地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

NEO (Near Earth Object)

2007年12月23日 11時08分18秒 | 大気圏外ネタ


一昨日の同友会久留米支部忘年会と、昨日の同友会内の「GIEMON小屋」の
忘年会をこなしました。

今朝のニュースの類からのピックアップ。

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火星に隕石が衝突? 来年1月30日、75分の1の確率で

12月22日10時3分配信 産経新聞

 【ロサンゼルス=松尾理也】米航空宇宙局(NASA)の研究機関ジェット
推進研究所(カリフォルニア州)は21日、直径約50メートルの隕石(いんせき)
が来年1月30日に、75分の1という高い確率で火星に衝突するとの予測を発
表した。

 この隕石は2007WD5と名付けられ、現在時速約4万5000キロの速度
で地球と火星との間を飛行している。衝突した場合の衝撃の規模は広島型原爆
200個分に相当する3メガトンに達し、1908年にシベリア地方で起きた巨大
隕石落下に匹敵するという。

 火星では現在、複数の火星探査機が活動を継続中で、関係者は、衝突が起きれば
科学的にきわめて興味深いデータが得られると期待している。

 太陽系の地球以外の惑星に対する隕石の衝突は、1994年にシューメーカー・
レビー第9彗星が木星に衝突したのが確認され、当時話題を呼んだ。

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火星に小惑星衝突の可能性、来年1月30日…NASA発表

12月22日19時37分配信 読売新聞

 米航空宇宙局(NASA)は21日、直径50メートルほどの小惑星が、来年1月
30日に75分の1の確率で火星に衝突する可能性があると発表した。

 この小惑星は「2007WD5」という名前で、11月に発見され、地球に接近し
てくる小惑星の「監視リスト」に載せられていた。現在は地球と火星の間を飛んでい
るが、最新の計算結果によると、火星の公転軌道を時速4万5000キロ・メートル
で横切り、火星の五万キロ・メートル以内に近づくことがわかった。

 もし火星に衝突した場合は、直径1キロ・メートル程度のクレーターを火星の表面
に作ると予想される。火星には同規模の小惑星が1000年に1度ぐらいの頻度で衝
突しているとみられている。

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「関係者は、衝突が起きれば科学的にきわめて興味深いデータが得られると期待し
ている」とのこと。

仮に衝突するとして、火星表面で数年前より探査活動を行なっている自立走行
ロボット「スピリット」・「オポチュニティー」それぞれの活動地域からは、遠く
離れた場所が衝突エリアとして予想されているので、とりあえず安全らしく、逆に
大隕石(小・小惑星)落下による火星の地形・大気・粉塵の飛散などの被害状況を
確認出来るので観測者たちは喜んでいるものと思われます。

この小惑星「2007WD5」、今年11月20日に発見されたものですが、発見
前の軌道を逆算してみると、発見される前の11月1日には地球から750万㌔の
距離の位置を通っていたとのこと。地球⇔月間の距離の20倍も離れたところを
通り抜けていたらしいのですが、それを安全と感じるか危険と感じるか、人それ
ぞれでしょうが。

Wikipedia「地球近傍小惑星」の項から抜粋。

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地球近傍小惑星の脅威

白亜紀の終わりの地層に発見されたK-T境界(白亜紀 - 第三紀境界層)は、巨大な
彗星か隕石の衝突によってもたらされたことがわかって来たが、その元として地球近傍
小惑星の存在が浮上してきた。

天体の地球への衝突の脅威は、1994年7月16日のシューメーカー・レヴィ第9彗星の木星
への衝突により広く知られるようになった。木星へは、地球以上に多くの天体が衝突
していると考えられている。

直径1kmほどの小惑星の地球への衝突は100万年に数回、5kmほどの小惑星の衝突は
1000万年毎、小天体の衝突は毎月2、3回起こっていると考えられている。

これまでに数回間違った警報が出ているが、多くの小惑星が地球に衝突する危険性が
あることが知られている。2002年4月、NASAはアポロ群の小惑星 (29075) 1950 DA
(直径1km)が2880年3月16日に0.3%の確率で地球に衝突すると発表した。この確率は
他の小惑星の危険性の1,000倍に当たる。

2004年には、これまでの地球接近記録を更新する2個の小惑星が発見された。3月18日に
アテン群の小惑星2004 FH(直径30m)が地球の表面からの距離4万2740kmまで接近し、
3月31日には同じくアテン群の2004 FU162(直径6m)が同6350Kmまで接近した。

2006年7月3日には、2004 XP14が地球から約42万kmの位置を通過した。

このように、地球近傍小惑星はその軌道によっては地球に衝突する可能性も考えられ
る。小さな小惑星の衝突でも甚大な被害が予測されることから、これらの小惑星を発見
し監視するためのプロジェクトが世界各地で行われている。

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近年の小惑星観測技術の向上により、小惑星衝突の危険性とその可能性が大きく
クローズアップされておりまして、「天が降ってくる恐怖」とでもいいますか、たかが
直径数十㍍の大型隕石の落下でも、地表には数千㍍の直径のクレーターが発生します
し、海洋に落下したならば、沿岸は地震での津波など比較にならないほどの大波に
より壊滅してしまいます。

もう一つ、Wikipedia「地球近傍天体」の項を転記。

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地球近傍天体

地球近傍天体(ちきゅうきんぼうてんたい)とは、地球に接近する軌道を持つ天体
(彗星、小惑星、大きい流星体)の総称。英語でNEO (Near Earth Object) と呼ばれ
ることもある。地球に接近することから衝突の危険性を持つ反面、地球からの宇宙船が
容易に到達しやすく(月よりはるかに少ない速度増分 (ΔV) で済むものもある)、今後
の科学的調査と商業開発において重要になると考えられている。

NASAは1km以上の全ての地球近傍天体をリストに載せる議会命令を公布した。この大き
さもしくはそれ以上の大きさのNEOは、地球に衝突すると地球単位の重大な災害を引き
起こす。これまでにおよそ500個の危険性があるNEOが発見された。最も広く受け入れら
れた見積りによると、まだ見つけられていない地球近傍天体が500個以上もあると見ら
れている。アメリカ、EUおよび他の国は現在、地球近傍天体のためにスペースガードと
いう捜索プロジェクトで捜索を続けている。なお、現在調査されていない全天の約30%
をカバーするために、オーストラリアで既存の望遠鏡を利用する動きが進められている。

種類とサイズに従った地球近傍天体の分類

流星体:50m以下。
小惑星:50m以上→地球近傍小惑星を参照
彗星

[編集] NEOの総数
2006年8月31日現在、4187個が発見されている。このうち彗星が57個、アテン型小惑星
が330個、アモール型小惑星が1613個、そしてアポロ型小惑星が2181個である。このう
ち792個は『潜在的に地球と衝突する可能性をもつ小惑星』(PHA;Potentially Hazardous
Asteroid)に分類される。このPHAのうち162個と、その他838個は直径が1km以上ある。

[編集] 衝突の危険性の見積もり
天体が地球に衝突する危険性の見積もりは2つある。
トリノ・スケール (Torino scale) ……計算が簡単。
パレルモ・スケール (Palermo Technical Impact Hazard Scale) ……計算が複雑。
2004年12月25日に、小惑星 (99942) アポフィスはこれまでで最大のトリノ・スケール
4と認定された。2004年12月27日の時点で、2029年4月13日に2.7%の確率で地球に衝突
すると報じられたが、12月28日、さらなる計算の結果、衝撃の危険はおよそゼロまで落
ちた(トリノ・スケールも0になった)。 トリノ・スケール1以上の小惑星は2053個あ
るが、その数は観測の数が増えるにしたがって低下すると予想されている。

現在、パレルモスケールが最大と予想される小惑星は (29075) 1950 DAであり、2880年
3月16日に地球と衝突すると予想されている (p≤0.3%)。 この衝突が起こると、1950 DA
との衝突で放出されたエネルギーは地球の生物の大量絶滅を引き起こすであろう。しか
し、人類には1950 DAの軌道の見積りを改良し、必要ならばその向きをそらすための時
間が800年以上ある。

NASAは、the most significant NEO threatsで今後100年間で地球に衝突する危険性
がある小惑星のリストを公開している(1950 DAは含まれない)が、そのうちほとんど
全ては軌道計算の確定に伴いリストから外れる公算である。

[編集] NEOのニアミス
2004年3月18日、2004 FH(直径30m)が地球の上空約4万3000km上を通過し、地球近傍
天体の地球への接近記録を更新した。天文学者たちは接近の3日前に発見していた。検
出から最接近までの時間は一見短いかもしれないが、2004 FHは非常に小さい。このよ
うな、地球単位の災害を及ぼす可能性があるNEOははるかに早く見つけられるだろう。

そのわずか2週間後の3月31日、2004 FU162は地球の上空6,500kmを通過し、2004 FH
の記録を大幅に塗り替えた。この小惑星が検出されたのは最接近のわずか9時間前だっ
たが、推定直径10mと非常に小さかったので、地球に突入したならば大気圏中で無事に
燃え尽きたと予想されている。

これら2つと同じくらい小さい天体は、小惑星というよりむしろ流星体として分類される。

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個々人の危機管理意識のみでは到底及びもつかぬ脅威群の中に、比較的最近になって
新たに仲間入りした【地球近傍天体:NEO (Near Earth Object)の衝突】の危険性。
小天体観測技術が向上していくにつれ、我々の安全とその永続が、細い平均台の上の
演技の様に、かなり際どいものであることがわかります。

どーにかして衝突しそうなNEO軌道をそらせ、と言ってもNEOの衝突軌道変化を安全に
行なえるまでの技術を我々が手に入れるには、まだ数十年はかかるでしょうから、その
間は、神様にでも祈っておくしか手は無い様です。

仮に、衝突のわずか数時間前に発見され警報がだされたとしても、今のところ、何の
手立ても打てないのは歴然としています。



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