「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

医食同源 2016・08・09

2016-08-09 21:25:00 | Weblog


今日の「お気に入り」。


     Let food be thy medicine and medicine be thy food.

                         ( Hippocrates )








  フリー百科事典ウィキペディアによれば、Hippocrates さんのことは、次のように書かれています。


   「ヒポクラテス(ヒッポクラテース、古代ギリシア語: Ἱπποκράτης、英語: Hippocrates , 紀元前460年ごろ - 紀元前370年ごろ)は

  古代ギリシアの医者。

   エーゲ海に面したイオニア地方南端のコス島に生まれ、医学を学びギリシア各地を遍歴したと言い伝えられるが、その生涯について

  詳しいことは分かっていない。

   ヒポクラテスの名を冠した『ヒポクラテス全集』が今日まで伝わるが、その編纂はヒポクラテスの死後100年以上経ってからとされ、

  内容もヒポクラテス派(コス派)の他、ライバル関係であったクニドス派の著作や、ヒポクラテスの以後の著作も多く含まれると

  見られている。

   ヒポクラテス(或いはヒポクラテス派)の最も重要な功績のひとつに、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる

  経験科学へと発展させたことが挙げられる。

   さらに医師の倫理性と客観性について『誓い』と題した文章が全集に収められ、現在でも『ヒポクラテスの誓い』として受け継がれて

  いる


   人生は短く、術のみちは長い "ὁ βίος βραχύς, ἡ δὲ τέχνη μακρή." と言う有名な言葉もヒポクラテスのものとされており、

  これは『ars longa, vita brevis アルスロンガ、ウィータブレウィス』というラテン語訳で現代でも広く知られている。

   病気は4種類の体液の混合に変調が生じた時に起こるという四体液説を唱えた。

   また人間のおかれた環境(自然環境、政治的環境)が健康に及ぼす影響についても先駆的な著作をのこしている。

   これらヒポクラテスの功績は古代ローマの医学者ガレノスを経て後の西洋医学に大きな影響を与えたことから、ヒポクラテスは

  『医学の父』、『医聖』、『疫学の祖』などと呼ばれる。」


  「 『ヒポクラテスの誓い』(日本語訳)

    現実に医学部で使用されているものではなく直訳したものを記す。

    医の神アポロン、アスクレーピオス、ヒギエイア、パナケイア、及び全ての神々よ。私自身の能力と判断に従って、この誓約を守る

   ことを誓う。

    この医術を教えてくれた師を実の親のように敬い、自らの財産を分け与えて、必要ある時には助ける。

    師の子孫を自身の兄弟のように見て、彼らが学ばんとすれば報酬なしにこの術を教える。

    著作や講義その他あらゆる方法で、医術の知識を師や自らの息子、また、医の規則に則って誓約で結ばれている弟子達に分かち与え、

    それ以外の誰にも与えない。

    自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。

    依頼されても人を殺す薬を与えない。

    同様に婦人を流産させる道具を与えない。

    生涯を純粋と神聖を貫き、医術を行う。

    どんな家を訪れる時もそこの自由人と奴隷の相違を問わず、不正を犯すことなく、医術を行う。

    医に関するか否かに関わらず、他人の生活についての秘密を遵守する。

    この誓いを守り続ける限り、私は人生と医術とを享受し、全ての人から尊敬されるであろう!

    しかし、万が一、この誓いを破る時、私はその反対の運命を賜るだろう。」

   





   冒頭の英文のおよその意味は「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事にせよ」とか。



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