「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

凄まじい執念

2015-12-29 19:01:22 | 大学ラグビー

大東ラガーの凄まじい勝利への執念

 

大学選手権ベスト4入りは16年ぶりと聞いて、もうそんなに長い年月を過ごしてしまったのか、といろいろなことを思い起してその一つ一つを懐かしんでいます。その間にも、選手権大会には何度も出場していましたから、いつの間にか16年が経ってしまった感じです。

 昨日(12月28日)鏡さんから電話をもらいました。電話から聞こえてくる声がとても弾んでいるように感じました。「本当に選手が頑張ってくれて」そして「同志社が思っていたより強かったんですよ」、と相変わらずの強気のジョークで嬉しそうでした。前の4強のときは花園で第1戦を関西2位の近大と、そして第2戦も同じく花園でしたが対抗戦2位の帝京大が相手でした。

フレテリキ・マウとルアタンギ・バツベイが活躍していた頃でした。小生も現役で、選手たちに同行していましたから、当時の記憶が甦ってきます。あの時もリーグ戦では4位でした。

 J.スポーツの録画放送で再度観戦しましたが、皇子山陸上競技場のスタンドはほぼ満席で、そのほとんどを同志社のラグビーファンが埋め尽くしていました。大東の選手たちは、あの同志社コールの中でよく耐え、冷静な試合運びができたと感心してしまいました。10点ものビハインドされた戦況が2度ありました。とくに2度目の10点ビハインドのときは、すでに時計が70分になる頃で残り10分足らずのときでしたから、よくあの窮地を乗り越え逆転勝利をもぎ取ったと思います。

 直接的には、川向から大道に振った後の大道の絶妙のラン、そしてクルーガーへのパス、彼の瞬発力によって生まれたトライ、コンバージョンと言う流れなのですが、そうした戦況を作り出せたのもスタンドと一丸となって必死に戦った大東ラガーたちの勝利への強い結束力と勝利への意識だったと思います。

 現地で観戦された大東ファンもテレビ観戦のファンも、OBの中山氏の投稿にありますように「感無量」だったと思います。


ベスト4だ、勝った

2015-12-27 15:41:58 | 大学ラグビー

凄いぞ大東大、正月越え成る!!

同志社に勝つ

凄かったですね。最後は、大道が拾い上げるや、スピードに乗って同志社のゴールラインを目指して猛然とダッシュ、左ウィングについていたクルーガーに絶妙のパスを出しました。クルーガーもまた快足を飛ばして、同志社のゴールラインを割り、31-31の同点、自分でコンバージョンも決めて、33-31勝利をもぎ取りました。その一瞬たるや言葉になりませんでした。

皇子山で観戦したゼミのOBの中山君から電話をもらいましたが、彼も声を詰まらせていました。スタンドで観戦していたすべての大東ラグビーファンが感極まった、ことでしょう。

本当に息苦しくなるような後半の40分間、死闘を展開した、凄い試合でした。オンデマンドのお陰で実況を見ることができました。何よりも選手のみなさん、大東ラグビーに新たな1ページを作ってくれたことに感謝しています。本当にありがとう。


いよいよ第3戦

2015-12-25 13:32:21 | 大学ラグビー

いよいよ第3戦、対同志社大戦ですね!!

 

いよいよ大学選手権セカンド・ステージ第3戦、関西大学Aリーグの覇者同志社大戦ですね。1988(昭和63)年の第25回大学選手権、大東大が準決勝で同志社と対戦して、46-12で快勝したのを覚えています。その後も、1回戦で当たり、2度勝利していると思います。

もう随分前のことなのですが、不思議と鮮明に記憶しています。当時の大学ラグビー熱は凄かったですね。国立競技場に立錐の余地がないほどのファンが詰めかけたものでした。

今季はその国立の姿はありませんが、お正月に箱根駅伝の実況を聴きながら大東ラグビーの試合を観戦出来たら、それはそれは幸せですね。それには、27日の対同志社戦にどうしても勝利することが条件ですね。いろいろ計算の仕方もあるようですが。

大学選手権に入ってから、大東大ラグビーは人が変わったように、強くなったのにはびっくりです。同志社戦がどんなメンバーになるのかも楽しみです。27日は、筑波戦のときのように低いタックル、我慢強いディフェンスが大切でしょう。

是非、3勝目を掴み取って年越しをして欲しいと願っています。皇子山には行けませんが、ゼミのOBの皆さんが行けるかも知れない、と伺っていますので、朗報を待ちましょう。


慶応戦勝利嬉しいですね

2015-12-20 21:38:48 | 大学ラグビー

慶応戦勝利、嬉しいですね!!

 

セカンドステージ第2戦、対慶大戦勝利本当に良かったですね。

午前中は用事があって観戦に行けませんでした。残念です。それでも録画を撮ってありましたので、筑波大戦同様素晴らしいディフェンスで勝ちをもぎ取った強い大東大のラグビーを楽しむことができました。生まれ変わったような大東ラグビーに驚いています。

8分半、スクラムから小山選手の球出しの上手さと走り出す瞬発力とスピード、それをサポートして走る湯川選手、その連携プレーによるトライ。ほれぼれして画面にくぎ付けになってしまいました。

筑波戦と言い今日の慶大戦と言い、春の大会から秋のリーグ戦を戦ってきた頃の大東大と、このチームは本当に同じチームなのか、とその一つ一つを思い返しながら試合に見入っていました。

ファカタヴァ兄弟は、もともといいものを持っていたのでしょうが、環境が変わってしばらく馴染めなかったのかも知れませんね。それが大学選手権に入って急速に頭角を現してきた感じです。それにつられると言うか、引付けられるかのようにチーム全体の動きが見違えるように良くなってきました。

先週の筑波戦と言い、今日の慶応戦と言い、あの強かった時代の大東ラグビーを彷彿させるものがありました。しかし、流石に慶應ですね。70分過ぎからの凄いアタックに、大東は防戦一方に追い込まれ、あの恐ろしいほどの反攻力には、これが地獄の特訓に耐えてきた兵どもの凄さか、と感服もしてしまいました。

それにしましても、大東大の前3人ともFWの8人が良く走れるのには嬉しくなりました。27日の同志社戦がますます楽しみになりました。選手の皆さん、お疲れさまでした。

 

 

 

 


素晴らしかったディフェンス

2015-12-14 18:59:55 | 大学ラグビー

素晴らしかったディフェンス、嬉しい勝利!!

11時ごろ外苑前で銀座線を降りたのですが、青山通りは冷たい雨でした。場内はではカサはさせませんので、雨合羽を用意して出かけました。一列目の24番というシートでした。雨に濡れた緑の芝生が12月と言うのに生き生きと感じられました。校歌を聴き、気持ちが引き締まる思いでした。

対戦相手の筑波とともにピッチに姿を見せたモスグリーンの選手たち、一人一人に気合が感じられました。両校の対戦は、近いところでは、今年のゴールデンウイークの5月3日、筑波のグラウンドで行われた春の大会が挙げられますが、26-50で悔しい敗戦をきしました。

昨日の2015大学選手権セカンド・ステージ第一戦は、そのゲームに出場しなかった長谷川、蛯名、小山、戸室、竹原といった素晴らしい選手を加えてのリベンジでもありました。

大東大の選手たちの意気込みが違っていました。いつもですと、キックオフとともに動悸がするのですが、何故か選手たちの気合におされて、これはイケる、と強気に神瀬ができました。PGで筑波に3点の先制を許しましたが、マイボールになれば回して走るだろうと安心して見ておりました。

その「機」は小山の絵に描いたようなプレーで訪れました。大東大ファン誰もが思っていたような見事なプレーでした。このプレーが出たときの大東大は勝ちパターンなんです。今日はイケる!!そう思って、ボール支配率では筑波が優勢でしたが、大東大は各選手が低く突き刺すような素早いディフェンスで相手を倒し、攻撃権を奪うプレーにうっとり見とれている間に、17-10で前半が終わってしまいました。攻守のテンポにスピードがあり驚きました。

後半のキックオフは大東ですから、「先手必勝」で行ける、そんな強気の観戦が気持ちを楽にしてくれました。7番河野の捨て身のディフェンスが光っていました。あのOB篠原選手の魂が乗り移った凄いタックル、竹原選手も日ごろの鬱憤を筑波で晴らすそんな気合の入ったプレーが光っていました。

本間、栗原、蛯名、長谷川、タラウ、アマトのFW陣、ふと見るとFLにクルーガーが、右のWTBにアマトがいたり、そうした臨機応変の布陣がディフェンスにスピードを与えていた印象を受けました。スタンドの大東大ファンにも、全員が一丸となって戦って勝利をもぎ取ろうとする強い意志が伝わってきました。

ホーンの音に気が付いたとき、スコア・ボードは31-22、こ踊りする選手たち、本間主将の喜びの笑顔と弾む声が秩父宮に響いていました。