ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

引っ越し先

2014-04-16 05:00:00 | 大阪にて

先週の月曜日に正常でない体に鞭打って行ってきた長男の新居、築10年ぐらい経っていますが、殆ど誰も住んでいなかったらしい家です。実はこの物件を探すのに2月の雪が降った数日後にこの地を訪れています。安い家があるから買おうと思っていたらしく、同じ田原台でも1丁目から9丁目まで走って行き、ゴルフ場がある山の麓にある一軒家を見せて貰ったのですが、横から山が崩れて来そうですし、広いのは良いとしても、日当たりや建て付けなどの面で難の残る家でした。この辺りの1丁目の広さは大阪市内で考えるような広さではありません。とにかく1丁目の端から9丁目の端まで遠かった。それは同じような街並みを何度も曲がったからかも知れませんが、大阪なら完全に違う町名になっています。

             

2軒目に見せて貰った物件は、未だ引っ越しが済んでなく(人は住んでませんが)、家財道具が多く残っており、空になったらどうなるのかを想像するのが難しい家でしたが、日当たりだけは良好でした。ただ土地が付いてなく、家だけを買うと言うシステムで、土地の貸借契約が終了すれば、更地にして出て行かなければならないという条件が付いている家でした。

             

3軒目に見せて貰ったのが、この物件なのでした。空気を入れ替えるのにおばあさんだけが時々泊まりに来ていたと言うお家、外観は苔っぽい色で汚れていますが、中は全く新しい、琉球畳の部屋もあり、凝った面もあるけど、長男家族にはお似合いではないように思えます。

       

コンセントも使ってないし、風呂も炊事もオール電化です。この辺りは都市ガスが来てないので、丁度良いかも知れません。ゆくゆくは太陽光パネルを付けたいとも言うのですが、そのための資金を貸せと言います。もう既に手付金の250万円は貸してあります。返ってくる目途は、孫たちが働き出して、少しは暮らしに余裕が出来てからなのかも知れません。私がそれまで生きているという保証は何も有りません。人にお金を貸すと言う行為は、自分が早く死ねと思われるだけではないかと、別に思われても良いのですが、人間不信に陥る第一歩なのかも知れません。

             

裏庭に突き出たバルコニー、ここでBBQなどを楽しむつもりなのでしょうか。楽しい時間は過ごせますが、後の片づけが待っていて、それが結構辛い時間に変わるのです。その大変な片づけをしないで放っておくと、現在住んでる家のようになってしまいます。

             

まぁ何年かかって何千万払うのか、よくは覚えてませんが、払い終わったころには、この家も二束三文の値打ちしか無くなるのです。そして、金持ちが買い取って、新しく家を建て、貧乏人に高値で売ると言う、その背景には何の労働もしないのにローンでたんまり儲ける銀行があり、貧乏人が苦しんでいても少しも手を差し伸べる気は無いのに、銀行が破たんすれば国が補てんをしてくれる、日本国とはそういう社会の仕組みが絶えない国です。


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