心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

全国大会

2011-08-20 | 詩吟 漢詩
9月25日、福岡で行われる詩吟の全国大会。
全国で活躍されている人たちが福岡で披露してくださいます。
それを盛り上げるための前座に・・・。口パクは駄目ですよとくぎを刺されています。

舟 至 由 良 港

吉村 寅太郎作


回首蒼茫浪速城   こうべをめぐらせばそうぼうたり なにわのしろ

篷窓又聴杜鵑声   ほうそうまたきく  とけんのこえ

丹心一片人知否   たんしんいっぺん ひとしるやいなや

不夢家郷夢帝郷   かきょうをゆめみず ていきょうをゆめむ
 

 解 釈
 
ふりかえってみると、大坂城も遠くかすんではっきりとは見えない。
折しも、とま舟の窓で血を吐くようなほととぎすの声を聞いた。
そうでなくても悲痛無念の極(きわ)みであるのに。
いったい今の世の中で、だれがわが胸中の真心を知ってくれるであろうか。
(とても他人にはわかるまい)
今夜もこの舟の中で見る夢は、故郷のことではなく、天皇のおられる京のことなのである。

夏休みも残り10日・・・頑張っています。これから出勤でーす。
8月の壁絵
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする