やっとというか、とうとうというか、ようやくというか、3月に入りました。季節で言えば春、このところとても暖かな日々が続いていますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?私は未だ寒かった2月中旬の記事を続けていますが、季節感が無いことをご容赦願いたい気持ちになってしまっています。
実際に磯釣りをするとなると、釣り座まで行って周りの状況を見れば、オキアミの残留状態、小物の散乱状態を分析して、釣れているかいないかを判断するのですが、道が濡れていたのと、磯靴では無かったので途中で帰ってきました。未だ磯釣りを始めたての頃、巡航船に乗って大島港からタクシーに頼んで、須江の地磯に行った覚えがあります。樫野からの帰途、時間があるので須江の地磯でも見てみようと思ったのですが、その当時タクシーが何処をどう走ってくれたのか、全く覚えがありません。
とにかく大島小・中学校のある大きな道ではなく、なるべく細い道を選んで須江への道を走ります。その先もなるべく林道タイプの道を走り続けると、もう自分で何処をどう走っているのかさっぱり分かりません。この先何処かへ繋がっているのか、行き止まりではないのかと不安にも駆られながら、走っていました。
少し道が太くなって車が数台停められているところがあったので、私も同じように停めて、そこからは歩きました。するとすぐに港があるのが分かりました。
私には初めての港です。先ず最初に目についたのが釣り禁止の看板、何故こんなところが禁漁区なのかよく分かりませんが、釣りが禁止されているので大島港などよりは随分きれいな波止場です。
それに人が居ないわけでもないのに静かなのです。大島港のようにひっきりなしに船が出入りすることもありません。
ひっそりとしたテトラで何やらエサを啄ばむトビ、人気が無いので安心して食べているようです。敵は同類の鳥族なのかも知れません。
ここが須江港だとはすぐには分かりませんでした。この集落の一角に芝渡船があったので、ここが須江港だと言うことが分ったのです。須江港にはしょらさん渡船と芝渡船があるのは知っていました。私は主に須江区ではしょらさん渡船を利用していたので、芝渡船には乗ったことがありません。船頭さんがどのような方なのかも知りません。
水深も随分ありそうで、釣り荒れてもなく、魚はたくさん居そうな感じですが、誰もエサをやってないわけですから、魚は集まってきてないのかも知れません。
港を一回りして戻ってくると、比較的若そうな人が軽トラに釣り道具を積んでいるのを見かけました。ジギング用の竿に見えたのですが、何処に行くのかとじっと見ていると、反対側の波止場まで行って停まりました。船に乗るのかと思ったのですが、どうもそうでは無さそう、釣りの支度をして釣りを始めてしまいました。港に停めてあった軽トラに乗ったので、地元の人かと思うのですが、釣り禁止ですよ。自分たちで決めたことを自らが守らない、そういうことが罷り通るのが我が日本国なのですねぇ。自分たちが釣りたかったら釣り禁止の看板を外さないとダメですよね。外すと外部の人が釣りに来る・・・そういう自己矛盾が見て取れます。
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