せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

イイギリとセンダンの果実

2012-01-02 | 日記
イイギリ

先日、車を走らせていると遠くの林の中に真っ赤に燃えるような部分が見えた。確認するために少し停車してカメラで拡大してみた。冬枯れの木立の中にあって朱色の鮮やかさが際立つ。思いがけずに宝の山を発見したような気分になった。これほどに赤く房状に垂れているのはイイギリ以外には考えられない。近くに行ってみたいが谷津田の向こう側には容易には行けそうにない。


家の近くでは霊園とヤマダ電機の横にイイギリの雌株があるのは知っているが、その他に自然のイイギリはあまり見かけないからこんなところで見かけたのがとてもうれしい。



センダン

今朝、運動公園の裏の公園の駐車場から林の方を見やると、翼を大きく広げたような枝ぶりの樹木が象牙色の果実をいっぱいにつけていた。正月早々ジョギングする人たちが上の見事な果実など見向きもせずに次々に走り抜けていく。


見上げるとヒヨドリがとまって果実を食べていた。


枝の先端から少し離れたところに果実はついている。花は5月頃に咲くからそれから後に伸びた枝が果実より上の枝なのだろう。センダンはその花も葉も爽やかで美しく一年中その素晴しい姿を見ることが出来る。もしも広い庭があったら是非植えておきたい樹木のひとつ。


数年前に地面に落ちた果実の中の種子を洗ってプランターに植えたことを思い出した。実生の苗は発芽して二葉が出てきた時も嬉しいしその毎日の成長を見ると本当に愛おしく感じる。そして何故か自分の一部のような気がしてくるから不思議だ。