としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

松代温泉 ロイヤルホテル長野

2021-10-09 23:13:34 | 長野県(北信)の温泉
 ロイヤルホテル長野は、上信越道長野インターチェンジの近くにある大型ホテルです。公式ホームページを見ると、大浴場(露天岩風呂)では温泉を使用しており、日帰り入浴が可能であることがしっかり記載されています。なかなかホテルでこれだけはっきりと記載されていることは稀ですね。日帰り入浴を可能としていてもちゃんと記載していないホテルは見習ってもらいたいものです。

 ホテルのフロントで日帰り入浴をしたい旨を告げると、1,000円の料金と引き換えに入浴券を渡されました。これを3階大浴場で提出するようにとのこと。大抵はフロントで料金を支払えば受付終了なのに、どういうことだろうと思って「夕姫の湯」と名付けられた大浴場に行ってみると、入口のところに小さいながらも有人の受付がありました。どうしてこういう形式を取っているのか分かりませんが、大浴場には力を入れている様子がうかがえます。
 入浴券を提出して脱衣所に入ると、大型の日帰り入浴施設並みに広め。そして内湯浴室と浴槽も同様に広めでした。あまりこのレベルのホテルに宿泊したことがないので、これが当たり前なのかは分からないのだけど、やはり大浴場を売りの一つにしているのは間違いないですね。


 ロイヤルホテル長野で温泉を使用しているのは露天岩風呂のみなので、まずはそちらへ。露天岩風呂はそれほど広くなく、外側の一面のみが開いていて後は壁と天井に囲まれた半露天の造り。そして開いている面も塀が高くて外があまりよく見えないから、外気に触れられるくらいの意味合いしかありません。しかもこの時は気温が35℃近くあり、露天にいても全く涼しくありませんでした。まあ屋上でなく中途の階にあるのだからこれは仕方ないですか。


 さて、使用している温泉は松代温泉(源泉:松代観測井)ということで、元々は塩・鉄分が濃く、茶褐色の濁り湯になるのですが、浴槽の湯は一目見てほぼ無色透明だったので、その時点でお湯のレベルが知れてしまいました。本当の松代温泉を知る人ならば、皆がっかりするでしょう。
 そうは言っても浸からないともったいないので、浸かって湯をよく観察してみると、ほんのわずかにささ濁りしており、味もうっすらと塩味が残っていました。ギリギリただのお湯との違いが感じ取れましたね。ただし、源泉の濃度が19g/kgなのに対し、味から推測される濃度が1~2g/kg程度だから、少なくとも10倍以上源泉を薄めているものと思われます。効能云々の記載もありましたが、これだけ薄めていては説得力がなくなりますねぇ。おそらくローリー湯(運び湯)だろうし、下水道への排水の問題もあるだろうから薄めるのは仕方ないのかも知れないませんが…。
 それでも思いのほか塩素臭が薄かったので、浴感が悪いということもありませんでした。元々の松代温泉を知らなければ、すんなり受け入れられる湯ではあるかもしれません。

 
 露天岩風呂での入浴を終え、内湯大浴槽へ移動。こちらは真湯なのであまり興味はないですが、水風呂以外の浴槽は全て入る主義なので一応入浴はしておきます。
 内湯大浴槽は先に述べたようにかなり広いですが、正方形に近い形なのでデッドスペースが多いです。真ん中付近に浸かる人なんていないですからね。まあホテルであれば広いというそれだけでも意味があるのかも知れないですが。
 真湯なので評価することはないですけど、露天同様塩素臭は薄目なので、意外に浸かっていて気持ちが良かったです。湯温も露天より低かったのもありますが、塩素臭が少なければどんな湯でもそれなりにいい湯に感じます。
 
 1時間くらい過ごしましたが、綺麗で広い施設なので、快適に過ごすことはできました。温泉については、源泉が松代温泉だけにもう少しらしさがあると思っていたけれど、まあこんなもんだろうというところ。温泉好きにとっては料金も高いしあまり興味が引かれる施設ではないですが、さすが大型ホテルの施設という感じではありました。

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