「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

HEMINGWAY 孤独 Long Good-bye 2022・04・24

2022-04-24 06:55:00 | Weblog
  



   今日の「 お気に入り 」は、ウクライナ侵略戦争が始まった頃に 、衛星放送で視聴した
  アメリカ映画「 誰が為に鐘は鳴る 」 。
   インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」掲載の記事二つ 。

   引用はじめ 。

  1.1943年の映画

   「『誰が為に鐘は鳴る』(たがためにかねはなる 、原題 : For Whom the Bell Tolls )は、
    1943年のアメリカ合衆国の戦争映画 。監督はサム・ウッド 、出演はゲイリー・クーパー
    とイングリッド・バーグマンなど 。アーネスト・ヘミングウェイの小説『 誰がために
    鐘は鳴る 』の映画化作品 。映画の邦題では『 為 』という漢字が使用されている
    ( 正規版 DVD も同様 )。

    ストーリー
    スペイン内戦に義勇軍として参加したロベルトは 、ゴルス将軍の指令を受けて山間部に
    あるフランシスコ・フランコ軍の橋を爆破するため 、ジプシーのアンセルモと共に山間
    部を根城にする山賊パブロに協力を求める 。しかし 、かつて人民戦線派の戦士だった
    パブロは戦いに興味をなくし 、協力を拒む 。パブロの卑屈な態度に愛想を尽かした妻
    ピラーは 、夫に代わりジプシーたちをまとめて作戦に参加し 、ロベルトは彼らに匿わ
    れていた市長の娘マリアと心を通わすようになる 。橋の爆破には脱出用の馬が必要だ
    ったが 、パブロは馬の提供を拒み 、吹雪の夜に馬を連れて姿を消してしまう 。ピラー
    たちは『 彼を殺すべきだった 』と後悔するが 、ロベルトはジプシーのリーダーである
    エルソルドに協力を求める 。エルソルドは仲間と共にフランコ軍から馬を強奪すること
    を計画し 、同時に改心したパブロがアジトに戻り 、協力を申し出る 。エルソルドたち
    は馬を強奪することに成功するが 、吹雪が止んでしまったためフランコ軍に追撃されて
    しまう 。ロベルトたちは雪山を偵察中に追撃中のフランコ軍に出くわしそうになるが 、
    エルソルドたちが注意を引き付けたため気付かれずに済む 。ジプシーたちは包囲された
    エルソルドたちを助けようとするが 、ロベルトは作戦を優先して救助を拒否し 、エル
    ソルドたちはフランコ軍の爆撃を受け全員戦死する 。( ← 援助に反対したのはピラー 、
    エルソルドがロベルトの作戦を支援するために意図的にフランコ軍を誘導していると
    判断したため ) 。同じ頃 、別行動を取っていたパブロは恐怖に駆られてアジトに戻り 、
    ロベルトが用意していた爆弾の起爆装置を破壊してしまう 。ロベルトは作戦の中止を
    決め 、ゴルツ将軍に作戦の中止を伝える文書を送るが 、文書が到着するのが遅れて
    しまい 、既に部隊は出撃していた 。ピラーたちは作戦の続行を主張し 、そこにパブロ
    が戻り『 今度こそ作戦に協力する 』と申し出る 。ロベルトは説得を受け 、手動で爆弾
    を起動させる作戦を立案し 、予定通り作戦を決行する 。( ← 作戦を中止したのは作戦
    情報が漏れたと判断したため 。ロベルトの指示 、それでも作戦を実行したのは 、ゴル
    ツ将軍のの部隊の出撃を確認したため ) 。

    ロベルトたちは橋に爆弾を仕掛けるため橋の警備隊と銃撃戦を展開しながら爆弾を設置
    するが 、人民戦線派を破ったフランコ軍の戦車部隊が接近し 、仲間たちが次々と死ん
    でいく 。ロベルトは手筈通り橋を爆破し 、マリアやピラー 、パブロたちと共に脱出を
    試みる 。しかし 、フランコ軍の砲撃でロベルトが負傷し 、馬に乗ることが出来なく
    なってしまう 。ロベルトは一人残ってフランコ軍を迎え撃つことに決め 、その場に留
    まろうとするマリアと別れを告げ 、彼女をピラーたちに任せて戦場に留まる 。ロベル
    トは迫り来るフランコ軍の大軍を前に 、機関銃の引き金を引く 。


    監督 サム・ウッド
    脚本 ダドリー・ニコルズ
    原作 アーネスト・ヘミングウェイ 『誰がために鐘は鳴る』
    製作 サム・ウッド
    製作総指揮 B・G・デシルヴァ
    出演者 ゲイリー・クーパー イングリッド・バーグマン
         エイキム・タミロフ カティーナ・パクシヌー
    音楽 ヴィクター・ヤング
    撮影 レイ・レナハン(英語版)
    編集 シャーマン・トッド(英語版) ジョン・F・リンク(英語版)
    配給 パラマウント映画
    公開 アメリカ合衆国  1943年7月14日  日本  1952年10月16日
    上映時間 170分(オリジナル)
         134分(米国再公開時)
         130分(米国外)
         157分(特別復元版)
    製作国 アメリカ合衆国
    言語   英語 スペイン語
    製作費 $3,000,000( 見積値 )
    配給収入 1億425万円 日本

  2.原作者・ノーベル文学賞受賞者・ヘミングウェイ

   「 アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ( Ernest Miller Hemingway
    1899年7月21日 - 1961年7月2日 )は 、アメリカ合衆国出身の小説家・詩人 。
    ヘミングウェイによって創作された独特で 、シンプルな文体は 、冒険的な生活
    や一般的なイメージとともに 、20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大
    な影響を与えた 。
    ヘミングウェイは 、ほとんどの作品を1920年代中期から1950年代中期に書き
    上げて 、1954年にノーベル文学賞を受賞するに至った 。
    彼は 、6つの短編集を含めて7冊の小説と2冊のノンフィクションを出版した 。
    死後 、3冊の小説 、4つの短編集 、3冊のノンフィクションが発表された 。
    これらは 、アメリカ文学の古典として考えられている 。

    生 涯
    イリノイ州オークパーク( 現在のシカゴ )に生まれる 。
    父は医師 、母は元声楽家で 、ヘミングウェイには1人の姉と4人の妹がいた 。
    彼は幼い時 、母の変わった性癖によって強制的に女装をさせられており 、
    彼はそのような母の性癖を子供心に疎んじていたという 。一方 、父は活動的な
    人物で 、ヘミングウェイは父から釣りや狩猟 、ボクシングなどの手ほどきを
    受け 、生涯の人格を形成していった 。父は後に自殺している 。

    高校卒業後の1917年 、カンザスシティの地方紙「 カンザスシティ・スター
    ( 英語版 )」( 英 : The Kansas City Star )紙の見習い記者となるも退職 。
    翌年 、赤十字の一員として第一次世界大戦における北イタリアのフォッサルタ
    戦線に赴くが 、その戦線で負傷兵を助けようとして自らも瀕死の重傷を負う 。
    この時に病院で出会った7歳年上の看護婦に恋をしたが 、この恋は実らずに
    終わった 。

    戦後はカナダ・トロントにて「 トロント・スター 」( 英 : Toronto Star )紙
    のフリー記者をつとめ 、特派員としてパリに渡りガートルード・スタインらとの
    知遇を得て小説を書き始めた 。

    行動派の作家で 、1930年代には人民戦線政府側としてスペイン内戦にも積極的に
    関わり 、その経験を元に行動的な主人公をおいた小説をものにした 。
    『 誰がために鐘は鳴る 』『 武器よさらば 』などはそうした経験の賜物であり 、
    当時のハリウッドに映画化の素材を提供した 。

    短編には簡潔文体の作品が多く 、これらはダシール・ハメット 、レイモンド・
    チャンドラーと後に続くハードボイルド文学の原点とされている 。

    1954年 、『 老人と海 』が大きく評価され 、ノーベル文学賞を受賞 。同年 、
    二度の航空機事故に遭う 。二度とも奇跡的に生還したが 、重傷を負い授賞式
    には出られなかった 。以降 、これまでの売りであった肉体的な頑強さや 、
    行動的な面を取り戻すことはなかった 。

    晩年は 、事故の後遺症による躁鬱など精神的な病気に悩まされるようになり 、
    執筆活動も次第に滞りがちになっていった 。1961年7月2日の早朝 、散弾銃
    による自殺を遂げた( 当初は銃の手入れの際に起きた暴発による事故死と
    報じられたが 、後に遺書が発見されたため 、自殺と断定された )。」

    引用おわり 。

    
    長い 、長いテーブルの両端に座る大統領と大統領 。
    長い 、長いテーブルの片隅に不安げに座る軍幹部と遠く離れて対座する大統領 。
    短い 、短いテーブルをはさんで対座する外務大臣と大統領 。
    とてもシュールで 、メタフォリカルな風景 、演出 。

    He can do whatever he wants.
    
    大統領の孤独






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