今回は、凝りの解消バイブルの第2回目、凝りの原因の1つ「悪い姿勢」を正す方法の紹介です。(以下、nikkei WOMAN onlineから一部抜粋)
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『 3大原因の中から、まず「姿勢」を取り上げよう。肩や首が凝る姿勢の代表といえば、パソコンを操作する姿だろう。猫背であごが出て、前かがみになりがち。すると頭の重さが肩や首の後ろの筋肉に集中する――というのが、よくいわれる説明だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/8d/0a170fecaeddef7dcf7bb69067f2be3c.jpg)
これはもちろん間違いではない。でも、背すじを伸ばした“いい姿勢”を心がければ、肩が凝らなくなるだろうか? 最初はがんばって姿勢をキープしても、しばらくするとほとんどの人が、普段の前傾姿勢に戻ってしまう。まるで“形状記憶”だ。
実際、このゆがんだ姿を体に“記憶”している組織があるという。それが「筋膜」だ。
■ 筋膜がよれて固まりゆがんだ姿勢を“固定”する
筋膜とは、筋肉や内臓、骨などを覆う薄い膜のこと。表皮のすぐ下で全身をタイツのようにおおう浅筋膜(せんきんまく)と深筋膜(しんきんまく)、筋肉を包む筋外膜(きんがいまく)、筋肉の中で線維を束ねる筋周膜(きんしゅうまく)や筋内膜(きんないまく)といった具合に、筋膜は何層にも重なっていて、しかもあらゆる膜が連続的につながっている。
「姿勢を維持する力は、かなりの部分を筋膜のテンションが支えています。“第二の骨格”と呼ばれるほど」(竹井さん)。
筋膜の中には、コラーゲンとエラスチンという2種類のたんぱく質線維が、メッシュ状に張り巡らされている。コラーゲンはほとんど伸びないが、エラスチンは伸縮性に富み、2.5倍もの長さまで伸びる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/3f/da36b9fc7720e1b094b4bb32a0aa5b72.jpg)
前ページに挙げたような慢性凝りの部位では、筋膜も固まっている可能性大。よれた筋膜が、体全体を前かがみに固めてしまうので、背すじを伸ばしたいい姿勢を維持するのが難しくなる。筋膜の「形状記憶」作用だ。
日ごろよく動いている部位の筋膜は、エラスチンがよく伸縮する。だが、あまり動かない場所のエラスチンは動かない。するとコラーゲンがエラスチンにまとわりついて凝集し、伸縮性を失う。膜同士が接していれば、互いに癒着する。いわばコラーゲンが凝縮して固まった「煮こごり」のような状態だ。先ほどのパソコン姿勢でいえば、動きの少ない肩甲骨(けんこうこつ)や鎖骨(さこつ)まわり、常時いすで圧迫される太もも裏などは、“煮こごり化”している可能性が高い。
「筋膜は全身でつながっているので、どこかが固まるだけで、全身に影響します」と竹井さん。縮んでよれた筋膜が、姿勢をゆがませてしまうのだ。
だから煮こごりをあちこちに抱えた体では、背すじを伸ばせという方が無理。パソコンの前で背中を丸めた姿を、筋膜が形状記憶しているわけだ。
■ よれた筋膜を伸ばせば筋肉が自由になる
「運動をすればいいのでは?」と思った人もいるかもしれない。もちろんしないよりはずっといい。ただ、「いい姿勢で体を動かす必要があります。偏った姿勢のままでは、動きも偏ってしまう」(竹井さん)。運動するにしても、その前に煮こごりを何とかした方がいいということだ。
ではどうするか? 筋膜が固まりやすい場所は、凝りを感じる場所とは必ずしも一致しないので、凝り部位とは違う所をほぐす必要がある。日経ヘルス 2010年11月号の特集のメソッドは、そんな考えがベースになっている。
特に、「90秒超伸びストレッチ」は、全身の筋膜を一気に伸ばす。「自然に伸びをするときのように、大胆に時間をかけてやるのがコツです」(竹井さん)。90秒伸ばすことで、凝集していたコラーゲンがほぐれて筋膜が伸びると、背すじも自然と伸びていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/91/65c34891223a596143f1f5adac036fcb.jpg)
☆ 新発見!
背骨のまわりをほぐすと姿勢が改善、凝りも消える
「いい姿勢」を妨げている要因は、筋膜以外にもありそうだ。千葉大学整形外科の見目智紀医師が行っている研究。肩こりを抱える人の胸椎(きょうつい=背骨の一部)に、整体で行われるような関節を鳴らす手技を施すと、背中の左右に開きがちだった肩甲骨の位置が中央に戻り、猫背気味だった背骨のカーブも改善することがわかってきた。特に、女性でこの傾向が強くみられた。同時に、肩の凝り感も和らぐという。「胸椎の周囲がほぐれると、肩甲骨が自由に動けるようになり、本来の位置へ楽に回復するのでしょう。女性は、肩甲骨を寄せる筋肉が弱くて左右に開いている人が多いのだと思います」(見目医師)。研究は現在も進行中。結果に注目だ。 』
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P.S.
10/27に続いて、昨日28日もランクインしました。2009/12/3から695日間で、686回ランクインしたことになります。164万gooブログ中の3,144位で、通算729度目、訪問者数254名(累積212,941名)でした。みなさん、どうもありがとう。(目障りでしょうが、殿の記憶のためのメモです)
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『 3大原因の中から、まず「姿勢」を取り上げよう。肩や首が凝る姿勢の代表といえば、パソコンを操作する姿だろう。猫背であごが出て、前かがみになりがち。すると頭の重さが肩や首の後ろの筋肉に集中する――というのが、よくいわれる説明だ。
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これはもちろん間違いではない。でも、背すじを伸ばした“いい姿勢”を心がければ、肩が凝らなくなるだろうか? 最初はがんばって姿勢をキープしても、しばらくするとほとんどの人が、普段の前傾姿勢に戻ってしまう。まるで“形状記憶”だ。
実際、このゆがんだ姿を体に“記憶”している組織があるという。それが「筋膜」だ。
■ 筋膜がよれて固まりゆがんだ姿勢を“固定”する
筋膜とは、筋肉や内臓、骨などを覆う薄い膜のこと。表皮のすぐ下で全身をタイツのようにおおう浅筋膜(せんきんまく)と深筋膜(しんきんまく)、筋肉を包む筋外膜(きんがいまく)、筋肉の中で線維を束ねる筋周膜(きんしゅうまく)や筋内膜(きんないまく)といった具合に、筋膜は何層にも重なっていて、しかもあらゆる膜が連続的につながっている。
「姿勢を維持する力は、かなりの部分を筋膜のテンションが支えています。“第二の骨格”と呼ばれるほど」(竹井さん)。
筋膜の中には、コラーゲンとエラスチンという2種類のたんぱく質線維が、メッシュ状に張り巡らされている。コラーゲンはほとんど伸びないが、エラスチンは伸縮性に富み、2.5倍もの長さまで伸びる。
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前ページに挙げたような慢性凝りの部位では、筋膜も固まっている可能性大。よれた筋膜が、体全体を前かがみに固めてしまうので、背すじを伸ばしたいい姿勢を維持するのが難しくなる。筋膜の「形状記憶」作用だ。
日ごろよく動いている部位の筋膜は、エラスチンがよく伸縮する。だが、あまり動かない場所のエラスチンは動かない。するとコラーゲンがエラスチンにまとわりついて凝集し、伸縮性を失う。膜同士が接していれば、互いに癒着する。いわばコラーゲンが凝縮して固まった「煮こごり」のような状態だ。先ほどのパソコン姿勢でいえば、動きの少ない肩甲骨(けんこうこつ)や鎖骨(さこつ)まわり、常時いすで圧迫される太もも裏などは、“煮こごり化”している可能性が高い。
「筋膜は全身でつながっているので、どこかが固まるだけで、全身に影響します」と竹井さん。縮んでよれた筋膜が、姿勢をゆがませてしまうのだ。
だから煮こごりをあちこちに抱えた体では、背すじを伸ばせという方が無理。パソコンの前で背中を丸めた姿を、筋膜が形状記憶しているわけだ。
■ よれた筋膜を伸ばせば筋肉が自由になる
「運動をすればいいのでは?」と思った人もいるかもしれない。もちろんしないよりはずっといい。ただ、「いい姿勢で体を動かす必要があります。偏った姿勢のままでは、動きも偏ってしまう」(竹井さん)。運動するにしても、その前に煮こごりを何とかした方がいいということだ。
ではどうするか? 筋膜が固まりやすい場所は、凝りを感じる場所とは必ずしも一致しないので、凝り部位とは違う所をほぐす必要がある。日経ヘルス 2010年11月号の特集のメソッドは、そんな考えがベースになっている。
特に、「90秒超伸びストレッチ」は、全身の筋膜を一気に伸ばす。「自然に伸びをするときのように、大胆に時間をかけてやるのがコツです」(竹井さん)。90秒伸ばすことで、凝集していたコラーゲンがほぐれて筋膜が伸びると、背すじも自然と伸びていく。
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☆ 新発見!
背骨のまわりをほぐすと姿勢が改善、凝りも消える
「いい姿勢」を妨げている要因は、筋膜以外にもありそうだ。千葉大学整形外科の見目智紀医師が行っている研究。肩こりを抱える人の胸椎(きょうつい=背骨の一部)に、整体で行われるような関節を鳴らす手技を施すと、背中の左右に開きがちだった肩甲骨の位置が中央に戻り、猫背気味だった背骨のカーブも改善することがわかってきた。特に、女性でこの傾向が強くみられた。同時に、肩の凝り感も和らぐという。「胸椎の周囲がほぐれると、肩甲骨が自由に動けるようになり、本来の位置へ楽に回復するのでしょう。女性は、肩甲骨を寄せる筋肉が弱くて左右に開いている人が多いのだと思います」(見目医師)。研究は現在も進行中。結果に注目だ。 』
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P.S.
10/27に続いて、昨日28日もランクインしました。2009/12/3から695日間で、686回ランクインしたことになります。164万gooブログ中の3,144位で、通算729度目、訪問者数254名(累積212,941名)でした。みなさん、どうもありがとう。(目障りでしょうが、殿の記憶のためのメモです)