こころの旅。。。一休み。、 休んでばかり

見上げれば青空、、、ならいいけど


傾聴ボランティア

2011年06月01日 01時39分46秒 | 言葉
ともかくも話を聴いてほしい、話し相手になってほしいというようなこともたくさんあります。
人は話すことによって心が軽くなる、心が浄化されると言います。
話を聴いてもらうだけでスッキリするということも大いにあります。
このように話を聴いてほしいという相手の話を、ともかくも、プラスに評価しながら聴くことができたとしたら、それは、その人自身に自分が生きることの意味(自己肯定感や自己有用感)を見出していただくことにもなります。
また、相手の話を否定せずに受けとめて聴くことは、相手の存在を認めることにもつながります。
言葉を介してのコミュニケーションが不自由になった方の場合には、何か話を聴かなければということではなく、その方の側にいることによって、その方に安堵感を感じてもらうということが大事ということもあります。


私たちは、こうしたケースも含めて傾聴ボランティア活動であると考えています。
ともに仲間として(あるいは、ともに「人」として)、有意義で楽しい時間をともに過ごすこと、これが傾聴ボランティア活動の目的であり、目標であると考えています。


現在、「自分が持っている力と時間の余裕を何か社会のために役立てたいという意識は持っているが、何をしてよいか分からない」という方々に、是非、傾聴ボランティア活動を始められることをお勧めします。


現在、様々な理由から「話したくても話せない(話す機会がない)」人々が増えています。
特に急速に進展する高齢社会の中で、話す機会のない高齢者が増えており、高齢者の心のケアの問題がクローズアップされています。
しかし、高齢社会とはいえ、その8割以上が元気な高齢者という状況の中、元気な高齢者自身が同世代の高齢者の心のケアをするという傾聴ボランティアのような活動はとりわけ重要で意味のあるものとなるでしょう。
こうした心のケア活動はいわば相互支援活動であり、高齢者福祉政策にも沿うものであると考えると、正に時宜に沿った活動であるとも言えるのではないでしょうか。


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