今回は「哺む」です。さて、一体なんと読むのかわかりますか?
この漢字は見たことがあると思います。
それでは、この漢字が使われている言葉をいくつか挙げてみます。
ほ‐いく【哺育/保育】 [名](スル)動物の親が、乳を飲ませたり、食物を与えたりして、子を育てること。 デデジタル大辞泉「哺育」の解説 |
ほにゅう‐るい【哺乳類】 哺乳綱の脊椎動物の総称。皮膚に毛を生じ、汗腺かんせん・乳腺などがあり、子を乳で育てる。肺呼吸をし、鳥類とともに恒温動物で、心臓は完全に二心房二心室の四つに区画される。大脳半球が大きく発達。単孔類以外は胎生。中生代三畳紀の後期に爬虫はちゅう類から分かれ、新生代に急速に繁栄。現生種は有袋・食虫・翼手・霊長・食肉・クジラ・偶蹄ぐうてい・奇蹄・長鼻・齧歯げっし・ウサギなど約4300種に分類。 デジタル大辞泉「哺乳類」の解説 |
ほにゅう‐びん【哺乳瓶】 ミルクなどを入れて乳児に飲ませるためのびん。瓶の口に、ゴムなどで作った乳首状の器具を取り付けたもの。 デジタル大辞泉「哺乳瓶」の解説 |
はん‐ぽ【反哺】 〘名〙 烏のひなが成長してから、親烏に食物をくわえ与えて養育の恩に報いること。転じて、恩返しをすること。 ※性霊集‐八(1079)為弟子僧真境設亡考七々斎願文「林烏猶知反哺」 〔蔡邕‐為陳留県上孝子状〕 精選版 日本国語大辞典「反哺」の解説 |
「哺乳瓶(ほにゅうびん)」や「哺育(ほいく)」のように使うことが多い漢字です。
生き物を大事に育てたり、育てられたりするときに使う言葉ですよ。
「大自然が哺んだ野菜」や「愛を哺む」のように使うこともあります。
さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「はぐくむ」でした。
哺む(はぐくむ) ①親鳥が雛を羽で抱いて育てる。 ②大切に守り育てる。また、大切に世話をする。 ③大切に守って発展させる。 出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版) |
漢字の成り立ち
甫 屮 +田 → 図
苗を育てる畑、つまり苗代→平らに広がる、ぴたりと
くっつく
哺 口 + 甫
口をぴたりとくっつける→口にふくむ
ほかに「ふくむ」と読むこともできます。
「はぐくむ」は普段は「哺む」ではなく「育む」のほうを使うことが一般的です。
ちなみに「哺」という漢字は、えさを口に含んで子どもに与えることを意味しているとされています。
愛を哺んだカップルが登場する「新婚さんいらっしゃい!」の二代目司会者に藤井隆さんが決まりました。山瀬まみさんも卒業の方向で調整しているそうです。
■昨日のアクセスベスト3
哺乳瓶のほだとは思いましたが、読めませんでした。
はぐくむなら、育むではと。
ブロ友さんの中にも、全く読めない文字を書かれている方がおられ、調べてます(;^_^A
ブログは学びの場ですね。
読めませんでした~。
「はぐくむ」っていうとどうしても「育む」がでてきます。
哺む…口へんの漢字だからでしょうか。もっと本能的な印象を受けました。いい言葉ですね。
ありがとうございます。
読めました (^_^)v
難読漢字として載せましたが、私も「哺む」は使いません。
ブログを書くときに漢字変換で普段使わない漢字になった時はひらがなにして載せています^^
したっけ。
普段使いませんから。
漢字というのは字源をたどるとうまくできていますね^^
したっけ。
漢検2級の漢字です^^
したっけ。
頭の回転が速くウィットに富んだ方のようですね^^
哺むは読めました^^/
鳥の様子を書いたものによく出てきますね^^
良く見る漢字ですが、「ほ」しか読めませんでした~
身近でも難しいですね。
イヤミもないし、いい人選ですね。
鳥の様子そのものですね。
親鳥がヒナを育てる様子ですから、すごいですね^^
したっけ。
身近な漢字でも読めないものがありますね^^
したっけ。