としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

タングラム斑尾温泉 ホテルタングラム

2013-12-01 13:56:08 | 長野県(北信)の温泉
 ホテルタングラムは、斑尾高原にあるリゾートホテルですタングラムスキーサーカス(スキー場)の麓にあるので冬がメインのイメーですが、夏にはゆり&ラベンダーパークがオープンし、ゴルフ場(斑尾東急ゴルフクラブ)も隣接していることから、一年を通して楽しめるホテルです。それでも、紅葉が終わってからスキーシーズンが始まるまでの期間は、このホテルでもかなり閑散とする時期。100円割引券が手に入ったこともあり、閑散期を狙ってホテルタングラムに向かいました
 斑尾高原付近は、さすが標高が高いだけあって積雪が15cmほどありました綺麗に除雪されているので道路上には雪がありませんでしたが、ノーマルタイヤで行けるのはもう最後でしょう。日陰に入ると路面が凍結していそうで怖いです

 ホテルタングラムに到着すると、広い駐車場には数台しか車が停まっていませんでした。ラベンダーが満開の時期には満車状態になっていたから、この時期は本当に空いていて狙い通りただホテルによっては休業している場合があるので注意が必要です。
 2階にあるフロントで料金800円(通常価格は900円)を支払い、タオルを受け取って1階の大浴場に向かいますタオル付きでも900円というのはかなり高額。リゾート地価格といったところですね大浴場近くにプールもありましたが、さすがに水は入っていませんでした。リゾートホテルにはプールが付き物ですけど、利用する人っているのでしょうか?

 大浴場に入ると、日帰り温泉施設並みに設備が整っており、十分な広さがあります洗い場の数も多く、これなら混雑するスキーシーズンでも客をさばけるでしょう。浴槽は広い内湯と露天風呂があります。サウナもありますが午後5時以降利用可能となっており、今回は使用できませんでした。

 ところで、ホテルタングラムは温泉名が「タングラム斑尾温泉」となっていますが、使用している温泉は車で1時間ほど離れた所にある「延徳温泉」で、タンクローリーで輸送し使用するいわゆる「ローリー湯」です。「延徳温泉」は中野市の某工場裏にある垂れ流し温泉で、テレビ等で度々紹介される有名な温泉一旦バスタブに湯を溜めてから垂れ流されていたので、所有者に許可を取って入浴した人も多いと思われます(現在はバスタブでなくプラスチックの箱が置かれていて、底から湯が漏れています。そのままでは入浴できなさそうです)。泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物泉で、硫黄臭が香り、硫黄味に苦・渋味が混じる個性的な味を持った良泉です泉質的には近くのおぶせ温泉の湯によく似ているような気がします。


 そんな良泉に入れるということで、ほんの少し期待はしていたのですが、内湯に満たされていたお湯は無色透明、無味無臭(塩素臭あり)の温泉らしさがほとんどないものでしたローリー湯で循環、加水、加温、殺菌剤添加全てありの湯ではこうなるのも当然ですね予想はしていたのでがっかりすることはなかったけれども、やはり残念ではあります。

 この施設のように、加水ありで温泉らしさが感じられないお湯というのは、温泉水がどれくらい使われているか判断することは難しいです。極端な話、温泉水が全く使われていなくても分からないでしょう。食材の偽装表示が問題になっている昨今、水道水で薄めまくってほとんどただの水なのに、温泉と堂々と名乗っている施設もあるのではないでしょうか。せめてどれくらい加水しているかくらいは表示してもらいたいものです。


 内湯に続いて露天風呂に入湯するも、湯の状況はほぼ同じです。内湯よりやや熱めで、塩素臭がさらに強くなっていました特記事項として、内湯ではなかった泡付きが確認できましたが、ボイラーによる加温が原因でしょう。
 眺望は塀に囲まれ、屋根も掛けられていることからほとんどありませんいかにも後付けで増設されたという露天風呂なのでそれも仕方ないですね。このような露天風呂は存在意義を問われるところですが、外気に当たりながらの湯浴みは気持ちいいので、私はあったらあったでいいと思っています


 お湯については、上記のように正直温泉としては残念なものですただ広い浴槽をほぼ独り占めできたのは気分がいいし、内湯は湯温が適度でゆっくり湯浴みを楽しむことができましたお湯にこだわらなければ、設備は充実しているので問題ないでしょう。花や紅葉を見たり、スキーを楽しんだ後に寄るには良い施設ではないでしょうか

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