「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

留学生3人枠に

2018-01-24 09:13:55 | 大学ラグビー

大学ラグビー、4月から留学生枠2人から3人に

 

 今日の『サンスポ』に

  「大学ラグビー、来季から外国人枠同時出場枠2人→3人に」

と出ていました。

  時代の流れですかね。トップリーグが外国人枠が6人に変更されるそうです。ラグビーW杯の日本開催を含めて、ラグビー界のグローバル化が大きく前進しています。

  そうした流れの中で、大学ラグビーの留学生枠も2人から3人へと前向きに考えられたのかも知れませんね。

  ただ大学の場合は、国の政策として留学生受け入れ枠が大幅に増加しております。

  例えば、平成25年6月に閣議決定された日本再興戦略や第2期教育振興基本計画に基づいて、かつての留学生受け入れ10万人計画から、何と「留学生30万人計画」の実現に向けて、今では日本の大学のグローバル化など、国としての様々な政策的な取組を行っています。

  このような流れの中で、この度の大学ラグビーにおける留学生の同時出場枠の増大も考えられたようです。

  いろいろ意見はあったと思いますが、これを機に、この制度改革が大学教育の一環としていい方向に展開することを願うものです。


シーズン終わりましたね

2018-01-14 23:15:27 | 大学ラグビー

今季もラグビーシーズン終わりましたね

 

  2018春季大会までしばらく寂しいですが、春を待ちましょう。

  13日の土曜日、サントリーとパナソニックとの間で行われた日本選手権の決勝をテレビ観戦しました。ロースコアの締った見応えのある試合でした。結果は、12-8でサントリーが勝ち、連覇を達成しました。

  トップリーグになってから5回目だけでも5回目の優勝だそうです。凄いです。何となくなんですが、テレビ中継を見ていまして、サントリー時代の到来思わせるような気配を感じさせるものがありました。

  パナソニックは力を前面に出して戦うチームであり、サントリーは技と力のバランスで戦うチーム、その両雄が対決したゲームでした。

  ちょっと感じたことなんですが、パナソニックのSHとサントリーのSHとではスピード感が大分違いました。パナソニックの9番が若い21番と交代するのが少し遅かったように思います。一方、サントリー9番のボールさばきの速さ、上手さが際立っていました。

  それに、さばかれたボールは、まるで命が吹き込まれたかのように、生き生きと機能していましたし、SHの動きが良く見えていました。そこにも勝者と敗者の間の違いがあったように思います。

  ビックゲームは、実績だけでは勝てないと言うことも学んだような気がします。

  後半40分が過ぎて、サントリーは自陣内深く攻め込まれました。パナソニックボールでラインアウト、どう見てもパナソニック有利な場面でした。

  ところが、サントリーは、このピンチを落ち着いたデェフェンスで凌ぎ、攻めるパナソニックのノッコンを誘い、大逆転のチャンスは一瞬にして潰えました。これがラグビーなんですね。


もう一度観る

2018-01-10 11:08:56 | 大学ラグビー

後半40分だけもう一度観る

 

  学長先生から貴重なコメントを頂きました。ありがとうございました。

  正月2日に行われた明治戦の後半40分だけ、オンデマンドでもう一度、観直してみました。平田選手がケガで抜けた後が何とも痛かったように思います。平田欠場でFW全体が前に出る機会をなくしたような感じですね。

  試合後に、青柳監督が試合を振り返って語っていましたが、後半「スクラムの機会が少なくなり、徐々に明治のアタックの勢いを受けてしまった」ことが、今季の「大東ラグビー」が出来なくなった原因ではないかと感思います。後半、少ないスクラムの機会も、平田選手が抜けたことで真っすぐ押し込む力が弱くなってしまったのが、相手に走られる結果になり、悔しかったですね。

  また、前半は明治がスクラムだけで5つもの反則を犯してくれたのですが、後半になって明治が風上に陣をとったこともあって、それまで攻めあぐんでいた明治のアタックが生気を取り戻し、大東の立ち位置が逆転してしまいました。何とも残念でした。

  一方、明治の12番梶村、11番のウイング山村らBKの強さには驚かされました。スピードと鋭いボディ・コントロールが、疲れが見えはじめた大東のディフェンスを切り崩し、スペースが空くようになったところを衝かれて、トライを重ねられてしまったのが何とも虚しかったです。

  明治梶村の鋭いステップを止めるのに、大東は2、3人のディフェンダーを必要とし、また明治の正確なパスワークにはノッコンがなく、大東の頼みの綱スクラムの機会がなかったことも後半大差を付けられる結果になってしまったように思います。

  大東13番の逃げのキックを梶村がチャージダウンのトライ、後半の大東は明治の梶村一人にやられてしまった感じです。点差ほど明治との差はないと思うのですが。

  1月6日に行われた日本選手権のサントリーとヤマハが49-7でしたが、9月2日に対戦したときは、両者の差が4点差でサントリーが勝ったのですが、得点は27ー24でした。大東と明治も春季大会では10点差だったこととよく似ています。新チームの活躍に期待しましょう。


来季に期待

2018-01-07 18:29:34 | 大学ラグビー

大東ラグビーの来季に期待

 

  今日の帝京対明治の決勝戦をテレビ観戦しましたが、両校のスキルの高さ、選手層の厚さには驚きました。それにしても「1点」の重みの意味を考えさせられた試合でした。

  確かに、今季の大東はよく頑張ったと思いますが、頂点で戦うには不足しているものがまだまだあ多くあるようです。

  それは大学レベルで考えないとラグビー部だけではどうにもならない部分が大きいと思います。2日、3日に行われた箱根駅伝も観戦しましたが、その厳しさには考えさせられるものがありました。

  大学を退いて十数年が経過しましたが、いまだに大活躍の大東ラグビーの観戦を続けています。

  いまはオンデマンドがあり、大変便利になりました。毎試合パソコンに配信される試合映像を楽しんでいます。

  また、毎試合のように多忙な学長先生が会場で応援されている姿を見て有り難く思い、感謝しています。

  少子化が進む中で、各大学・高校が「正月スポーツ(箱根駅伝、ラグビー、サッカーなど)」に力を入れる意図は明らかです。何より「バスに乗り遅れない」処方箋をもつことが大切ですね。