心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

白雲山

2008-12-18 | 詩吟 漢詩
今日は詩吟の練習日。
 仲良し会の旅行で連吟できなかった吟は
「母」 非行少年の悔悟
折尾警察署に掲示されているとのこと。

何回吟じても胸が熱くなります。とても良い詩です。

母(非行少年の悔悟)  松口 月城

非行少年泣獄舎  ひこうしょうねんごくしゃになく

無限悔恨思欲窮  むげんのかいこん おもいきわまらんとほっす


 ふるさとの 
   栗も胡桃も熟れたれば
 お前を思うと
   母の文来る

呼びたくも呼ぶことならぬガラス戸に
    息吹きかけて 母と書くなり

噫吾過矣吾過矣  ああ われあやまてり われあやまてり 

終夜不眠独房中 しゅうやねむらず どくぼうのなか
上頭思母伏枕母 こうべをあげてははをおもい まくらにふしてもはは

慈顔如仏浮吾瞳 じがんほとけのごとく わがひとみにうかぶ

かくまでも  
悩給いぬ吾ゆえに
日毎増えゆく 母の白髪


海嶽恩愛今始識 かいがくのおんない いまはじめてしる

一輪寒月照獄窓 いちりんのかんげつ ごくそうをてらす 
  
次は初吟会の持ち吟

「白雲山」
     太宰 純 作


白雲山上白雲飛  はくうんさんじょう はくうんとぶ
幾戸人家倚翠微 いくこのじんかか すいびによる
行尽白雲雲裡路 ゆきつくすはくうん うんりのみち
満身還帯白雲帰 まんしんまた はくんうんをおびてかえる


漢詩の覚えが悪くて時間がかかる。それも会が終わるとすーと忘れてしまう。
困ったものです。 昔覚えた歌なんて忘れたくても忘れられないのに。
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2 コメント

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親思うこころに勝る親心 (momomama)
2008-12-19 07:35:59
おはようございます。

よく言ったものですね。

文字で読むだけでも

ジーンときました。
返信する
 (toshimam)
2008-12-20 08:20:22
あなたの父母を敬え
とは聖書の言葉。

親子とは切っても切れない仲のはずですが、幼い時期に
しっかり愛情をかけ、父母を敬う事を教えなければ
子供は忘れがちです。
親の愛情は不動なのに。
返信する

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