地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

火山灰の下、高隈山地縦走した件

2012年01月02日 10時40分18秒 | うろつきアーカイヴス
数年前から狙っていた鹿児島県大隅半島の垂水市鹿屋市境に連なる高隈山地に
登ろう、足慣らしに霧島の韓国岳にえびの高原からピストン登山しとこう、と色気だ
し、12月30日9時前に久留米スタート。

ところが、九州道八代-人吉間の肥後トンネル内で発生した事故の影響で10キロ
1時間半の渋滞に巻き込まれた影響で韓国岳登山口着は14時前。そそくさと登り
始めると数分で、


(この立て看板。「韓国岳登山禁止 新燃岳周辺は、降灰や噴石(こぶし大)が飛
散する恐れがあるため、韓国岳への登山を禁止します。 云々~」)

あいたー、ちゃんと調べときゃよかった、と、後の祭り。背後に見える韓国岳上空
には新燃岳噴煙など見えませんが。


(仕方がないので韓国岳北側山腹をプチトレッキング。平たい山頂は甑岳。この甑
岳だけがこの形なのではなくて、霧島の火山はどれもこの形状がスタンダード。最
高峰の韓国岳は北西側火口壁が崩れてしまっていますが、大浪池・新燃岳などは
基本こんな形です。高千穂峰だけは、イレギュラーに尖がって孤高を気取っていま
すが)


(韓国岳北西の硫黄山付近から火口壁崩壊部を仰ぎ見)

1時間ほど歩き回り、鹿屋市へ移動しました。


で、12月31日が本番の高隈山登り。「九州 山の案内」とのHPから、「高隈山登山
道マップ
」を拝借しました。大変わかりやすい地図です。ありがとうございました。


(歩いたコースを地図上のポイントで説明します。まず、8(白山)すぐ北側を走る
白山林道沿いに車をデポし、白山林道を東へ辿りE(スマン峠登山口)へ。その後、
D(スマン峠)→3(大箆柄岳(オオノガラダケ))→D(スマン峠)→4(妻岳)→5(二子岳)
→6(平岳)→7(横岳)→8(白山)→白山林道へ急降下)

大晦日の朝、7時50分に白山神社下の林道にある車3~4台駐車可スペースをス
タート。白山林道を東へテクテク6キロほど歩いてスマン峠登山口へ。晴天ながら
北西からの風に乗った、桜島が吐き出す火山灰により視界は不良でした。


(9時10分に標高680メートルのスマン峠登山口(E)に到着。すぐに登山道を東に
登り始めました)


(標高1030メートルのスマン峠(D)に着いたのは10時10分。標高差350メートルを
1時間。疲労少ない時間帯のチンタラ登攀ではこんなもの。この地点、左に行くと大
箆柄岳、右は妻岳)

菓子パン一斤齧って、まず、スマン峠⇔大箆柄岳ピストン登山です。


(高隈山地最高峰、標高1236メートルの(3)大箆柄岳山頂到着は11時10分。三等
三角点のあるこの写真地点は、実は頂ではありません。これより4~50メートルほ
ど南東部にあるピークが山頂)

山頂には登山者が一人おいででした。


(ホントの最高地点から三角点のあるピークを。背後の白い雲は桜島の噴煙)


(最高地点から南向きの眺望。これから縦走するぞと意気込んだ写真です。手前
のピーク(小箆柄岳)の右肩を通って左奥に続いている尾根を辿り、中央奥の
(4)妻岳。さらに右へ(5)二子岳・(6)平岳・(7)横岳へと続く稜線を歩きました。
ちなみに左端の高いピークは標高1181メートルの(1)御岳。縦走路から外れてい
る為、今回は山頂に立っていません)

桜島の火山灰により一面埃っぽくて困りました。冬場、桜島の南東側に位置する
高隈山では、北西季節風に乗った桜島火山灰によって全山真っ白けとなるらしい。


(大箆柄岳からスマン峠に戻ったのが12時ちょうど。さらに南へ20分ほど歩き、御
岳への直進路と、妻岳への右後ろへ鋭角に分かれる分岐点)


(大箆柄岳山頂からの遠望で険しさが容易に予想されましたが、イメージ通りの傾
斜をロープ伝いよじ登りで大汗かいて、12時50分に高隈山地第3位、標高1145メー
トルの(4)妻岳山頂へ)


(桜島上空の北西風が北要素から西要素強く変化した模様。ありがたいことに降
灰直下ではなくなりました)


(南方向には錦江湾を挟んで手前が大隅半島、向こう側は薩摩半島)


(薩摩半島側、ズームアップすると開聞岳。端正な三角形なのですぐにわかります)


(西にこれから縦走する尾根筋。手前から(5)二子岳・(6)平岳・奥に見える険しい
ピークが(7)横岳)

さらに菓子パン齧って13時に降下開始しました。南東からの登り同様のきつい角
度で真西にロープ伝い下り。

全く同じ標高1107メートルの(5)二子岳のピークを東・西とクリアし、平岳山体の北
側山腹崩壊地を回り込みつつ、ロープ登りで標高1102メートルの(6)平岳山頂到
着が14時10分。ペースよく距離を稼げましたが、このあたりでやや疲労を感じ始め
ました。2ヶ月に一度のペースでしか山歩きせず脚鈍り放題の今年なのですから、
至極もっともなことです。


(平岳山頂には樹木多く、視界はあまりよくありません)


(標高1030メートルの鞍部まで下り、長いロープ伝って横岳へ縦走路最後のよじ登
り。柔らかく滑る足元に難儀しました)


(14時30分に標高1094メートルの(7)横岳山頂到着。眺望良好です。ここでも菓子
パン一斤摂取)


(東向き。歩いてきた尾根筋。左から(3)大箆柄岳、西側の肩を巻いた(2)小箆柄
岳、尖ったピークが(4)妻岳、その手前シルエットが被って(6)二子岳、妻岳の右
隣が今回登っていない(1)御岳、御岳とシルエット被っているのが、横岳の東隣の
(6)平岳)


(妻岳より2キロほど西に寄ったので錦江湾が大きくなりました)


(南東には御岳の向こうに鹿屋市街地・志布志湾・内之浦方面)

横岳の後は下り一辺倒で白山へ。下り始めてすぐに犬2匹とご夫婦連れ。12月31
日の高隈山地縦走ですれ違ったのは、結局、3人と2匹でした。


(横岳山頂から西に5分程度で日本最南端のブナ自生樹。既に落葉は終わってい
ました)

横岳から白山にかけての縦走路は利用者が極く少ないと見られ、荒れた登山道が
判別しにくくコースロストしかけること数度。


(白山手前300メートルほどの標高826メートル小ピークに三角点。黒い火山灰被っ
た頭部なので、あらかじめ気を付けておかなければ見落とす可能性大です)


(直東の尾根筋から標高793メートルの(8)白山山頂を見下ろし。遠方に桜島)


(15時30分にラストの白山(「ハッサン」と読む)山頂に立ちました。ここには北陸の
白山から分祀したとの白山神社がありました)

白山山頂を後にし、山頂直下の林道に下りたのは15時40分過ぎ。8時間ほど山歩
きしていました。

林道に留めた車をダート走りさせましたが、荒れた路面に再三シャーシ擦り付けた
為、アクセル踏むと変な摩擦音が発生するようになりました。1月3日にディーラー
行き。点検修理の必要あり。


(シャーシ異音を気にしつつ垂水市錦江湾岸への下り。桜島の噴煙は真東に流れ
ていました)

錦江湾東側海岸の国道を霧島市国分へ。東九州道-九州道をゆっくり走って21時
前に久留米戻り。2011年の仕舞い登山はこんな具合でした。

12月31日の歩数は、34136歩でした。おおよそ25kmほど山歩きしたことになります。



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● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
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● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
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