としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

じょうもんの湯 おふくろ館

2016-05-20 00:35:53 | 新潟県の温泉
 じょうもんの湯 おふくろ館は、旧松之山町(現十日町市)にある一軒宿津南町方面から行くと、旧松之山町役場近くの交差点を左折すると松之山温泉方面ですが、曲がらず直進してしばらく山道を進みますすると峠の頂上に三角屋根の建物が見えてきます。これが「おふくろ館」。

 広い駐車場には車が1台(従業員の車?)しか停まっておらず、ウグイスの鳴き声しか聞こえない静けさの中、少々心配になりましたが、中に入るとすぐ従業員の方がいて入浴をお願いできました料金は500円ネットの情報では300円となっていたから値上げしたようです


 外観は少しくたびれてきているものの、浴室は狭いながらもこぎれいにされていて良いです内湯浴槽も5人も入れば一杯の狭さだけれども、独占浴なら問題なし。混み合うことはなさそうだから必要十分でしょう。
 湯口からお湯が注がれていなかったので、ひょっとしたら溜め湯?と思うも、浴槽内の注入口から緩やかに湯が注入されていました。湯使いは循環式で、加温、殺菌剤添加あり。ただお湯から塩素臭はほとんど感じられませんでした


 さて、お湯の特徴はというと、色はやや黄色がかった微濁で無味無臭。ツルスベ感があって肌触りは良いですが、温泉らしさを強く感じることはありません。泉質は単純硫黄冷鉱泉?ということで、加温循環していればこの程度の特徴になってしまうのは織り込み済み。それでも塩素臭がほとんどなかったこと、そして湯温が適温(約40℃)だったことから、予想より気持ちよく浸かっていられる湯でした窓を開けると景色が良いのも評価アップだし、何より独占浴なので静かです

 

 ただ、同じ町内の松之山温泉や、近くにある兎口温泉の化石海水系の湯と比べると、湯のインパクトという点では圧倒的に劣ってしまいますじょうもんの湯(近くに縄文時代の遺跡があるのでこう名付けられたらしい)も松之山温泉に含めて紹介されることが多いですが、全く違う系統の温泉だということははっきりと明記しておいた方が良さそうですね。

 最後に、現在掲示してある温泉分析書を見る限り、温泉法の基準を満たしていないので「じょうもんの湯」は温泉としては認められません。ネットの情報を見ると以前は総硫黄が2mg/kg以上あって温泉法及び療養泉の基準をクリアし「単純硫黄冷鉱泉」だったようです(重炭酸ソーダの項による規定泉と記載されたデータもあり)が、現在の分析書では硫黄関係は全て検出限界未満だし、重炭酸ソーダは340mg/kg未満です。ただ、分析書には「僅かに硫化水素臭を有する」とあるので、総硫黄が検出限界未満ということはないんじゃないかな。次に分析する機会があれば、単純硫黄冷鉱泉として復活することもありうるでしょう

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