平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

断ち切るもの

2011-08-08 16:23:38 | インポート

 8月3日、経済産業省事務次官更迭のニュースが流れた。原子力安全保安院長、資源エネルギー庁長官も一緒だ。東京電力福島第一原発の事故の行方、いや、いま溶融した原子炉がどうなっているのかもわからないままに、今回も大臣を凋落して停止中の玄海原発の再稼働を画策した人たちだ。これで人心一新というが、何を一新したというのか。

 その前日、NHKラジオで厚生労働省が設定した「飲食物からの被ばく基準」について小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)がコメントしていた。

 そのコメントは鋭かった。「それ以前に、こういう基準を作る権限を誰から与えられたというのか。少なくとも日本は法治国家と思ってきた。嘘で固めた安全神話で原発を推進してきて結果が今回の事故、こんな基準を国民に強いる情況を作ったのは犯罪ではないのか。犯罪であれば裁かれなければならない。」細かいニュアンスがうまく伝えられないが、核心を突く発言に司会者も対応におたおたしていた。

 考えてみれば民主党の挙げていた「成長戦略」なるものは、今回の事故でことごとく頓挫した。エネルギー政策や原発輸出はつぶれたほうがいいが、観光立国や、とくに食の安全や、循環型社会構築の問題は取り返しがつかない。

 コメが実ったあとの稲わらを食べ、牛が育つ。その糞や落ち葉を集めてたい肥を作り、翌年それで作物を育てる。また下水の汚泥から建設資材を作るといった、昔から行われてきたことや、新しい技術も放射性物質で断ち切られてしまった。みな自分のところで作った作物は安全だと思いたいが、どこであってもそれは無理だ。生涯で100ミリシーベルト以下なら、という数字は無意味だということは言うまでもない。

 宮古島は台風が過ぎ去ったあとだ。砂糖キビなどに被害が出た。ただ力強い自然は一年たてば元に戻る。だが、目に見えない放射性物資と基地のない平和は別である。原発建設も基地の増強も、いまの宮古ならしないで済む(普)


8月1日~8月7日

2011-08-08 11:39:09 | 地元紙の見出しから

8月7(日)宮古毎日新聞
キビ葉裂傷で被害額6300万円 台風9号 塩害、今後拡大を懸念
 県宮古農林水産振興センターまとめ オクラで33万円

8月6日(土)宮古毎日新聞
南西諸島対処で新部隊
防衛省 (新防衛)大綱具体化へ報告書「防衛力の実行性向上のための構造改革へのロードマップ」

8月5日(金)宮古毎日新聞
経産(経産業省事務)次官を更迭へ (原子力安全)保安院長 (資源)エネルギー庁長官も
 原発対応、やらせ問題で引責

日立と三菱重工、統合へ 売上高12兆円の巨大企業
 13年度にインフラ集約

8月3日(水)宮古毎日新聞
汚泥からメタンガス抽出 発電利用へ新展望
 市浄水管理センター 実証プラントが完成

沖縄振興も議論停滞 一括交付金、方向見えず

次期哨戒機{P1}の機体(3か所)にひび 防衛省
*海上自衛隊哨戒機P3Cの初の国産後継機、2001年に開発に着手、川崎重工業を主契約先として航空自衛隊の次期輸送機「C2」と同時開発していた。海自厚木基地で圧力をかけて試験中(普)

8月2日(火)宮古毎日新聞
ソマリア 栄養失調、子供大量死も
 東アフリカ襲う大干ばつ

○「施設本体には影響ない」 海中公園一部損傷で市長

8月1日(月)宮古毎日新聞
(宮古)南静園に学び舎の碑建立 稲沖小中学校「歴史伝える一助に」

下地島バッタ被害 空港草地に薬剤散布 関係機関が合同で作業