ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

有田漁港

2012-05-25 05:00:00 | 田舎

紀伊有田駅周辺では2年前の5月に吐生の滝へ行った際に有田川沿いに黄色い菖蒲が咲いていたのを思い出しますが、川沿いのコースは取らず、国道の方へと歩いていきました。42号線と交差するところに信号がありますが、この信号にはよくひっかかります。大阪から来ると串本町に入って和深、平見、安指、田並と信号がありますが、感知式で滅多に車の通るところではないので、これらの信号ではまず止まることがありません。すさみ町での信号は海水浴場を過ぎると無くなり、有田の信号の次の信号が串本の街・潮岬の入り口までありませんから、この有田の信号で止められるのは、快調に走っていた車にとっては非常に残念な思いがするのです。

             

信号を渡るとすぐに有田漁港、この辺りでは比較的大きな波止場です。波止場の少し沖には一文字になった波止が築かれており、その波止には行くことができませんが、漁港の端、右から左までブラブラと歩いてみました。

             

一番左手奥まで行くと岩場が見えてきて、近づくと洞穴が貫通していて、向こう側の海が見えています。こうなれば興味はそそられる一方で、何だか危なっかしい穴ですが通ってみたくなります。

             

でもそこは浅い岩場でした。とても釣りは出来そうもありません。満潮になるともう少し海面は上がり、岩は隠れるとは思います。

             

海側から漁港の方の写真、狭いし、低いし、通っていると崩れてくるのではという思いを抱く洞窟です。

             

洞窟の前から見た有田漁港の風景、この時点で11時半ごろだったので、漁船は漁に出て未だ戻ってきていないのだと思いますが、停まっている船はダイビング用の船がやたらと目立っています。伊串の漁港や古座の漁港、串本の漁港でもダイビング用の船は滅多に見かけません。

             

近くの波止に梯子が付いていたので少し顔を覘かせてみました。どうやら赤い灯台のある目の前の波止場は、洞窟の先の岩場から危ない目を覚悟で行けば、登れるかも知れません。

             

そうこうしているうちに漁船が一艘帰って来ました。もうそろそろ駅へと戻らないといけない時間になっていたので、ゆっくり歩きながら遠目で何が釣れているのか見ていたら、カツオなどは無く、大きな魚も無さそうでした。

この時期のカツオは釣れたり釣れなかったりと、その日によって釣果はまちまちだったものの、一週間ほど前に大きな船団がナブラを見つけては網でカツオを一網打尽に獲ってしまって、今は何の釣果もないそうです。大きな船団を抱えた一部の者が獲物を独り占めし、多くの漁船が泣きをみるようなことがあって良いものでしょうか。こんな漁師の世界にも新自由主義の弊害が出てきているのです。

             

12時8分紀伊有田駅発の電車に乗り、串本駅で下車して昼食をとりました。串本駅では大きなテルテル坊主が奉られ、21日の金環日食が見られるようにと晴天の祈願をしていました。その願いは何とか達成されましたね。

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