智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

大学に物を申す

2017年12月07日 | 書道、絵を描く
D協大学の市民講座「仮名書道」講師の、
教師として不適切な発言、金銭面での不明瞭な提示、法外な謝礼金の要求について、
大学に物を申してから立ち去る、と意を決して、
11月20日に苦情を口頭および文面で申し立てました。

昨日、決着を見ました。
市民講座の総括責任者A氏(経済学部教授)より、大学としての見解を頂き、
私の苦情申し立てが、全面的に受けいられました。

担当が他の受講者への聞き取り調査を実施した結果、
私の主張する「事実」があったと認め、
更に、講師へヒアリングした結果、開講当初説明した大学のルールに抵触する内容の「言い訳」もあり、
講師は「辞任」という形で、幕引きとなりました。

この2週間、すんなり運んだのでは、ありません。

市民講座の担当課員の反応から、意識レベルの低さが伺え、難航するのが予想されました。
「面倒を持ち込んできた」とあからさまに言う男性課長H
メモすらとれない男性係長、
話が通じる女性課長W、と思いきや、
彼女は講師の個人教室にも通い、ホテルのパーティーでは講師の作品40万円お買い上げする熱烈ファン

弱ったな・・・とネットで組織図を見て、総務部人事課に相談しました。
サラリーマンは本社「人事」に弱いもの。
そちらから、「本気で真剣に対応せよ」とプレッシャーを掛けてもらいました。

弱気をねじ伏せ、強い物にへつらうH課長は、
講師一人の責任を負わせて、講師と生徒間のトラブルに、大学は関係ないとばかりの「言い逃れ」に対して、
「市民は大学の案内パンフを見て、大学が招聘した講師ならば安心、と申し込むので、大学の責任は免れない。」
外堀を埋めて、ようやく本丸、「長」のお出ましです。

「長」の前では課長H氏は、いっぱし優秀な課員を演じます。
私の前では、ねちっこい小声で、無責任極まりない放言し放題。
もちろん、課員との打ち合わせ後、会話の内容および当方の反論は、すべて、メールで関係部署におくり、
不用意な発言でこちらを怒らせることが無いよう、
「長」より「課員」に対して厳重注意するよう警告しました。

レッドカードは
日書展申し込み代金49500円の内、半分を講師が「指導料」としてピンハネしていた事実。


私が調べ上げた事実、展覧会主催者側に1万3千円、表具代金1万円前後、が必要経費とみなされるが、
残金2万円超が使途不明金、と大学に指摘しました。

大学が講師に問うと「指導料」としてもらっていた。
これが墓穴となりました。
大学は市民から受講料を得ていますが、
これ以外の金品を、講師が生徒から受領してはならないルールなのです。

ところで、展覧会出展のための「別途指導」を受けていない生徒たち、空いた口がふさがらない。

レッドカードその2
個人教室への勧誘、ホテルニューオータニでの会費1万6千円のパーティー勧誘が、「しつこい勧誘」とみなされた


レッドカード3、市民講座ご案内のカリキュラムからの逸脱
そもそも展覧会出品について案内記載無い中で、後期授業の中核に据えたこと。
筆1500円、半紙1000円の販売「ご案内」に比し、
実際は筆3200円、料紙5000円超を購入しないと授業についていけない流れであること
初級クラスのレベル設定を勝手に引き上げたことで、受講者の3分の2まで欠席者が増加したこと

教師としてあるまじき発言内容
・質問拒絶「お月謝いただいていませんから」(個人教室1万2千円の月謝を得ていないことを理由に)
・侮蔑発言「幼稚園生でもあるまいに」
・展覧会に出品せず、後ろで座っているだけの生徒は辞めて欲しい
は道義上、講師から生徒に謝罪するよう、大学側が求めたそうです。


最初、私一人で声を上げましたが、タイミングが良かったです。
後期の授業が、あと3回残り、大学が出席者に対して、ヒアリングで事実関係を把握できました。

また、大学側の応対に不信感を抱いた私は、もみ消され、嘘つき呼ばわりされることを恐れ、
思い切って、初級と中級クラスの皆様に、大学に苦情申し立てしている内容を知らせ、
アンケートやヒアリングに積極的に応じてほしい、と呼びかけました。

すると、
「私も、ずっと頭にきていた!」
「一活前払いで、お金がもったいないから、我慢して出席していた」
「お金が無いから、紙や本が次々変えなくて、授業についていけなかった」
「よくぞ、言ってくれた」
「一人で、大変だったね」
私の周りに、多くの受講者が集まり、労苦が報われました。

私は高価な教材を次々買い、2つの展覧会出展にも応じ、
周囲には、似た人が集まりましたが、
講義の声を上げて以降、集まってきた人たちは、
講師が辞めて欲しいと示した「出品もせず、後ろで座っているだけの生徒」
しかし、数では、こちらの方が大多数を占めていました。

年金暮らしの地域住民が参加する、大学の市民講座では、
このような方たちが満足する「仮名書道」講座を再開して欲しい。

その時は、「誰かと誰かを比べ、褒め貶す」人物ではなく、
「先週より上達しましたね」と一人ひとりの上達を共に喜べる、
生徒個々人の立場で考えられる、
大学という教養の場に、相応しい「師」を招聘してください

と結びました。









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2 コメント

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Unknown (Good shot)
2017-12-17 00:33:36
世の中筋の通らない事が少なくありませんが、日本人は結構おとなしくやり過ごそうとする方が大いにように感じますが、智の庭さんはさすがですね。

海外で生活した経験からか、宅の家族もおかしい事をおかしいと言うのが当たり前と思っており、やはり学校や仕事場でその様に思うと黙って居られないタイプです。
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good shotさんへ (智の庭)
2017-12-17 21:02:33
お久しぶりです。
このように長文で読みにくいブログに、コメントを寄せていただいて、ありがとうございます。
「朝日カルチャーセンター」での一コマなら、黙って去った出来事ですが、大学でこれはないだろう、「大学の品格を問う」と迫ってみました。
こんな小さなモラルですが、通じる日本で良かった、なんて思いました。
good shotさんのサイト拝見してますが、コメントなど入れ方が、恥ずかしながら分からず、見るだけとなっています。
お元気そうな様子を伺って、安心しています。
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