地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

モスクワ川

2011年05月16日 22時04分59秒 | うろつきアーカイヴス


4月28日、午前中はクレムリンすぐ東のオーポラロシア本部で、来訪中のバシコル
トスタン責任者へのプレゼンというか諸々打合せ。

午後、モスクワを離れる前日なので、モスクワ川をミニツーリングする観光船上で
のフェアウェルパーティーが開催されました。


(モスクワ川はボルガ川の小さい支流の中の1本。この水はやがてカスピ海に流れ
込みます。写真の川船のテント屋根付きトップデッキで催されました)


(チョウザメ一匹丸々調理してありました。ウェイトレスのオネーサンと比較し1.5㍍
は下るまいと見込みました)


(チョウザメとともに真っ赤に茹でられたザリガニも)


(船着場の対岸は針葉樹の森。ボルガ本流がカスピ海に注ぐ地点から2000㌔は上
流なのですが、この通りの川幅)


(離岸。船着場はこの通り、味も素っ気も無い幹線道路脇)


(まずモスクワ川を東(下流側)へ。途中、南岸のゴーリキイ公園にはソ連版スペー
スシャトル「ブラン」)

このブラン、あまりにも似過ぎていることから、スペースシャトルスキーと西側報道
にあだ名されたものでしたが、そもそも有翼宇宙往還機の構想は、第二次大戦を
挟んだ時期にドイツのオイゲン・ゼンガーが考え出し、大戦中は極秘文章扱いだっ
たゼンガー計画の計画書を占領後、米ソがそれぞれ持ち帰ったことが源流だとか。
スペースシャトルの発想はアメリカでもソ連でもなく、ナチス政権下のドイツにその
ルーツがあるというのが真相らしい。


(ピョートル大帝像。ロシア史上最大の統治者。大北方戦争でスウェーデンに勝ち、
ロシアを東方の辺境国家であるモスクワ大公国からロシア帝国に脱皮させ、バルト
海最奥部に新都サンクトペテルブルグを建設しました)

高さ50㍍はありゃせんか。


(両岸、市街地中心部であるにも関わらず高層ビルが無いのが良いです)


(救世主ハリストス大聖堂。1883年、ロマノフ家ブービーの皇帝アレクサンドル3世
の戴冠式に献堂されましたが、ソビエト政権下、反宗教政策を激化させていったス
ターリンによって1931年に、何とっ! 爆破されてしまいます。ソ連が崩壊した後、
1994年になって再建工事がスタートし2000年に竣工しています)

何につけ、スターリンっちゃー滅茶苦茶する支配者だった様で、同時代に生きてい
なくて良かった。


(さて、クレムリンが近づいてきました。手前の橋は、有名な「ボリショイ・カーメンヌィ
橋」です)


(左の塔は「ヴォドヴズヴォドナヤ塔」と言う言い難い名称。4月26日早朝、クレムリ
ン一周した際に触っときました)


(クレムリンの中に建つ「アルハンゲリスキー聖堂」。14世紀初めから18世紀初め
のピョートル大帝直前までの、ロシアの大公や皇帝の遺骸が安置されています。
「タタールのくびき」以降の、イヴァン・カリターに始まってドミトリー・ドンスコイ、
イヴァン3世、イヴァン雷帝までのリューリク家、それを継ぐロマノフ家初期の大公
たちの亡骸はここ)


(クレムリンの赤壁が尽きると「聖ワシリー寺院」。これは1560年にイヴァン雷帝が
カザン・ハン国征服記念に建てました。費用は賠償金という名目でカザンの住民か
ら取りたてたとのこと。この美しい寺院と同等のものを二度と作らせない為に、設計
者の目玉を刳り貫いてしまったとの真偽定かでないエピソードさえ持つイヴァン雷帝、
スターリンと並び立つロシア史上最大の暴君かと)


(スターリン様式の中の一種「スターリンゴシック」と呼ばれる重厚な高層建築がモ
スクワ市内に7棟。これはその中の一棟である「芸術家アパート」。スターリンは、
ニューヨークの摩天楼に対抗し、モスクワに何十棟もの超高層ビルを建設し、モス
クワの風景をニューヨークのマンハッタンのようにするつもりだった、らしい)


(河畔写真をしきりにパチパチしているうちに宴席では様々な大ご馳走が出されて
いた模様。席に付くとロシア風水餃子「ペリメニ」が出されていました。それほど美味
いとは言えぬ食感。既に冷えてたからか)


(モスクワ市街地中心部を東に通り過ぎた処で船はUターンし、西に俎上。再度クレ
ムリン傍へ)


(これまた良い感じの散歩道。冬場はきつかろー)


(川向こうの大規模建築物はモスクワ大学本館です。これまたスターリンゴシックの
中の一棟)

モスクワ大学は24学部を抱えたロシア最大の大学なんだそうで、ミハイル・ゴルバ
チョフ、アンドレイ・サハロフ、ワシリー・カンディンスキーなどが著名OB。ここはフィー
ルズ賞受賞者が多数です。


(市街地南西部の雀が丘(バラビヨーヴィ ゴールイ)にさしかかるあたりで急な大粒
の雨となりました)

20~30分程度降られましたが、じきに下船の時間となりました。

ロシアの歴史全て見通したわけでもなんでもありませんが、とりあえずその凄みを
感じることは充分腹いっぱいに出来ました。



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● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
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   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
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● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

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