組合活動にも圧力をかけていることが市民より告発されました。ことによっては不買運動を展開する必要があるのではないかという意見も出されていました。

 本来のテーマである下地島空港については、「これまで策定されてきた利活用計画はどこに消えたのか?」という質問が出され、参加した市議会議員全員から、その場で回答がありました。下地島空港の軍事利用はこれまでにもたびたび画策されていましたが、推進派は「自衛隊配備に反対するなら代案を出せ」と前市長に迫ったため、前伊志嶺亮市長は、平和利用としての「災害支援拠点構想」を2008年に打ち出していました。

 今回、東日本大震災をきっかけにして、その案を逆手にとって、北沢防衛相が自衛隊配備を宣言し、そこに米軍との防災訓練をも盛り込んできています。2プラス2は、鳩山元首相の「沖縄ビジョン2008」そのままだそうです。すでに結果ありき、をあたかも必要なことがらであるかのようにカモフラージュしています。しかし、新聞報道にあるように、それは防衛省の先走りであり、矛盾が多いものであるということを、共通に確認しました。

 そこで、市民としては、そもそもの原点に戻そうという意見で一致しました。平和利用のために、大学の航空科等の誘致や宮古島本来の自然財産や人的資源によって活性化させていくことを目指そうという意見になりました。これまで何度も出てきた平和利用の案がなぜ消えていくのかを検証し、もし、平和利用できないならば、畑に戻すことをも視野にいれていこうということで一致しました。

 粘り強く、けっして諦めずに取り組んでいく意思が確認できた有意義なつどいになりました。(ya)


八重山の祈り  2011年6月22日八重山毎日新聞から

2011-06-22 21:09:35 | インポート

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2011年6月22日 八重山毎日新聞 「社説」から

      あす「慰霊の日」、沖縄戦の悲劇どう伝えるか

■海星小の平和学習
 表題の「継続と積み重ね」は市内の私立海星小学校(石垣陽一郎校長、児童91人)が、毎年6月23日の「慰霊の日」を前に5月から行っている「平和月間」のスローガンともいうべきものだ。その通り同校は1964年の創立以来、40年以上も全校挙げての平和学習を行ってきている。

 今年も5月26、27日に5年生が西表で一泊の平和学習を行ったのを手始めに各学年がそれぞれテーマを定め、戦争の怖さと平和の尊さを学んだ。1年生は読み聞かせや校内写真展を通して昔戦争があったことを知る。2年生は戦争体験者から話を聞き、戦争の大変さを知る。3年生は平和祈念館等の施設を見学して平和について学ぶ。
 4年生は石垣島内の戦跡めぐりで平和の大切さ。5年生は前述の西表一泊で南風見田の忘忽石で戦争マラリアを学ぶ。そして6年生は沖縄本島で沖縄戦の傷跡や基地の現状を学んでいる。

 22日は平和月間のまとめとして集会を開く。石垣校長によると、まさに「継続と積み重ね」で一人ひとりの子どもが6年間系統的に積み上げてきた平和学習の成果は、毎年の集会での発表に表れているという。
 子どもたちはそれぞれ感想文をまとめているが、6年生はひめゆりの塔、韓国人慰霊の塔、平和の礎、宮森小630記念館、辺野古などを見学。「最初は修学旅行気分だったが、旅行の日程が進むにつれてガイドさんから話を聞いて戦争の恐ろしさ、悲しさがわかり、もう2度と戦争をしてはいけないと思った」と感想をつづっている。
 特に宮森小の米軍ジェット機墜落事故は同じ小学生11人が犠牲になったこともあって、操縦士は脱出して生き残り、罪にも問われていないと怒りを見せ、防空壕(ごう)では赤ちゃんが泣いたら母親は赤ちゃんを殺さなければならなかったと日本兵への憤りも書いている。

■戦争をしてはいけない
 一方4年生は、マラリア有病地帯の白水や石垣島事件などの戦跡めぐりをしているが、その中で3人の米兵が日本兵50人余に殺されたことが衝撃的だったようで「日本兵は悪い」などと戦争の怖さをつづっている。
 子どもたちに戦争の悲惨さ、愚かさをどう伝えるかは確かに難しい。しかし、それでも伝えなければと学校の先生方や戦争マラリアを語り継ぐ会などが頑張り、「慰霊の日」を前にあちこちの学校で平和学習が開かれている。

 海星小の子どもたちは「沖縄本島の人は基地に囲まれ、いつ墜落するかという命の危険と騒音でかわいそう」と普天間基地の移転も書いていたが、移転どころか、新たに事故が続発し危険といわれる垂直離着陸輸送機オスプレイが来年10月に12機配備される計画が示され、沖縄の願いとは逆行、ますます危険な飛行場に突き進んでいる。

■沖縄の願いと逆行
 さらに宮古、八重山にも新たに自衛隊の配備が具体化、わたしたちの地域にまで軍事基地化が広がりつつある。
 政府は普天間の国外移設に関し「国際社会に誤ったメッセージを送りかねない」と釈明しているが、自衛隊の先島配備は中台に誤ったメッセージにならないか。反対派が懸念していた原発の安全神話はもろくも崩れ去った。自衛隊配備の懸念はどうなるだろうか。
 平和学習の教えがうまく伝わらず、この沖縄でさえ「軍備増強」を主張する人がいる。それだけに沖縄戦の教えを絶えず伝え続けなければこのような人たちがどんどん増え続け、この国の行方は果たしてどうなるだろうか。


6月20日~26日

2011-06-22 12:18:37 | インポート

6月26日(日)宮古毎日新聞
沖縄市 米軍属不起訴に抗議集会
 公務中の死亡事故

宮古島市 太陽光、風力発電18%に
 E3(バイオエタノール3%混合燃料)車、EV(電気自動)車の普及に力点

台湾の新發航運 台湾貨物船宮古就航へ 市に打診、9月にも実現
*なるほど!(普)

6月25日(土)宮古毎日新聞
(宮古)平和運動連絡協(議会) 下地島への自衛隊配備に反対
 災害支援拠点整備で集い
*やはり北沢防衛相の米軍と訓練会見については一言も触れない。誘致派にとってよほど都合の悪いことなのだろう(普)

ともしびで平和願う 慰霊の日ライトダウン 市内の飲食店など

6月24日(金)宮古毎日新聞
沖縄全戦没者追悼式 震災犠牲者に思い重ね
 「負の遺産」に苦悩し祈る

平和の礎(いしじ) 次代に思い引き継ぎたい
 宮古郷友らが祈りささげる
 「孫に語り継ぎたい」宮平定栄さん(76)那覇市在住 「見ぬ叔父に思い抱く」山本文子さん(47)浦添市在住

(沖縄県)平和記念資料館(糸満市) 宮古出身者証言映像を初設置
 地域の歴史を伝える資料に

非戦と恒久平和願う 66年目の「慰霊の日」 宮古各地で慰霊祭
 伊良部地区 300柱余の冥福祈る
 多良間 村 恒久平和願い黙とう
 城辺 地区 326柱の御霊慰める
 上野 地区 99柱に追悼の誠捧げる
 下地 地区 焼香し恒久平和誓う

避難壕涯面が崩壊 台風2号被害 下地島「中の島」

6月23日(木)宮古毎日新聞
きょう「慰霊の日」 各地で戦没者追悼式

普天間頭越し決着 菅政権 沖縄一層反発

(沖縄県・与世田兼稔)副知事に辺野古V字合意伝達(真部朗)沖縄防衛局長

○「戦争は二度と起こさせない」児童生徒ら 平和の尊さ訴える
 市内4校(南小 上野小、福嶺中、宮古高校)で集会 体験談や詩を朗読

6月22日(水)宮古毎日新聞
日米両政府(*2プラス2) 普天間移設できる限り早く
 中国意識、戦略目標を改定
*(外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会)

V字合意も見えぬ道筋
 普天間 米側にも不透明感

生徒たちが平和宣言 (伊良部)佐良浜中(学校) 「慰霊の日」にちなみ学習会

▼投 稿 平和を守る自衛隊の皆さんに改めて感謝 平良字西里 川満和彦氏
*投稿者は私のアトリエの設備をやってもらった業者の社長さん。これが狭い島で生きるということ(普)

6月21日(火)宮古毎日新聞
下地島利活用計画が始動 農業的ゾーン基本計画作成へ
 対象地区 (沖縄)県からの払い下げ調整中

戦争の悲惨さ学ぶ 久松中平和集会 上地(照子)さんが体験講話

手作りキャンドル寄贈 来間、宮原、佐良浜、平(良第)一小児童
 慰霊の日ラトダウンで使用へ
*「みんなと仲良くすることが平和の第一歩」、言うだけでなく自分もね、市長(普)