凄かったディフェンス、流経大に逆転勝利!!
重量FWの流経大とどう戦うか、心配だったのですが、FWとBK一体になった突き刺さるような低いディフェンスで相手の攻撃を防ぎ切ったことが勝因でしょう。小柄な河野選手の鋭いディフェンスは凄かったし、一人一人の真剣な眼差し、体を張ったプレーが見ている者の胸に響く試合でした。
流経大は、ファカタバ兄弟をけがで欠く大東大FWの陣容を見越して、190cm、116㎏のナエアタを軸にFW戦を挑んで来たようです。大東のキックオフのボールを取るや、怒涛の如く流経の重量FWとBK陣が一気になだれ込んで来たときは、一瞬どうなるか、寒気がしました。どう防ぐのか、いや、果たして防ぎきれるのか、と心配でした。
前半7分に先制トライを許した後も26分の栗原選手のトライまでほとんど自陣での攻防でしたから、ハラハラドキドキ落ち着かない時間を過ごしました。大道選手のコンバージョンが成功して7ー5と逆転してからは、大東大の選手たちの士気が上がったのがはっきり分かりました。
凄まじいディフェンスの連続で、次々と相手の攻めを止めては反撃に転じ、28分、32分と立て続けに3連続トライで21ー5と優位に立ってからは、大東大の選手一人一人のプレーが「いける」と、自信に満ちた印象を受けました。
後半、流経の必死の追い上げがありましたが、小山選手の抜群の球さばき、ゲームキャプテンの大役を担っている戸室選手、そしてチームが一丸となって、相手にリードを許すことなく、ロスタイム4分を含む前前・後半84分間を戦い抜いた選手たちに大きな拍手が送られていました。素晴らしい活力をありがとう。