せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

エゾヤマツツジとクロフネツツジ

2011-05-24 | 日記
エゾヤマツツジ

札幌駅周辺を少し歩いていると交番の脇にエゾヤマツツジと名札のついた鮮やかなツツジが満開。


エゾヤマツツジはヤマツツジの変種らしい。雄しべは5本。


枝や葉の柄、萼などを含め、全体に毛が生える。




クロフネツツジ

北大構内にクラーク像を見に行ってみた。門をはいると淡いピンク色のツツジが出迎えてくれた。


この何とも言いようのない透明感のある花弁は見る者の気持ちをやさしくさせる。


これはクロフネツツジだろうか。


 
若枝には腺毛が密生。葉は倒卵形ないし広倒卵形で、枝先に5枚ほど集まって輪生する。雄しべは10本。

ハウチワカエデ、イタヤカエデ、レッドオーク、シラカンバ

2011-05-24 | 日記
大きな会合のため札幌へ行っていた。5/20の朝は快晴で6時から中島公園を散歩してみた。わが母校の高校は中島公園からすぐ近くだったので地下鉄幌平橋駅周辺はとくに懐かしい。


ハウチワカエデ

公園内でまず目に飛び込んできたのはハウチワカエデの赤い花。面白い形の葉の緑と花のコントラストが鮮やかだった。


朝の光で新緑がすがすがしい。

 
葉柄が葉身の半分以下と短く、葉柄は有毛で裂片の切れ込みが浅いなどの特徴がある。若枝の先に散房花序を出し、暗紅紫色の花を開く。雄花と雌花が混在している。雄しべが長く突き出た花は雄花。



イタヤカエデ

こちらは葉が全縁で黄色い花を複散房状につけるのでイタヤカエデだろう。



レッドオーク 

この変わった葉の形はなんだろう。枝の下のほうにはドングリが見える。

 
日本在来種ではないのは明らか。ブナ科コナラ属の広葉樹レッドオークの可能性が高そう。



シラカンバ

北海道ではぜんぜん珍しくはないカバノキ科シラカンバ。郊外では自然に生えている。関東の職場近くの山ではイヌシデが一番ありふれたカバノキ科の樹木。ただ見た感じからいくとシラカンバはイヌシデよりずっと美しい。

 
シラカンバの雄花は裸芽で枝先につき開花時に垂れ下がる。雌花は冬芽の中に2枚の葉と一緒に用意されている。開花時期の雌花は上を向いているが受精が済むとやがて垂れ下がるらしい。