「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

頼もしいスクラム

2017-04-29 18:19:12 | 大学ラグビー

帝京大にも通じたスクラム、頼もしいね


  今季の大東大ラグビーは本当に頼もしいです。

  今日は、現地観戦には出かけられませんでした。その代り、J・スポーツのオンディマンドでじっくり観戦しました。早大戦のときも、大東大は、スクラムが強かったのに驚きましたが、今日も8連覇の大学王者を相手に、スクラムを押しまくる場面が何回もあり、王者帝京大がたまらずスクラムを崩す場面が映し出されていました。

  それが前・後半通して1回ではなく3回はあったように見えましたから、今季の大東大の強いスクラムはホンモノであると確信し、嬉しく感じました。前半、大東大のトライは20分過ぎに取ったアマトのトライ1本だけで、7-28と差が開きましたが、試合の内容は後半戦40分に期待を持たせてくれるものでした。

  前回、コンバージョンが上手く決まらなかったこともあってか、今日は12番のアピサイ選手と9番の南選手が蹴っていました。コンバージョンが決まるかどうかは試合を左右することになりますから大切です。今日は、4本のうち3本が決まりました。

  スタンドには大東大の応援も多かったようで、画面を通して声援が聞こえていました。こうした声援は、選手に大きな力になったと思います。後半は、大東大が前半同様のいい攻めを見せてくれました。6分過ぎにアピサイがトライし、コンバージョンも自分で決めました。

  スコアを14-28としましたが、16分に帝京大12番マクカラン選手(8番のマクカラン選手の弟)にトライを許し、竹山選手のゴールも決まり14-35と引き離されましたが、後半の20分過ぎ、FB中川選手、そして33分にはLOの佐々木選手と連続トライで26-35、9点差に迫ったところで、雷雨のためノーサイドのコールがありました。大東ペースの後半でしたから惜しかったです。これからが楽しみです。



どこまでやれるか楽しみ

2017-04-28 20:43:50 | 大学ラグビー

どこまでやれるか帝京大戦、やはり楽しみ

 

  長良川球技場は、招待で京産大と対戦した記憶があります。中村(井澤)航主将のときでした。井澤、シオネ・ラトゥ、ロペティ・オトら主力が日本代表で欠けており、苦しい戦いをした記憶があります。前半が0-23、後半が24-0で1点差で面目をたもったのを覚えています。

  球技場が新幹線の岐阜羽島から結構離れたところにあり、不便ですので観戦は遠慮することにしました。選手たちは、ホテルからバスを仕立ててグラウンドに出かけるでしょうから心配はないのですが、調べてみたのですが、個人で行くとなると大変だと分かりました。

  帝京大もほぼベストのメンバーのようですから、早稲田戦のときのようには行かないでしょう。FWの重量だけですと、帝京大834㎏に対して、大東大860㎏と少し大東が大きいのですが、FWは重さだけではないので、どこまで大東大が頑張れるか、12月の大学選手権のときよりも、少しでも点差を詰められるゲームを期待しています。

  とにかく、相手は9連覇も夢でない絶対王者帝京大ですから、胸を借りるには絶好のチャンスと思います。試合ですからやってみなくては分りませんが、学べるところは大いに学んで欲しいと思います。

  頑張ってくれることを期待して、オンディマンドで観戦します。


早大戦を振り返って

2017-04-25 17:35:39 | 大学ラグビー

23日の早大戦を振り返ってひと言


  しばらく時間が経った23日の対早大戦の試合経過を振り返ってみますと、この時期としては両校とも調整段階にあったことは否めないようです。練習試合なしの、いきなり春季大会に臨んだわけですから、両校とも、チームプレーでのコミュニケーションが十分ではなかったのではないか、そう思いながら観戦していました。

  個々のボールへの集中力、特にハイパントのボールに対しての適応力では、早稲田の方が勝っていたように思いました。個々のプレーヤーがボールを支配していた時間もまた早稲田が長かった感じでした。その早稲田のボール支配を断ち切りマイボールにしていたのは大東大の激しいディフェンスだったと思います。

  全員が一歩でも前に出て低い姿勢でのディフェンスは、2年前の大学選手権、対筑波戦あたりから大東大のラグビーを特徴付けているようです。相手の腰から下にタックルして相手を止める、それは、全体に腰高だった早稲田の選手に対して有効にフィットしていました。

  試合は、大東大大矢のキックオフで始まり、相手陣内に攻め込んだのですが、レシーブミスがあってノッコン、スクラムは大東が優位に押したのですが、早稲田が上手くボールを拾って、大東大陣内に深く蹴り込んできました。ここでも大東にミスが出て、ゴールラインを挟む3~4分余の必死の攻防、まさにこれぞ〈ライン・ディフェンス〉を展開することになりました。

  前半の7分ごろでしたが、やっとの思いで攻守が逆転し、マイボールを蹴り出すことに成功したのを確認して、ほっとしたのを覚えています。いま思い出しますと、あそこは本当に良く守り切ったと感心しています。これはいける、と安心感が湧いたのもその時でした。

  大東大は選手一人一人が、とにかく懸命にディフェンスしていたのが印象的でしたし、1年生のSH南選手もうまくボールを処理していましたし、またボールを持つと早稲田のプレーヤーのスキをついて快足を飛ばして相手陣内を攻め落としていたのも頼もしかったです。12分過ぎでしたが、相手ゴールラインが見えてきたところで、9番が絡んで8番、10番、5番と繋いで最初のトライが取れたとき、チームのムードが高揚していました。

  前・後半通してスクラムで優位に立ち、BKは勿論ですがFWが良く走っていたのも印象的でした。後半の22分と29分の二つのトライはFWの4番と7番で取ったトライがそのことを物語っていると思います。

  第1列古畑、平田、藤井の3人は、昨シーズンから経験を積んできていましたし、またファカタヴァ兄弟が非常に積極的だったのも大東の勝利に大きく貢献していたように思います。次は、9連覇を目指す大学ラグビー界の王者帝京大戦ですが、とくにプレッシャーの強さには定評があります。新生大東大、どこまでやれるか、楽しみにしています。

  

  



初戦完勝

2017-04-23 19:40:37 | 大学ラグビー

おめでとう 春季第1戦、早稲田に完勝 !!


  上井草の駅から早大グラウンドまで途切れることのない人、人の列でした。グラウンドは真夏の暑さでした。50分前にはグラウンドに着いたのですが、ファンの出足が早く座るところがなく、ゴールポストの裏側で立ち見でした。

  ファストハーフの大東陣の真後ろでの立ち見でしたから、選手たちの後ろ姿が良く見えるのにびっくりしました。15番をつけた中川選手、14番の盛田選手、えらく大きく見えたので、一瞬誰だろうと戸惑うほどでした。

  データだけでは早稲田の選手のサイズが大きいのですが、グラウンドで見た大東大の選手はどの選手も大きく、早稲田の選手に見劣りしないのに驚きました。キックオフの前から今日はいけると感じました。

  キックオフ後、早稲田に攻め込まれ自陣内で激しい攻防に手に汗しましたが、大東の低い突き刺さるような強力なディフェンスに早稲田が攻めあぐんでいる間に、ボールが大東に渡り、キックで陣地を大きく挽回し、その後はスクラムで優位に立ち、前半12分過ぎの初トライにつなげることが出来ました。

  ここからは、ほとんどピンチというピンチはなく、二・三ミスはありましたが終始大東がゲームの主導権をにぎった試合でした。26分10番大矢が、30分11番の岡がトライ、17-0で前半が終わりました。

  後半は、大東大の一方的な攻めの時間が長かったのですが、詰めの甘さもあってかトライが取れそうで取れないまま後半22分が経過しましたが、4番の佐々木が後半最初のトライを、そして30分にキャプテン河野がトライ、結局、27-0で早稲田に完勝しました。

  細かいことを言えば言えると思いますが、先ずは春の第1戦を名門早稲田に完封で勝利したことはリーグ戦への弾みにもなるだろうと、期待が大きく膨らんできました。楽しみです。




メンバー見ました

2017-04-22 18:04:07 | 大学ラグビー

メンバーは予想の範囲ですかね

 

  フロントーは、昨季の実績重視と言えそうですね。セブンズにノミネートされた選手たちの多くが対早大戦のA,Bに起用されています。体の動きなど調整の出来などを考慮したように感じます。Aのリザーブには、田中伸治、鈴木匠、シオペ・タヴォロロなど期待の名もあり、新鮮な印象を受けました。

  シオペ選手は足の速さも魅力と、鏡さんから聞きました。抜けたサウマキ選手の穴を埋めてくれると期待したいですね。日本の大学ラグビーに慣れるには秋になるかも知れません。新チーム全体が秋のリーグ戦に向けて仕上げて欲しいと願っています。

  一方、早稲田の新チームのサイズの大きさには目を疑うような驚きでした。フロントローも、セカンドロー、FW,BKともに大きいです。5番の右ロックの選手は195cm、120kgと大東大のタラウ・ファカタヴァより大きいようです。

  BK陣の12番も186cm、100㎏は大東大の期待のシオペ選手にも匹敵する大型選手です。11番も185cm、98㎏と大型選手をそろえてあるのにはびっくりです。秋のシーズンを見据えたいいゲームになることを祈っています。