ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

西長洲八幡神社

2007-02-19 05:30:59 | 大阪にて
前述の八幡公園の南に隣接する西長洲八幡神社です。
八幡公園は普通に考えて西長洲公園と名付けられそうな公園なのに、わざわざ八幡公園と銘打っているからには、この神社の影響が強いと思われます。

          

境内の東側に『遥拝』『八紘一宇』と記された碑があります。
公園の『大東亜共栄圏』と記された平和塔とイメージが重なります。

八紘一宇とは「天下を一つの家のようにする」と言う意味で使われており、先の戦争では“アジアは地域最高の先進国である日本が家長として率いる。よって諸国は日本を中心とした秩序に従うべし”と、戦争の正当化のために使われた。

それを東に向かって遥拝せよと言うのだが、東とはおそらく『靖国神社』であるのでしょう。

          

『報国』とは「国恩にむくいるために働くこと」の意味ですが、それだけでは訳が解らないですね。
今も昔も重い税金を搾り取られながら生きていってるのに、国が私達に特別に何かしてくれたことがあるのですか?

ましてや日本国は私達日本人一人一人が寄り集まって出来ている国家であって、誰もいなければ国自体が存在しないのであり、言わば自分達のために働くのであって、国の恩などと押し付けがましく言わないでもらいたいのです。

では何故『報国』なる言葉が記されたのか・・・これはもう『天皇の恩』としか理解できません。

“天皇の恩にむくいるために働け”とは、“天皇のために死んでこい”と言われ出征して行った多くの若者を想起させられます。天皇とはなんと惨いことを国民にさせたのでしょう。
それでも当時は『報国』の精神が当たり前だったのですね。


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