「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

COHERENCE PRINCIPLE 一貫性の罠  Long Good-bye 2022・10・29

2022-10-29 05:39:00 | Weblog



   今日の「 お気に入り は 、ネットで見掛けた どなたかの文章のひとくだり 。

   「 いちど決めたことは取り消せない 。」

   「 一旦コミットメントしてしまうと 、ひとはそこから逃れられなく
    なる 。・・・
    過去の選択を正当化してしまう ・・・ 。」

   「 他人から注入された信念は否定することが出来るかもしれないが 、
    自分で自分を否定するのは不可能だ 。」

   「 社会のなかで生きていくためには 、約束を守ったり 、
    言動に筋が通っているのはとても重要だ 。会うたびに言う
    ことが違うようでは 、誰も信用してくれない 。『 前の話と
    違うじゃないですか 』と言われると 、僕たちはとても
    動揺する 。一貫性がない→信用できない→社会的に価値がない 、
    という無意識の連鎖が働くからだ 。
     だから 僕たちは過去の判断をなかなか覆せないし 、その判断
    と現状が矛盾することに耐えられない 。要するに 、失敗を認める
    ことが出来ない 。」

    「 旧領復活 」、「 強いロシア 」のドグマにとり憑かれ 、
     嘘に嘘を重ね 、引くに引けない「 一貫性の罠 」に陥っている 、
    わかりやすい 、危険なナルシスト 。死してのち已む 。


   ( ついでながらの
     筆者註:「 一貫性の原理( いっかんせいのげんり )は 、人間の持つ
         心理の一つである 。この用語は マーケティング でも応用
         されることがある 。
         概 要
          人には 、自身の行動 、発言 、態度 、信念 などを 一貫
         したものとしてあらせたいという心理 があり 、これを
         『 一貫性の原理 』と呼ぶ 。この心理の根底には 、一貫性
         を保つことは 社会生活において 他者から高い評価を受ける
         という考え 、複雑な要因の絡み合った社会生活での将来的
         な行動決定において より簡易に行動を決定することができる
         などの要因があるといわれる 。
          例えば 買い続けている月刊誌が内容が面白くないと感じて
         も 、新刊が出ると つい買ってしまったり 、好きな歌手の
         CDだからという理由だけで買ってしまう という行動など
         である 。また 一旦観だした映画は たとえ 途中で面白く
         ないと感じた場合でも 、最後まで見てしまうなどなどが
         例として挙げられる 。
          『 自らが何らかの物事にかかわりを持っている 』場合と
         『 他人に注目されている 』場合には 特に一貫性の原理が
         働きやすい 。前者では 人から手伝いを頼まれ引き受けると
         2度目以降も断りにくくなる といった例 、後者では 禁煙
         を実行する際に 一人でするよりは 家族や友人 、同じ目的
         を持つサークルなどの中で 宣言して行う場合のほうが 成功
         しやすいなどがあげられる 。
        ・マーケティングやビジネスへの応用
          『 フット・イン・ザ・ドア・テクニック 』と呼ばれる手
         法は『 一貫性の原理 』を利用しているビジネスの例である 。
          これは 、顧客に対して 小さな( 一般的には顧客にとって
         損失のない )要求を行い 、それが受け入れられてから
         大きな要求を行う という手法である 。試食 という プロモ
         ーション戦略 には『 返報性の原理 』が働く場合もあるが 、
         客が求めていない状況で 積極的に 試食や購入を促すケース
         では 、試食を受け入れた顧客が 、自身の行動の一貫性を
         保ちたいがために 購入の要求も受け入れてしまうという 、
         『 一貫性の原理 』も働いている場合がある 。『 フット・
         イン・ザ・ドア・テクニック 』という名前は 、訪問販売員
         が開いたドアの間に足を入れ 、話だけでも聞いてほしいと
         いう小さな要求を足がかりに販売成功に持っていくという話
         に由来する 。
          また 、『 ローボール・テクニック 』( 特典除去法 )と
         呼ばれる手法も『 一貫性の原理 』を利用している例である 。
          これは 悪い条件を隠しておき 、顧客が購入を決定した後
         で条件を出すという手法である 。中古車ショップなどで掲
         げられている金額が車体本体の価格のみで 、重量税などの
         諸経費が含まれていないことが購入を決めた後で判っても 、
         一度購入すると決めた後では その決定を覆してまでキャン
         セルしようとはなかなか考えない 。購入を決めた後で 、
         手違いにより在庫がないと伝えられ 、ワンランク上の商品
         なら多少金額が上乗せになるが在庫があると伝えられると 、
         仕方がないとして購入してしまう 。こういった手法を指す
         言葉である 。不動産業をはじめ多くのビジネスで広く
         『 おとり広告 』というこの心理を利用した販売テクニ
         ックが利用されてきた 。「 ローボール・テクニック 」と
         いう名前は 、キャッチボールで 、初めは取りやすい高さ
         の低い球筋のボールを投げ 、徐々に高い球筋のボールに
         上げていくと 、高い球筋のボールでもキャッチできるよう
         になるという話に由来する 。」
         以上ウィキ情報 。)



                  
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