東日本大震災の被災者の救助に関する意見書
とすねっと要望書第17号
平成23年6月29日
東京都知事石原慎太郎 殿
東京都都市整備局住宅政策推進部 御中
東京都総務局総合防災部 御中
東京災害支援ネット(とすねっと)
代表 弁護士 森 川 清
(事務局) 〒170-0003東京都豊島区駒込1-43-14
SK90ビル302森川清法律事務所
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意 見 の 趣 旨
都営住宅に入居している被災者で、未だエアコンが設置されてない被災者の全世帯に対し、早急にエアコンを設置するよう求めます。
意 見 の 理 由
1 当団体は,主に都内で東日本大震災の被災者を支援する活動に携わっている弁護士・司法書士・市民等のボランティア・グループであり,インターネット(ブログ)やニュースレター「とすねっと通信」などを通じて,被災者に必要な情報を提供したり,避難所や電話での相談活動を行っております。
2 厚生労働省は、夏季に向かい気温の高い日が続くこれからの時期に備え、熱中症予防の普及啓発・注意喚起の取組を推進しています。特に高齢者など熱中症にかかりやすい方々を中心に、地方自治体と連携して、こまめな水分補給、エアコン等の使用などの熱中症の予防法について広く呼びかけています。
3 この度、都営住宅などの応急仮設住宅についてもエアコンを設置することとされましたが、都営住宅に避難されている被災者全世帯にエアコン設置が完了するまで、まだ相当時間を要すると聞きました。しかし、総務省消防庁によれば、東京都においても、平成23年6月20日から26日までの1週間に熱中症のために160人が救急搬送されております。都営住宅には熱中症にかかりやすい乳幼児や高齢者の被災者が数多く入居しています。被災者が熱中症にならず安心して生活が出来る環境を早急に整えるよう要請致します。
以上