「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

久々の6勝1敗

2016-11-27 16:44:47 | 大学ラグビー

凄かった、気合の入った試合


本当に凄かったですね。中大もスピードに乗って大東のディフェンス網を突き破って攻め込んで来るのですが、それを一歩も二歩も踏み込んで受け止めて、簡単にはゴールラインを割らせない攻防も素晴らしかったと思います。大東大が12ー0とした後、中大に連続トライを許し、12ー14と逆転されましたときは、これはもつれるかな、といやな気もしましたが、直ぐに大東らしさでトライを取り、引き離してからは、これで突き放せると安堵感を覚えました。

きょうのゲームで一番大きかったことは、川向キャプテンと、ファカタヴァ兄弟の復帰がチームに安定感を与えたことではないかと思います。メンバーが安心してプレーしているように見えました。10番川向選手の球さばきで、小山選手にもゆとりの球出しが見られたからです。

とくに、川向選手のタテへの攻めだけでなく、キックを使ったヨコへの攻めで、上手くBKを走らせ、ゴールラインを割らせる戦術も点差を広げた戦法だったように思います。長いキックはクルーガーに譲ったり、多様性のある球さばきは見事でした。

64ー21、10トライ対3トライ、43点差の勝利は誰も考えなかった大差の勝利でした。ホセアから河野に回してのトライ、湯川選手のインターセプトしたトライ、後半に大道選手がボールに絡んで奪い取り、そのまま6,70メートル独走してトライし、コンバージョンまで決めてしまったプレー、至る所に芸の細かさが見られました。今季の大東大のラグビーを見る限りは、大まかなラグビーとは言えない、計算されたラグビーと見ても良さそうです。

長かったリーグ戦、久々の6勝1敗の好成績、その総決算と言える大学選手権でも存分力を発揮して欲しいと願っています。お疲れ様でした。

 


いよいよ中大戦

2016-11-25 19:53:52 | 大学ラグビー

いよいよ中大戦、必勝の布陣ですね

 

 ラグビー部のホームページを見ました。中大戦のメンバー表、久々にベストメンバーが組まれているのを見てほっとしています。メンバー全体が、どっしりした感じがします。勝手な見方ですが、必勝の布陣と言った印象を受けています。リザーブのメンバーと合わせてみましたとき、まさしく、今季のベストメンバーですね。

 23日の慶應―早稲田戦にしても、青学―日体大戦にしましても、どこのチームも、選手のサイズが大きいのには驚いています。中大もまた同じく大きいです。一昔前、中大の監督さんや部長さんと話をしていますと、推薦枠が5人なんです、とこぼされていたのを思い出します。いまの中大のメンバーからはとても考えられないことです。

 27日の最終戦、秩父宮があつくなるような、試合をしてくれることを祈っています。精一杯の声援を送ります。

 


リーグ戦残る一つ

2016-11-15 19:11:10 | 大学ラグビー

リーグ戦いよいよ残る一つ、必勝を

 

 長いリーグ戦と思いましたが、もう残すところ一つになりました。3戦まで3勝といい流れで順調でしたが、思わぬ複数人のけがで、ファカタバ兄弟、キャプテン川向選手、期待のCTB畠中選手など同時欠場となった4戦目の拓大戦、今季最大のピンチでしたが、よく全員ラグビーで勝ち切ったことが、次の東海大戦、流経大に自信をつけたと思います。

 東海大戦は善戦及びませんでしたが、流経大戦は先制トライこそ与えましたが、前半21対10と11点リードで折り返し、後半もリードを許さず、対流経大戦久々の白星を勝ち取ることが出来たことは、さらに大きな自信になっていることと思います。

 今季リーグ戦もいよいよ残すところ一つになりました。中大戦も、このところ良い結果を残せていませんが、今季は違うと思います。選手一人一人の心構え、自信が昨シーズンまでとはまるで違うと思います。自信に満ち満ちたこのシーズン、フルメンバーで秩父宮のピッチに、その雄姿を見せて欲しいと願っています。


凄い、ディフェンス

2016-11-12 19:16:26 | 大学ラグビー

凄かったディフェンス、流経大に逆転勝利!!

 

 重量FWの流経大とどう戦うか、心配だったのですが、FWとBK一体になった突き刺さるような低いディフェンスで相手の攻撃を防ぎ切ったことが勝因でしょう。小柄な河野選手の鋭いディフェンスは凄かったし、一人一人の真剣な眼差し、体を張ったプレーが見ている者の胸に響く試合でした。

 流経大は、ファカタバ兄弟をけがで欠く大東大FWの陣容を見越して、190cm、116㎏のナエアタを軸にFW戦を挑んで来たようです。大東のキックオフのボールを取るや、怒涛の如く流経の重量FWとBK陣が一気になだれ込んで来たときは、一瞬どうなるか、寒気がしました。どう防ぐのか、いや、果たして防ぎきれるのか、と心配でした。

 前半7分に先制トライを許した後も26分の栗原選手のトライまでほとんど自陣での攻防でしたから、ハラハラドキドキ落ち着かない時間を過ごしました。大道選手のコンバージョンが成功して7ー5と逆転してからは、大東大の選手たちの士気が上がったのがはっきり分かりました。

 凄まじいディフェンスの連続で、次々と相手の攻めを止めては反撃に転じ、28分、32分と立て続けに3連続トライで21ー5と優位に立ってからは、大東大の選手一人一人のプレーが「いける」と、自信に満ちた印象を受けました。

 後半、流経の必死の追い上げがありましたが、小山選手の抜群の球さばき、ゲームキャプテンの大役を担っている戸室選手、そしてチームが一丸となって、相手にリードを許すことなく、ロスタイム4分を含む前前・後半84分間を戦い抜いた選手たちに大きな拍手が送られていました。素晴らしい活力をありがとう。

 


間に合わなかったね

2016-11-10 18:13:35 | 大学ラグビー

残念、けが人復帰は次からですか?

 

 主力の復帰間に合うか、と待っていたんですが、流経戦には間に合わなかったですね。最終戦かな?と、心配はしていましたが。関東学院戦で三笠選手がケガして、けが人がこれ以上は出ないことを祈ったのですが、今季は何人も出てしまいましたね。残念です。

 随分前ですが、12番に畑山君と言うCTBがいましたが、足は速いし当たりが強いし、いい選手でした。しかしケガが多くてシーズンを通して出場することはなかったように記憶しています。畑山君の場合、試合中よりも練習でケガしていたように思います。

 一日も早く復帰して欲しいと願っています。クルーガー選手も控えになっていますから、完調ではないんですかね。

 流経大も東海大同様、大型重量級のチームですからディフェンスが容易でないですね。流経大も中大もSHだけが70㎏台で、他のBK陣は皆、80㌔の上~100㌔台と重い選手ばかりですから、相手にするには容易でないですね。大東大のBK陣はサウマキ選手以外は皆70㌔台と軽量です。よく頑張っていると感心しています。それはそれとして、リーグ戦最終の中大戦には、フルメンバーでやれるといいんですが。楽しみにし待つことにしましょう。