智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

初めてのお泊り

2009年12月03日 | 甥っ子の成長を見守る
先週の土曜日、

いつものように、姉の4歳と1歳の甥っ子たちと遊んで、

夕方3時お別れしようとしたら、

4歳のヒロくんが、「ぼくもおじちゃんちにいくううう」

と叫んで、私の車へ突進。

すったもんだのあげく、連れて帰ることになった。

ヒロくんに約束させた。

「うんことおしっこは必ず、言うこと」「うん」

「おうち帰りたいよーって泣かない?」「泣かない」



帰り道、すっかり真っ暗になって到着。

夫は、既に帰宅して、ストーブで家を暖めていてくれた。

「おじちゃんは、まだお仕事だからね。事務所へ入っちゃだめよ」


そして、家の探索を二人でした。

我が家は、古くて大きい家で、しかも夜で、いかにも怖そう。

怖さを克服するには、家を知り尽くしてもらおう、

ということで、全ての部屋に明かりをつけて、探検してもらう。


夫が「仕事終わりーーー」と事務所から出てくると、

「わーーい」とここから大変。

お風呂から、二人の笑い声が、長いこと聞こえてくる。

20分ぐらいして、やっとでてきて、夫は、

「(ヒロにあわせて)ぬるすぎて、もう一度熱くして入る」


食の細い長男ヒロくんは、なかなか食べない。

夫と二人で、世話を焼くが、食べない・・・・

あきらめて、私はお風呂に、夫はヒロくんの寝かし付けに。

お風呂からでると、暗い部屋で、ヒロくんが

「おばちゃん、おなかすいた」

やっぱり、ということで、夜食を食べさせる。


10時には、寝付いたが、それからが大変。

時計のようにぐるぐる回り、蹴っ飛ばしまわるヒロ。

夫は、ふとん被せたり、足蹴りにされたり、寝れない。

2時に、私の方に、ヒロくんを寄せて、やっと夫も眠れた。

私も、部屋は暖かいし、もういいや、とあきらめて寝ることに。


翌朝、7時に、ヒロくん目覚めたが、

「ほら、おじちゃん、まだ眠っているでしょ。だから、ねんね、ねんね」

と寝かしつける。(私も寝足りない)

9時に、夫と私、薄目を開けて、さらに二人は寝たふりをする。

ヒロがガバッと起きて、「もう朝だ、もう眠れない、起きよう!」

「おじちゃん、どんぐりを拾おうよ」

今回の旅の目的は「どんぐり拾い」であった。




私が、朝食を用意している間に、

夫とヒロくんは、どんぐりで遊ぶ。

朝食のフレンチトーストもそこそこに食べて、再びお庭に出る。

みかんをもいで食べて、(今年の我が家のみかんは、本当に甘い)

裏の荒れ果てたピーマンを収穫して、

柚子もとって、、、、


私は、その間、家事を済ませ、庭の草むしりを始めると、一緒にむしる。

春に収穫したムスカリとシラーの種を植える。

ヒロくんは、紫式部の種を取って、種まきを試みる。


デン、デン、デン、、、とお囃子太鼓のような音が聞こえるので、

振り向くと、夫が、ヒロくんを「ねこ」に乗せて、庭を練り歩いている。

ヒロは、拾った枝をバチにして、ねこ(一輪荷車)を敲いて、すっかりお神輿気分。

昔「ダイゴロウとチャン」とかいうドラマの光景を思い出し、笑いが止まらない。


すっかりご満悦の頃、

「そろそろ、お昼は長崎ちゃんぽんを食べて、おうちに帰ろう」

ということになった。

もちろん、素直に帰る、とは言わない。

ちゃんぽんを驚くほど食べて、ソフトクリームも寒くなるまで食べて、

おうちに帰りました。


夫いわく、「子供は、たまに、がいいなあ」


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