乾いたアスファルトにほっとする

今朝もまだ道路には雪が残り凍っている。
おっかなびっくり歩くのが嫌で、駅まで自転車で行くことにした。

雪のない轍を進路にとりながら、注意深く進む。

小学生の頃、車に詳しかった友達は、こういう道を自転車で走る時に、
「チェーンだ！」と言ってなわとびをタイヤにぐるぐる絡めていたけど、
もちろん走りにくくなるだけで（いや、そもそも走れたのか？）まるで意味はなかった。
でも、そういうチャレンジに挑むバイタリティーはすごいよな、と思ったのを覚えている。
軟弱な僕は、車を持つ今も、雪道で運転しようとは思わないし、チェーンの付け方も知らない。

道路はところどころ乾いた部分もあり、
黒く濡れていない、白く乾いたアスファルトが見えるとほっとする。

日頃は空気が乾燥して静電気も起きやすい関東の冬は嫌だなと思うけど、
やっぱり「湿った冬」より「乾いた冬」の方が自分には合っているのかも知れない、と思うのだった。

＜追記＞
雪の日にうちの前の細い路地に入ってきたタクシーがいて、
あまり車が通らない道だから雪も深く、タイヤが空転してばかりでハンドルも取られていた。
こんな道を抜け道に使おうとするからだよ…と思いながら見ていたら、
案の定、後部がスリップして民家の塀にぶつかった。でもそのまま行ってしまった。
今日、雪の中に大きな赤いプラスチックの物体があるのを見て、なんだろうと思ったら、
テールランプのカバーの破片だった。あーあ、やっちゃったね。

　　 　 　 　
「ブログ村」　ジャンルの多彩さとカテゴリーの豊富さに圧倒されます。あなたにしっくりくるジャンル、カテゴリーがきっと見つかると思う。

これはさすがにやりすぎだろ…昨晩の「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」

前にも「楽しい番組」として感想を書いたＴＢＳの「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」だけど、
昨晩の放送はさすがにやりすぎではないかと思った。

実験は２つ。前半の方はともかく、後半の方がちょっと…。

前半は「ラーメン屋で隣の客が『それ、一口もらえますか』と言ってきたらどうする？」。
これも「人を不愉快にさせる」という点では結構ギリギリだと思うが、
（仕掛け人を気味悪がって、無言で丼を持って席を移った客もいた）
それでも、少なくともちゃんと「お願い」という行為を見せているのでいい。
被験者はみな男だったが、
「男から求められると100％断るが、可愛い女の子から求められると大抵断らない」
という結果も面白かった。
中には“勘違い”して、女の子に電話番号を交換しませんかと言い出す男も出てきて、
なるほど、人間観察の「モニタリング」としては面白いなと思った。
僕だって、もしも可愛い女の子がそのように言ってきたら、その出来事の「奇特さ」を面白がって、
一口あげるくらいのことはしたかも知れない。
（ただし、あくまで「可愛い女の子」というのがポイントだ）。

後半が見ていて嫌な気分になった。
「回転寿司屋で隣の客が自分の皿をあなたの皿の上に重ねてきたらどうする？」。
黙って平然と置いてくるのだ。要するに、自分の会計を他人にかぶせちゃおうという行為。
…これって、下手したら犯罪じゃないのか？
番組は「高額ネタの金色の皿を…」とか言っていたけど、金額の問題じゃないだろう。
被験者の反応は、「えっ…!?」と戸惑いながらそっとその皿を押し戻してみたり、
冷静に「この皿、どうしたんですか？」と尋ねてみたり。
多分「遠慮がち」な結果ばかり放送には採用しているんだろうけど、
「おい、何してんだよ！」と問い詰めたりする人はいなかった。
（自分からすればそれが自然な反応だと思うけど）。

しかし、もしも自分がこの実験に巻き込まれたら、
自分が食べた分の勘定は絶対テレビ局に持ってもらうね。
…いや、テレビ局は当然この被験者たちの勘定払ってるよね？
なにしろ、店もグルになっての「実験台」にさせられ、
けったいな隣客の奇怪な行為のために楽しい食事に水を差され、そのうえ、
たとえ放送に乗らないにしても、その様子を「隠し撮り」されて誰かに観察されて面白がられているわけで、
結構不快な気分を味わわされているわけだから。
せめて食事代くらいの埋め合わせはしてもらわなきゃ、割に合わない。
…こういう、ささくれ立った気分にさせてしまうところ、だからやっぱりこの企画はダメなんだと思う。
もっと素直に、気楽にカラッと笑える企画にしてほしいね。

　　 　 　 　
「ブログ村」　ジャンルの多彩さとカテゴリーの豊富さに圧倒されます。あなたにしっくりくるジャンル、カテゴリーがきっと見つかると思う。

トラブル続発のボーイング787…高松空港緊急着陸のニュースで思い出したこと２題

トラブル続発のボーイング787…高松空港緊急着陸のニュースで思い出したこと、２題。

＜ボーイング787が「最新鋭」の機種であることから＞

以前乗った国内線。機内に入ると明らかに「新品の内装」の匂いがした。
機長のアナウンスが入る。
「当機は本日より運航を開始しました…新車でして…」

新“車”じゃないだろ、と心の中で突っ込んだが、
出発前の慌しいひととき、他の乗客からは、アナウンス自体がまったくスルーされていたようだった。
（もしかしたらこの時の飛行機、787だったのかも）

＜乗客は脱出用のシューターで機外に滑り降りた。転ぶ人も続発したらしいことから＞

小学生のとき、校舎の２階のベランダから筒状のシューターで地上へ滑り降りるという避難訓練があり、
なぜか僕一人だけ選ばれた。
子どもなら選ばれてはしゃぎそうなものだが、僕自身もクラスメイトもそんな雰囲気ではなかった気がする。
かと言って、恐怖に怯えていたわけでもない。
先生の指示に従い、ベランダの柵にかかる脚立のような段を昇ってシューターの輪っかの中に入る。
滑り始める。
特に足を踏ん張ったわけでもないのに、途中で引っかかって止まってしまった。
（多分、真ん中まで来てシューターの弛みが激しくなり、充分な傾斜がなくなってしまったのだろう）。
その途端、見ていたクラスメイトがどっと笑った。
仕方ないので、足で漕ぐようにして無理やり前進し、地上へ滑り下りた。
どうということもない出来事だが、妙に屈辱的に感じたのだろう。だから今でも覚えている。
滑り降りる際に摩擦で溶けてしまった上履きのゴム底のかかとのこととともに。

羽田へ行くはずが高松へ行ってしまった飛行機。
先日の積雪の際は、成田へ行くはずが横田基地へ行ってしまった飛行機もあるという。
国際線だと、成田のはずが中部・関西へ行き先変更、というのもよく聞く。
身の危険が伴うようなフライトはもちろん嫌だし、
スケジュールに余裕がなければ予定を狂わされるのも大いに困るが、
この、途方もない土地へ連れて行かれる「突然の行き先変更」、
結構ユニークな体験な気がして、羨ましくもある。

　　 　 　 　
「ブログ村」　ジャンルの多彩さとカテゴリーの豊富さに圧倒されます。あなたにしっくりくるジャンル、カテゴリーがきっと見つかると思う。

一汗かきたくて雪かき

家へ帰る道すがら、
（グショグショだったり凍っていたりする道路が嫌で、本当はバスに乗ろうと思ったのに、
タッチの差で逃してしまったので、15分立ち尽くして待つのもなんだかなと思い、歩いて帰った）　
帰ったら家の前を雪かきしようと思った。
昨日も帰宅後少しやったのだが、まだかなりやり残していて、
それでも普通に玄関を出入りする分には何の支障もないんだけど、
体を動かしたくなったので。体を温めたくなったので。

日中気温が上がらなかったせいか、残雪は昨晩とほとんど変わっていない状態。
去年雪が降った時には、やはり夜にまめに雪かきをしたものの、
シャーベット状の雪だったこともあって、翌朝には跡形もなくなり、
なんだ、やらなくても同じだったじゃないかと思ったけど、今回の雪はなかなか手強い。

スコップ（たまたま実家から借りてあった）で掬っては、裏の空き地に放り投げる。
凍った雪なので、たまにスコップの皿の倍くらいの大きさの塊を一気に掬えたりする。
それだけガバッと取れると結構快感。

ただ、やっていくうちに、細かいかけらが道路に落ちて、
せっかく乾いて道筋ができていたあたりにも雪が散乱し、
これが凍ったらかえって歩くのに邪魔になるんじゃないかと気づき、
そう思ったら、急に自分のやっていることが無意味に思えて、気が引けてしまった。

夕食後、皿を洗ったお湯の残りを撒いて、散乱した雪を解かした…つもりだけど、気休めかも。

ただ、体は内側から温まったような気もしないでもない。
今、室内でも息が白くなるくらい寒いけど、体感はそうでもないもの。

　　 　 　 　
「ブログ村」　ジャンルの多彩さとカテゴリーの豊富さに圧倒されます。あなたにしっくりくるジャンル、カテゴリーがきっと見つかると思う。

えっ!?雪!?

８時前に目覚めてしまう。
シャッターも開けずに録画の「日曜美術館」や、映画２本を見続けていた。
その間、新聞を取りに一度外に出たものの（この時は雨だった）、
昼過ぎまでずっと外の様子を窺うことのないままでいたので、
さっき初めて、今雪が降っており、しかも結構積もっていることに気づいた。
「朝、目覚めたら雪」というのとはまた違う驚きがあった。

いいね。雪で外界が閉ざされ、静まり返っている感じが。
家の中で休息するにはうってつけの天気だ。
昨日スーパーで買い物をしておいたので、外出しなくても食事は足りるし。

後でグチャグチャ、ビチョビチョに解けることを思うとちょっと嫌だけど。

結構積もりそうだね。この降り方は…

　　 　 　 　
「ブログ村」　ジャンルの多彩さとカテゴリーの豊富さに圧倒されます。あなたにしっくりくるジャンル、カテゴリーがきっと見つかると思う。