もし革命でないとすればだれも怖がらない。同時に熱心に追従する人は少ない。それでも徐々に便利なものから取り入れられる、ということになるでしょう。
洋装化の場合なら兵士、鉄道員、看護婦、警察官の服装などから始まる。デジタル化は政府、行政、大企業から始まるでしょう。それからスマホの個人ユーザーが便利なものを使いこなします。それがどこまで行くか?
変化を嫌がる人は実は相当多い。報酬につられてあるいは不便から逃れるためにいやいやデジタルを取り入れるが、なかなか普及しません。それに行政や企業の末端の人は変化が嫌いです。上からの圧力に迎合して形だけの見かけを装うからかえって面倒なことになったりします。
人々が好きでないデジタルは形骸化し、陳腐化します。予算の無駄遣いに見えてきます。そして見捨てられる。そういう虚しいものにあふれる世の中は退屈です。もし不幸にも、それがデジタル社会の行きつく先であるとすれば、本気で頑張る人はあまり多くないでしょう。■
(80 デジタルその魅力と退屈 end)
