僕は鳥が嫌いだ。
正直、鳥を飼っている場所には近づきたくないし、
卵を生産している工場など近づくのも絶対にイヤである。
これには理由があるようだ。
幼い頃、動物園に行って、たまたま鳥(おそらくクジャク)の大名行列に出会わした。
相手は「斬り捨てゴメン」とは言わなかったけれど、
おそらく僕は襲われている。
つい最近まで自分では夢と思っていたのだが、
どうやらそれは記憶が丁寧にフタをしておいてくれたようだ。
だが、鳥には近づきたいとは身体が思わない。
このジャケットのサド・ジョーンズのような状況になった時、
僕は動くこともままならないどころか、卒倒してもおかしくない状況である。
優雅にタバコを持って吹かしている場合ではない。
今もってサド・ジョーンズが
何故ハトに囲まれる状況のジャケットが作られているのか
そのことにさえ、当事者ではないのに身が固まる思いだ。
まぁ、だから音楽がどうだというわけではない。
時々、取り出して聴いてみたくなる演奏なのだ。
最初にこれを聴いたのは神保町の『BIG BOY』だ。
ジャズは好きだったけれど、どうにもこのアルバムは「う~ん」だった。
ハトの所為ではない。
演奏がたまらなくスローなのだ。
1曲目「エイプリル・イン・パリ」は、名曲であっても
このアルバムではパンチが無い。
「もっとグイグイ来いよ!」というのは若さの性か。
買ってみてからもそうそう聴くわけではないのだが、時々思い出したようにかけてみる。
するとたまらなく胸に迫ってくるのだ。
サド・ジョーンズのトランペットは
瑞々しく、パーシー・ヒースのベースに心地よくのっている。
マックス・ローチのブラシさばきも「ジャッシャ」と主張をしている。
思い出したかのようなバリー・ハリスのピアノもいい。
ああ、良いところが聞こえてくるではないか。
そう、これがジャズの醍醐味なのだ。
たとえ鳥は嫌いでも、ジャズは嫌いになってはいけない。
忘れた頃にきっと心に響くのだから…
ちなみに鳥は嫌いだが、鶏肉は大好物である。
正直、鳥を飼っている場所には近づきたくないし、
卵を生産している工場など近づくのも絶対にイヤである。
これには理由があるようだ。
幼い頃、動物園に行って、たまたま鳥(おそらくクジャク)の大名行列に出会わした。
相手は「斬り捨てゴメン」とは言わなかったけれど、
おそらく僕は襲われている。
つい最近まで自分では夢と思っていたのだが、
どうやらそれは記憶が丁寧にフタをしておいてくれたようだ。
だが、鳥には近づきたいとは身体が思わない。
このジャケットのサド・ジョーンズのような状況になった時、
僕は動くこともままならないどころか、卒倒してもおかしくない状況である。
優雅にタバコを持って吹かしている場合ではない。
今もってサド・ジョーンズが
何故ハトに囲まれる状況のジャケットが作られているのか
そのことにさえ、当事者ではないのに身が固まる思いだ。
まぁ、だから音楽がどうだというわけではない。
時々、取り出して聴いてみたくなる演奏なのだ。
最初にこれを聴いたのは神保町の『BIG BOY』だ。
ジャズは好きだったけれど、どうにもこのアルバムは「う~ん」だった。
ハトの所為ではない。
演奏がたまらなくスローなのだ。
1曲目「エイプリル・イン・パリ」は、名曲であっても
このアルバムではパンチが無い。
「もっとグイグイ来いよ!」というのは若さの性か。
買ってみてからもそうそう聴くわけではないのだが、時々思い出したようにかけてみる。
するとたまらなく胸に迫ってくるのだ。
サド・ジョーンズのトランペットは
瑞々しく、パーシー・ヒースのベースに心地よくのっている。
マックス・ローチのブラシさばきも「ジャッシャ」と主張をしている。
思い出したかのようなバリー・ハリスのピアノもいい。
ああ、良いところが聞こえてくるではないか。
そう、これがジャズの醍醐味なのだ。
たとえ鳥は嫌いでも、ジャズは嫌いになってはいけない。
忘れた頃にきっと心に響くのだから…
ちなみに鳥は嫌いだが、鶏肉は大好物である。
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