徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

困ったごんぎつね

2011-02-25 19:30:00 | 教育
二学年同時に物語教材を読み進めるのは難しい。
なぜなら、各自が読み取ったことについて発表し、話し合うときに、どうしても片方の学年が野放しになってしまうからだ。
今日は、悩んだ結果、三年生と話し合いをしている間に、四年生には自分たちで話し合いをしてもらうことにした。
そしたら、「ごんぎつね」の終末の読み取りが、大変な結果に…(>_

ごんが、頷いたときの表情について、
「ぐったりとして、苦しんでいる顔」ってまとめになったのだ。
ちーがーうー(T_T)
ごんは、兵十のうなぎを盗んだおわびに、ずっとくりや松茸を兵十の家に届けていたんだよ。
それの気持ちがようやく兵十に伝わったから、嬉しかったんだよ。
そして、その気持ちに気付かずにごんを撃ってしまった兵十は、「ああ、おれはなんてことをしてしまったんだ。」と落胆するんだよ。
そのごんと兵十のそれぞれの気持ちを、四年生は全く理解していないのだ。
(くりや松茸を「お返し」と思っているぐらいだから。「おわび」と「お返し」の区別がついていないw)

これには、参った。
仕方なく、同じ場面について、明日もう一度考えることにした。
うーん、気持ちの変化って、どうしたら伝わるんだろうか。


次の日…。
焦点を絞って授業をしたら、ようやく四年生の思考が冴えてきました。
「おわび」と「お返し」の区別もやっとついたし(違う!ということを毎時間説明し続けていたのですよ。)、ごんと兵十の気持ちも分かったし。
やれやれ、ほっと一安心。