「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

8連覇達成

2017-01-09 18:00:37 | 大学ラグビー

帝京8連覇さすがです 東海及ばず残念

 

8連覇の帝京に一日の長感じました。東海も先制トライで幸先は良かったのですが、0-14から逆転で8連覇を達成したのは流石です。帝京松田が蹴ったボールを追い、インゴールへ走り込んだWTB竹山選手種が、東海のFB野口と交錯しながら、指先でのトライが認められたのが「勝ち」を大きく引き寄せたと思います。33-19になりましたからね。強いと思いました。

ノーサイドの直前まで帝京陣内に攻め込んで、攻めて攻めたてた東海、大学選手権に入ってさらに強くなったように感じました。来季もまた、帝京も東海も、強い新チームを作って来ることでしょうから、この2チームに勝つのは容易なことではないように思います。とくに、東福岡と死闘を演じた東海大仰星を付属に持つ東海は、リーグ戦首一つ抜けた存在となりそうです。大東大がどこまで迫れるか、楽しみに声援を送りたいと思っています。


いよいよ決勝

2017-01-08 14:33:52 | 大学ラグビー

いよいよ大学選手権決勝、帝京の8連覇か、東海の初優勝か

 

 しばらくリーグ戦グループから大学選手権の優勝校が出ていませんから、是非とも東海に勝って欲しいものです。ベスト4で対戦した関西2位の同志社戦では、東海が同志社の速い攻めをものともせず、また接点での攻防でも同志社を寄せ付けませんでした。

 先手先手と優位に立つた東海大は前半2分、そして9分と続けて、FWの核弾頭的な存在テビタ・タタフが相手のゴール前でそれぞれ同志社のディフェンスをサイドから突破してトライし、12分にはラインアウトからBK陣がスピードに乗った攻撃で、中央突破を決めて3連続トライを奪う速攻を見せてくれました。同志社も12点を返しましたが、前半は、4012と大きくリードを広げて折り返しました。大学選手権に入って京産大戦といい、リーグ戦の前半で見せた強さを再現してくれました。

 後半は、同志社のキックオフで再開しましたが、そのボールを受けるやテトゥヒ・ロバーツが抜け出し、ボールが藤崎に渡るとそのままインゴールへ、後半最初のトライを決めました。結局、東海はさらにトライを次々に量産して7412で同志社を退け、昨年に続いて大東大を下した帝京と決勝を戦うことになりました。

 おそらく帝京はテビタ・タタフを徹底してマークするでしょうから、同志社戦のようなわけにはいかないと思います。また、リーグ戦の流経大戦のように攻めが後手に回ると帝京が有利なるでしょうし、先手先手と攻めきれれば東海が初の大学日本一の座に就けるのではないか、そんなことを考えながら楽しみにしています。


惜しかった御所

2017-01-05 19:44:07 | 高校ラグビー

花園もいよいよ佳境、惜しかった御所

 

 

花園の準決勝、PCで御所対東福岡戦を観戦しました。凄い試合でした。前半は御所が先制トライで終始リード、これはもしかしたら、と期待を膨らませたのですが、後半東福岡に逆転されてしまいました。惜しかったです。東福岡のFWの選手は大きいのに驚きました。5番のLO箸本龍雅君のサイズは身長188cm、体重107kgとでかいです。しかも走るんですね。驚きました。

終盤、彼に走られてしまい御所は、息の根を止められてしまいました。御所は、ラグビーをよく知っていますし、実に上手いです。東福岡が力のラグビーなら、御所のラグビーは柔かなラグビーです。

9番がボールを出したり、配球したりしている訳ではなく、臨機応変に近くにいる誰もがスクラムからボールを出して、配球する。9番よりも11番がスクラムに駆け寄り、ボールを出す。9番は10番とともにボールをコントロールしていることが多いのです。スクラムを組んだときにボールを入れるのは、確かに9番でしたが。

とにかく、臨機応変、機能的なラグビーをしています。ですからディフェンスが速いです。おそらく、東福岡はFWだけで100㎏くらい大きいようですが、大きさをものともせず、全力でタックルして次々に倒していく。気持ちのいいラグビーを見せてもらいました、結果は24-25、わずか1点差で敗れはしましたが、若さ溢れるラグビーを見せてもらいました。

第2試合は、東海大仰星対桐蔭学園でしたが、前半は桐蔭学園、後半は早々に2トライして逆転し、結局29-21で東海大仰星が決勝にコマを進めました。両氏相とも、手に汗握る拮抗したラグビーを楽しませてもらいました。闕所は、東福岡と東海大仰星の間で行われますが、これまた楽しみですね。


いやいや天理は強い

2017-01-02 20:21:39 | 大学ラグビー

あけましておめでとうございます


いやいや、驚きました 天理は強い

 

さすが帝京大でした。よくぞ、あの天理の恐ろしい攻撃を防いだと感心しました。おそらく、社会人チームの強豪とも練習試合を積んで来た努力が実を結んだものと思います。帝京は言うまでもなく、天理、東海、そして東海に大差で敗れてとは言え同志社のスキルの高さ、ベスト4に残ったチームはどう見ても大学チームとは思えないほどの強靭な体躯を作り上げて来ているのには驚きました。

これら4チームに勝てるチームを作り上げるのは容易なことではなさそうです。授業の合間に練習するなど生易しいことでは済まないような気がします。相当鍛え抜かれている気がします。帝京や天理、そして東海の選手たちの胸板の厚みを見たとき、どんな練習をすればあすこまで強靭な身体に仕上げられるのか、正直わかりません。びっくりです。

いまは如何か分りませんが、昔のことですが、日々の練習時間は3,4年生が板橋から東松山に戻れる時間、6時から8時までが当られていました。教授会で、先生方からスポーツクラブの学生は出席率が悪いと叱られたものです。その都度「ごめんなさい」でした。

それはともかく、今日の帝京対天理の準決勝、観るものを驚かせるような凄い試合でした。ノーサイドの一瞬まで、息を呑むようなシーンの連続に魅せられました。とにかく凄い試合でした。

箱根路は険しかったですね。駅伝の大東も「いまは昔」ですね。言いたいことが山ほどありますが。またの機会にしましょう。