国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

誰かの世界がほんの少し広がるように…

2011年11月14日 | 喫茶店に置いてある本
僕の場合は、音楽を聴いてブログを書くということもやっているが、
ブログを書くためのネタを無理に音楽に合わせているという場合もある。
僕が聴いた音楽が常に書くこととイコールになるわけではなく、
むしろ日常的なネタを書く方が楽なのだ。
音楽に関わりがある文章を書く人(特にブログ系)は、
書いても結局深く聴き込むことが難しく、
しかも無理して更新を続けようとするために自身を追いつめていってしまう。
そのためいつしか更新が滞り、
いつの間に終わってしまうというパターンが多い。

まぁ、ここまで書いてきた僕も何度「辞めるか」と思ったことか。
結局何だかんだと続いているのはやっぱり日常的なネタの方が書きやすいという
書く側としてのやりやすさがあるのだ。

当然プロの人だってそう思うこともあるだろう。
『ピーター・バラカン音楽日記』(集英社インターナショナル)のまえがきで
ピーター・バラカン氏は言っている。
「連載コラムを書いてほしいという電話を受けた時、
 まず毎月締め切りに悩まされることが嫌だというのが最初に頭に浮かび、
 断ろうと思いました」

もちろんそれだけではなくこの本の基になったコラムが
今は無き『月刊PLAYBOY』という男性用の雑誌だったことも原因のようだが、
「音楽を書く」作業はそれなりに面倒なことでもあるわけだ。

ならばなぜ僕は書き続けるのだろう。柄にもなく考えてみた。
言ってしまえばそれは「記録」だろう。
聴いた音楽をどのように感じたのか、それからの変化があるのか、
そして自分の音楽遍歴がいかに進んでいるのか
プラスして取り上げたアルバムが多くの人の目に付き、
そこから興味を持ってもらえたら…とも思う。

現に僕はピーター・バラカン氏の本から読むだけではなく、
「音も聴いてみたい!」と突き動かされている。
たかが趣味なれど、その趣味の深さはかなりなものだ。

今日もまた僕は文章から導かれるように音楽を聴く。
そしてそれを僕の拙い文でもう少し広げていく。
誰かの世界が少し広がるように…

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