寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

『海なお深く~太平洋戦争 船員の体験手記』

2007年10月22日 06時56分46秒 | 15年戦争
太平洋戦争中、軍部陸海軍に徴用され、戦争海難に遭い沈没した商船は100総トン以上で2,394隻、実に800万トンを越えるという。その沈没原因は雷撃によるもの56,5%、以下、空爆30,8%、触雷6,7%、他普通海難事故による沈没4,9%と続く。船員たちも軍人に倣い「特攻戦士」としてドラム缶をデザインした特攻マークを付け、死の海へ送り込まれた。わずか数10トンの木造カツオ鮪漁船が特設監視艇に艤装され、元より火器小銃もなく双眼鏡すら持たされず監視任務に就いた。それは同時に敵を発見したとき、自らの死を意味していた。


【海なお深く~太平洋戦争 船員の体験手記】
・全日本海員組合編/新人物往来社/初版1986/A4上製393頁
本書は第一章から第6章までに42話の手記が掲載されている。
軍部に徴用されて死の海を彷徨った船員たちの魂の叫び。

・巻頭8ページ写真15枚
・巻末解説
「表1~開戦後の船舶徴用計画見積り(総トン)」
「表2~日本商船隊喪失推移(500総トン以上)」
「表3~船員関係諸統計」
・参考文献(42点中抜粋)
「日本商船隊戦時遭難史/海上労働協会/1962」
「日本商船隊の崩壊/妹尾正彦/損害保険事業研究所/1949」
「船舶太平洋戦争/三岡健次郎/原書房/1983」
「武器なき海/海上の友編集部編/海上労働協会/1961」
「護衛なき輸送船団/神波賀人/戦誌刊行会/1984」
「船舶砲兵/駒宮真七郎/出版共同社/1977」
「続船舶砲兵/駒宮真七郎/出版共同社/1981」
「最後の輸送船/竹内いさむ/成山堂/1982」
「炎の海/見崎平三/自費出版/1985」
「戦没船員の碑/日本殉職船員顕彰会/1981」
「偽装病院船事件/御田重宝/現代史出版会/1977」
「作戦日誌で綴る大東亜戦争/井本熊男/芙蓉書房/1979」
「大本営発表/海軍篇/富永謙吾/青潮社/1952」
「海防艦戦記/海防艦顕彰会/1957」
「日本郵船戦時船史/日本郵船/1971」
「殉職者追悼録/山下新日本汽船/1982」
「内航船首の航跡/全日本内航船首海運組合/1981」
「船舶運営会会史/船舶運営会/1947」
「あゝ学童疎開船対馬丸/対馬丸遭難者遺族会/1978」
「海運業と海軍/寺谷武明/日本経済新聞社1981」
「海上護衛戦/防衛庁防衛研究所戦史室/朝雲新聞社/1971」
「太平洋戦争沈没艦船遺体調査大鑑/池田貞枝/戦没遺体収揚委員会/1977」

掲載手記(42話中抜粋)
・防空船ありぞな丸の死闘(増田禮二)
・補給船団コタバル沖に沈む(当摩誠一)
・冷凍船秩父丸の最後(高松一男)
・砕氷船高島丸沈没のあとで(小田芳太)
・千島に眠る少年海員の霊に(沖之悠)
・悪夢の南アジア補給路(須藤順)
●特攻輸送「ヒ87A船団」全滅す(高橋清三郎)・↓補足
・バジー海峡鎮魂(木村利三雄)
・弾薬輸送船安国丸の彷徨(土江春夫)
・知られざる漁労部隊の悲劇(山本真次)
・"特殊漁船"トロール船の徴用(川崎正市)
・敵前に捨てられた撤収船隊(江田敏男)
・死臭の船第六雲洋丸(後藤隆)
・身代わりとして散った漁船員の霊に(千葉次郎)
・天南丸の航跡を追って(泉谷迪)
・妻として語る海からの遺志(真崎ナミ子)
・父とブラジル丸(石井糸子)
・"父の海”この胸に(尾島恵津子)
・ガダルカナルの空へ行け(平野洋子)

また1冊、15年戦争の本棚から手元に残したい本が売れた。
備忘録を日記に留めて、千葉のTさん今日送ります。

《参考になったサイト》
『海事博物館ボランティアのあれこれ』より、太平洋戦争と日本商船動向(70)の記事
リンク先記事中に「ヒ88船団/昭南(シンガポール)→門司/昭和20年2月4日発」とあるが大暁丸は、ヒ86船団ではないだろうか)」の、大暁丸の消息が出ていた。海事博物館ボランティアのあれこれには15年戦争を通して軍が徴用した民間船舶の記事が詳しい。

『海なお深く』にはその往路にあたる「ヒ87A船団/門司→昭南/昭和19年12月31発」の一隻「さらわく丸」に乗船した高橋清三郎さんの手記が載っている。日本の命運を託された最後の高速タンカー10隻によるヒ87A船団は、「さらわく丸」を残して全滅、新たに復路「ヒ88J船団/昭南→門司/3月20日出港か)」に再編成された7隻で「さらわく丸」は昭南(シンガポール)を出港、本土を目指すが、わずか数時間で磁気機雷に触れ翌3月21日沈没、船団も仏印沖で米軍機及び潜水艦の攻撃を受け3月29日には全滅した。昭和19年6月以降、サイパン陥落、マリアナ沖海戦の惨敗と続き、米軍にレイテ湾の上陸を許した頃、日本軍には制海権も制空権もなく、本土への海上補給路は完全に絶たれた。


《追記》


海南島(Hainan)から門司(Moji)を目指した「ホモ03船団」を護衛した第1号海防艦。同艦は「ヒ88J船団」の護衛任務に従事、生きながらえたが昭和20年4月6日、アモイ南方洋上で米陸軍第345爆撃隊の攻撃を受け沈没。艦腹や海面上にはまだ多くの乗員が見えているが機銃掃射は依然として加えられている。乗組員179名は全員戦死した。
*丸スペシャルNo28/海防艦/1978年、真実の艦艇史2/学研2005年引用


《追記・その2》~11/11

『真実の艦艇史2』には乗員179名全員戦死と出ていたが、『海防艦戦記/海防艦顕彰会編集』原書房刊/昭和57年によると、第1号海防艦の戦績と乗員名簿が掲載されており、この資料が正しいとした場合には昭和20年4月6日、敵機攻撃沈没による戦死は155名と数えられる。他後日病院病舎病没20名、昭和19年9月21日戦死4名、合計してはじめて乗員179名となるので、同書(真実の艦艇史2)解説にはやや説明不足の感がある。
第1号海防艦の断末魔の状況を思い、御霊(みたま)安かれと祈りを捧げ、『海防艦戦記』より乗員戦死者氏名を転記した。

*昭和20年4月6日、南支那海方面に於いて敵機の攻撃により戦死と推定する者。
海軍中佐 有馬國男(兵庫)
海軍少佐 尾上登(広島)
〃    各務白一(岐阜)
海軍大尉 藤津守(山口)
〃    長谷川昇(大阪)
海軍中尉 龝秋枝米一(山口)
〃    昆善三郎(岩手)
〃    川野辺國男(山形)
海軍主計中尉 竹内貞(東京)
海軍少尉 渡邊源市(岡山)
〃    田邊猛(徳島)
〃    山崎信義(島根)
海軍兵曹長 大宮茂(愛知)
〃    山本定男(愛知)
〃    三原圓重(島根)
〃    山本國夫(岡山)
〃    片山儀一(山口)
〃    木田亀次郎(大阪)
〃    大西孝幸(広島)
海軍上等兵長 道遊清登(広島)
〃    森山孝(兵庫)
〃    武田貢(兵庫)
〃    岸本貞造(鳥取)
〃    山下長光(鳥取)
〃    西山勘一(鳥取)
〃    藤本康壽(山口)
〃    杉山好夫(岡山)
〃    大槻誠治(兵庫)
〃    北村信太(兵庫)
〃    尾崎清水(愛知)
海軍一等兵曹 沖本正司(広島)
〃    三鼓清三(岡山)
〃    駒田恒男(三重)
〃    齊藤三二(愛知)
〃    久保清隆(愛知)
〃    高見秋進(鳥取)
〃    山内晶吾(島根)
〃    大倉優(岐阜)
〃    丸毛静雄(岐阜)
〃    藤田清(兵庫)
海軍二等兵曹 大川廣治(三重)
〃    加藤保生(三重)
〃    野田勝(三重)
〃    宮嶋清(岐阜)
〃    長瀬要(岐阜)
〃    脇田武男(愛知)
〃    丹羽正(愛知)
〃    伊東政義(愛知)
〃    田中長二郎(大阪)
〃    豊田正二(大阪)
〃    小野政茂(大阪)
〃    深田茂雄(広島)
〃    佐藤康(広島)
〃    木下忠士(広島)
〃    宅見慶次郎(兵庫)
〃    難波澄次(岡山)
〃    川本雅男(山口)
〃    三村清(徳島)
〃    長谷川積(鳥取)
〃    近藤延充(鳥取)
〃    岡本敏美(鳥取)
〃    横田義人(島根)
〃    曾田嘉治吉(島根)
海軍水兵長 塚本昭二(愛知)
〃    加藤久夫(愛知)
〃    葛島金平(愛知)
〃    加藤賢二(愛知)
〃    渡瀬房夫(兵庫)
〃    清水文次郎(兵庫)
〃    大石義夫(広島)
〃    長塚茂(広島)
〃    藤井肇(広島)
〃    石井信(広島)
〃    谷川正吉(和歌山)
〃    大東春男(大阪)
〃    荒子藤吉(大阪)
〃    山村一夫(岡山)
〃    高山基彦(岡山)
〃    瀬尾次郎(三重)
〃    野中辰郎(三重)
〃    岡田恭二(三重)
〃    森下友衛(鳥取)
〃    山中昇(岐阜)
〃    堀清(岐阜)
〃    三次光久(山口)
〃    田中利夫(山口)
〃    山田次郎(山口)
〃    水野久富(山口)
〃    尾崎好正(山口)
〃    今岡泰隆(島根)
〃    土江芳(島根)
〃    川添茂(高知)
〃    荒木幸年(高知)
〃    小西一芳(岡山)
海軍上等水兵 森川金次(岡山)
〃    鈴木藤一(愛知)
〃    中野敬二郎(愛知)
〃    奥村等(岐阜)
〃    武藤宗一(岐阜)
〃    吉村要三(岐阜)
〃    近澤秀次郎(三重)
〃    足立太嘉治(兵庫)
〃    白銀正美(兵庫)
〃    松原好男(広島)
〃    山崎幸男(広島)
〃    松井登(岡山)
〃    坂田禎治郎(滋賀)
〃    宮本貞雄(山口)
〃    窪内冨士男(高知)
〃    岩井伊太郎(和歌山)
〃    吉川清(愛知)
〃    南正男(大阪)
〃    小谷正一(大阪)
〃    井辺留市(和歌山)
〃    古川二郎(鳥取)
〃    酒井泰治(秋田)
海軍機関兵曹長 池尻和男(兵庫)
〃    馬場満喜治(大阪)
〃    徳納勲(広島)
〃    上市博(岡山)
〃    隈部恭壽(熊本)
海軍上等機関兵曹 東楠吉(和歌山)
〃    高畠長平(兵庫)
〃    冨尾嘉市(島根)
海軍一等機関兵曹 林清(愛知)
〃    市田薫(岐阜)
〃    山本重信(三重)
〃    古川恒春(兵庫)
〃    秋山鶴次(広島)
〃    田鶴新一(広島)
〃    石井淳(岡山)
〃    樋口六次郎(大阪)
〃    沖本満徳(島根)
海軍二等機関兵曹 生駒秀男(和歌山)
〃    坂口敏明(大阪)
〃    沖浩太郎(兵庫)
〃    小巻正雄(兵庫)
〃    田中梅忠(山口)
〃    白井敏夫(山口)
海軍機関兵長 水上音次郎(三重)
〃    山本茂人(島根)
海軍上等機関兵 土井喜代治(兵庫)
〃    杉田年男(広島)
海軍二等工作兵曹 朝倉孝信(福岡)
海軍上等工作兵 松村浩(大阪)
海軍上等主計兵曹 鎌田伸也(広島)
海軍一等主計兵曹 慶野節夫(大阪)
海軍二等主計兵曹 樋口邦典(和歌山)
〃    桑原博三(広島)
〃    中原梅弘(山口)
〃    新田一登(島根)
海軍主計兵長 枡楽實(島根)
〃    細川章(広島)
〃    小林一市(岡山)
海軍上等衛生兵曹 山本秋三(大阪)
計155名

◎以下、昭和20年5月2日別府病院に於いて戦傷死
海軍少尉 松尾仙次(山口)

◎以下、昭和20年5月25日香港海軍病舎に於いて戦傷死
海軍一等兵曹 大崎武士(岡山)
〃    山田進太郎(岐阜)
〃    富士埜原茂(広島)
〃    三浦武士(山口)
〃海軍二等兵曹 村上正雄(岐阜)
〃    茅野啓三(岩手)
〃    木地主竹(兵庫)
〃    安倉志之太(岡山)戸し
海軍水兵長 宮島金男(愛知)
海軍上等水兵 溝端三男(兵庫)
〃    堀本利幸(広島)
海軍機関兵曹長 山村好松(山口)
〃    箕岡秋造(広島)
海軍一等機関兵曹 千葉直雄(宮城)
海軍二等機関兵曹 宮島辰夫(岐阜)
〃    角田桂石(岡山)
〃    高本昌(島根)
〃    小林七郎(兵庫)
〃    近松安太郎(奈良)
計20名

◎昭和19年9月21日比島方面に於いて戦死した者4名
海軍大尉 尾崎義雄(広島)
海軍二等兵曹 吉川清敏(兵庫)
海軍上等水兵 足立梅吉(兵庫)
〃    加島一誠(愛知)
計4名
----------------
上記全合計179名 

 
《追記・その3》~12/12
※上記『大暁丸』の船団が判明した
→ヒ88D船団(戦時輸送船団史/駒宮真七郎)


《追記・その4》~2008/7/3

今既に手元に初版本はなく、アマゾンで1冊買い求めてみた。
初版は新人物往来社から出ていたが現在新刊で入手できるのは中央公論事業出版から2004年8月15日に刊行された復刻版のみ。その復刻あとがきには1986年の初版と第二版で7000部を発行したが在庫が底をつく、全日本海員福祉センターと全日本海員組合は2005年の創立60周年の佳節に記念事業の一環として共同で本書復刻刊行の経緯があった。本書は戦争を知らない世代に読んでほしいとの思いから全国の高等学校5400校の図書館に寄贈他、計7000部を発行するとしていた。

最新の画像もっと見る

24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
硝煙の海 (菊池金雄)
2007-11-11 16:49:01
「海なお深く」の とらの子日記を拝見しました。古本屋さんが店頭の書籍に愛情をこめて販売なさっている姿勢に敬服です。
 実は私も戦時船員の生き残りの一人で、この本の企画を知らなかったので止むを得ず表記タイトルの誠に拙い体験記を自費出版に併せ愚息の協力でHPに載せています。しかし所属会社には各船の戦時記録が無かったので自身の朧げな記憶を羅列した心もとない代物でしたがITのお陰で船員仲間数人と接触できましたので前記HP第二部に遂次追加しています。
 日本商船隊の悲劇的潰滅は日本海軍の護衛軽視=無策がもたらしたもので、目下海軍側のこれが資料を物色中ですがなかなか発掘に至りませんので何か情報がありましたら教えてください。
返信する
[向日丸]、海防艦戦記に出ていました。 (寅の子文庫)
2007-11-11 21:17:09
菊池金雄様、コメント有難うございました。
今、ほんのさわりだけ『硝煙の海』のサイト拝見致しました。私はただの古本屋ですが、コツコツと15年戦争の戦記を集めています。あの時代を生きぬいてきた人たち、軍人もそうでない人も、戦争の中で何を考え、どう戦禍を潜りぬけてきたのか、人間の真実の姿を読みたいといつも思っています。またそういう貴重な資料・書籍を販売という手段を通して世の中の若い人たちに少しでも読んでもらえればと思います。菊池様の乗船していた[向日丸]のくだり『硝煙の海』のページを読みましたが胸衝かれる思いがします。私個人の蔵書『海防艦戦記』の878ページ、第82海防艦の戦記には[向日丸]が8月10日・一九三〇夕闇迫る、勇敢機敏なる救助活動により沈没した第82海防艦の乗員93名を救助した記録が掲載されていました。私のほうもまだまだ日が浅く、拙い駆け出し者ゆえ、なかなかお目当ての資料もなく役には立ちませんが、また良い情報見つかりました折には『硝煙の海』サイトのほうへ寄らさせていただきます。
菊池様、今後とも宜しく御願い申し上げます。
返信する
蔵書『海防艦戦記』 (菊池金雄)
2007-11-12 06:27:10
拙サイトに触れていただき、さらに表記戦記に向日丸のことが載っているとの情報ありがとうございます。
 以前私が目にした同種戦記には救出云々が省かれていたので、海軍側の記録はそんなものかと失望感を抱いていましたが誤解が解けました。実は拙サイトの新聞記事欄にもありますが82号海防艦生存者と数年前に劇的対面し、彼らが向日丸を命の恩人と認識している真実をはあくしています。
 最近「歴史群像60」に「戦争末期の海上護衛戦」の項があったので購入してみましたが、常識程度の内容で失望しました。大井篤の海上護衛戦は肝心の用兵に触れず、物動にウエイトがあり、作戦参謀とはこの程度かと不審に思いました。ましてや82号海防艦轟沈に関しても空白でしたので表記戦記を評価します。
「戦史叢書 海上護衛戦」を図書館から借りても時間切れになるので、高価でしたが中古本を求め仔細に調べていますが肝心(不利)な護衛艦艇用兵について説明不足で、不審の念少なからずです。
 店長さんの所感のように真実を後世に伝える有志のご支援をお願いしたいと思います。
返信する
第82海防艦について (寅の子文庫)
2007-11-12 09:57:22
菊池様、コメント有難うございます。
『海防艦戦記』によると第82海防艦は戦死117名、生存者・森武海軍少佐以下98名、計215名の氏名及び出身地の掲載がありました。先の私のコメントで93名としましたが名簿をカウントすると確かに98名になり、『硝煙の海』サイトでご紹介しています『葉隠れに生きる』の数字と一致を見ました。戦後の平和ボケの中を生かされている私たち若い世代は父母の戦争体験を次の時代の子供たちへきちんと継承する義務と責任があると思います。私の母の伯父も赤紙1枚で行き先も知らされず、南方に行く輸送船に押し込められたまま沈没したそうです。一家3人戦死して誉れの家と称えられ、家族は声を殺して泣いたそうです。
終戦から62年を経てなお精力的にご活動されている菊池様には感服の至りです。菊池様、どうかいつまでもお元気で、御身ご自愛ください。『硝煙の海』サイトのほうへもまた腰を落ち着けて読みに行きたいと思います。
返信する
Unknown (hokura)
2007-11-12 20:17:45
当方ブログに対する関連文献に係る示唆を頂き、有難う御座いました。
返信する
コメント有難うございました。 (寅の子文庫)
2007-11-13 07:08:18
hokura様、コメント有難うございました。
またこちらからは勝手分からず、幾度もトラックバックをしてしまい失礼致しました。今後とも宜しく御願い申し上げます。
返信する
第82号海防艦戦記について (菊池)
2007-11-23 14:17:11
某団体から表記の戦記コピーを入手しまして歴先任将校の記録を確認しました。広島の生き残り戦友から森艦長の自分史「葉隠れに生きる」を見せてもらいましたが、同戦友も表記戦記は知りませんでした。
 とにかく敗戦間際の海軍側の公式記録で、拙サイトの記録とも符合しますので、本件の情報提供ありがとうございました。
返信する
戦時徴用船の資料について。 (寅の子文庫)
2007-11-23 23:46:29

菊池様、コメント有難うございます。
海防艦戦記の記述がお役に立てたようで何よりです。
正直、戦時中の資料には滅多なことではお目にかかれませんが、以下に文献資料等掲載してあるサイトのページをリンクしてありますのでお知らせ致します、もしご存知であればご容赦ください。
---------------------------------------
戦時船舶と徴用船・戦没船名簿について
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/senbotusen/siryo-deta/chobotulist-nituite.htm
返信する
戦時船員の証言 (菊池)
2008-06-30 20:03:59
お久しぶりです。ご存知でしょうが最近光人社NF文庫から「撃沈された船員たちの記録」(底本;ダンピールの海)が発売され、黙々と最前線への兵站輸送に挺身した九死一生の船員達の生なましい証言は涙なくして読めません・・・その中に米潜に撃沈され筏で漂流中の船員が、別の米潜に救出された信じられない秘話が、向日丸と接点のあった帝北丸のことなので一文を下記に追加してみました。
http://www.geocities.jp/kaneojp/03/0374.html
 それから拙HP第三部にも駄文を載せましたのでご批評願います。
http://www.geocities.jp/kaneojp/04/0410.html
返信する
ダンピール海峡 (寅の子文庫)
2008-07-01 04:09:51
菊池様コメント有難うございます。
その後お変わりございませんでしょうか。こちらも音無しの構えにて失礼致しました、どうぞお許しください。私のほうはとくに報告できるような新しい情報は見つけていませんでした。光人社NF文庫から出た「撃沈された船員たちの記録」のことも知りませんでした。早速、近所の書店で見てみようと思います(とても楽しみです)また勉強不足ゆえ、ダンピールという地名がどこであるかすぐには分かりませんでしたので検索で確認、ようやく内容概略が掴めたところです。私は海図が読めないので沈没艦船の位置を頭に入れるのには専らグーグルアースを使っています。文中の地図を頼りにグーグルアースを展開、拡大表示して沈没艦船の航跡に思いを馳せたりしています。

「硝煙の海」ご執筆、頭の下がる思いです。どうかご健勝で益々のサイト発展をいつもいつもお祈りしています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。