国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

池袋・高田馬場ジャズ巡り 第1章「物欲の地獄がそこにある」

2010年02月06日 | マスターの紀行文
今週は辛かった。
とにかく遠出をした後というのはかなり疲れる。
無事一週間を乗り越え、週末をのんびりしようかとも思っていたのだがそうはいかない。
今日は池袋でのレコード、CDの放出会があった。
アマゾンで大体のものが買えるし、特に欲しい物があったわけではないが、
それでも足を向けてしまうのはジャズキチの悲しい性であろうか。

豊島区民センターに行ってみるとどうも前回より出品数が少ないように思える。
こちらもその気がないから適当に漁っていると
それでもやっぱり出会ってしまうのが縁というものだろう。
アンドリュー・ヒルにアル・ヘイグ、ウディ・ショウと
僕の好きなミュージシャンのレコードがわさわさと出てくる。
エロール・ガーナーの『パリズ・インプレッション』と
チェット・ベイカーがウォーン・マーシュと共演したものまであったが
少々値段が張ったので今回はパス(次回があるかどうか分からないのだが…)
オリヴァー・レイクの『ヘヴィー・スピリッツ』といったあまり見ない物も発見。

と、ここまでは冷静に値段と相談しながら選んでいけたのだが、
CDのコーナーで完膚無きまでに理性が粉砕されてしまった。
何せウィントン・ケリーの『枯葉』の別テイク集や
ミシェル・サルダビーの『ナイト・キャップ』などあまり見かけないものがある。
しかもアルバート・アイラーの『スィング・ロウ・スィート・スピリチュアル』という
超貴重盤まで発掘してしまった。
この状況で理性がプッツンしないほうがおかしい。

終いにウエイン・ショーターの『ファントム・ナビゲーション』のレコードまで見つけた。
CDで持ってはいるのだが、
盤は良好だし、何といってもそのジャケットはぜひ飾っておきたい。
しかも1000円以下だなんて!

やっぱり放出会は楽しいのだが、ちょっと危険だ…