せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

大地震、大津波

2011-03-14 | 日記
何という津波の被害だろう。平和だった日本が一転地獄絵図に変わった。これほどまでも悪夢が現実になっているとは想像もできなかったし、いまだに非現実が進行しているような気がしている。まだ余震が続いていてときどき揺れている。船酔いのような平衡感覚の異常がときどき起こる。多くの人々の命が失われている時に少し離れているというだけで何もなかったように日常生活や仕事が進んでいく。みんな自分の生活と仕事がありその職務を全うすることが社会生活の上では大事なことは分かっていても被災地が気になる。

冷静に行動することがいかに難しいことかを感じる。群衆心理があり、ガソリン、食料品などを買い求めて品切れが相次いでいる。不安が不安を募らせる。

人の命の尊さを学んできた。人の命の重みは地球より重いと言ってマスコミも取り上げる。しかし万単位の人々が天災で亡くなる時その数の多さに圧倒されて個々の人の命はまとめて扱われてしまう。

人間の無力さを思い知らされた。コンクリートの岸壁も車両も船舶もその津波の一飲みで破壊され尽くした。こんな時ふと自然に宿る神を感じ何が神の怒りに触れたのか?と思ってしまう。巨大な自然の威力は太古の昔と変わらず畏怖すべきもの。我々人間に自然を支配したかのおごりはなかったのだろうか。


県立公園のイチョウ

イチョウと言えば鶴岡八幡宮の大イチョウが有名。樹齢1000年と言われていたが2010年3月10日強風で根こそぎ倒れた。すぐに根元だけをすぐ横に移植したところ1月後にはひこばえが生えてきてその驚異の生命力を示しているという。


 
イチョウの枝には短枝と長枝の2種類ある。短枝には葉が束生する。左は短枝、右は長枝。


地震、津波の被害にあった人々が絶望の淵から何とか這い上がって、あのオオイチョウのように町が早く復興することを祈りたい。

パンジー

2011-03-10 | 日記

スミレ科パンジー。2cm位の小輪種をビオラと呼ぶらしい。だからビオラもパンジーの一品種ということになる。今朝もまた早朝は霜柱が立っていた。まだまだ風は冷たい。それでもパンジーは公園の花壇で色とりどりの花を咲かせている。パンジーは寒さにめっぽう強いのだろう。


写真の品種の花弁は後ろの2枚の上片は少し重なっており同じ色で、前にある3枚の下片が同じ色で不思議な模様があり目を引く。



いろいろ品種ができている。


スミレ科なので距がある。花は葉の付け根から長い柄を出し緑色の5枚の萼片にほぼ円形の花弁が5枚。雄しべ5雌しべ1。

ブンゴウメ

2011-03-10 | 日記
一昨日は新職場の歓迎会。この辺では名の通った高級料亭がその場所だった。個人で行けるようなところではない。外の日本庭園には人工の滝があり池には大きな鯉が泳いでいた。自分の歓迎会をやってもらうのにはためらわれたが断るわけにもいかなかった。この職場の歓迎会はほとんど挨拶はなくて上司の乾杯音頭のあと飲み食いするだけで終わりあっさりしたもの。少しほっとした。



今朝は6時頃から太陽が出ていい天気。県立公園に出かけた。満開のマンサクとカワヅザクラを見てそのあと8分咲きのサンシュユを見て写真を撮っていたら、後ろに誰か立ってじっと見ている人がいた。中年のおじさんでカメラを持っている。これもほぼ満開ですね、などと言ったあと、あちらにピンクのウメの素晴らしいのがあるよアンズかも、と教えてくれた。


アンズの花はもっと遅いと思っていたからきっとウメだろうとそちらに行ってみた。

 
確かに周りのウメに比べたら萼の赤みが強く花弁も少し大きい。しかもアンズのように萼片が強く反り返っているものが多い。たぶんこれがブンゴウメ「豊後梅」といわれる種類で、ウメとアンズの中間の性質をもつものだろう。萼片も花弁から離れているしアンズのように枝や萼の赤みが強い。ウメの果実は完熟しても果肉に甘みを生じず種と果肉が離れないのに対し、アンズは熟すと甘みが生じ、種と果肉が離れる(離核性)という大きな違いがあるとう。果実が実った頃に確認に来ようか。

ギンヨウアカシア

2011-03-07 | 日記
世の中異常な事件があってそれがすぐに報道にのぼるからそんな事件が身近に起こることを考えないわけにいかなくなる。幼児の殺人事件は連日朝から報道されていて気分悪い。携帯を使ったカンニングや大相撲八百長事件など話題に事欠かないし、中東情勢不安定の影響から株価はなかなか上がらない。

今日は朝からみぞれ交じりの雨。昼からは本格的に雪が降り出した。また冬に逆戻りしたかのように寒い。職場にも慣れてはきたものの緊張はする。何事も始めが大切。まるで転校生の気分。小学校4年の夏に九州から北海道に転校した直後のことを思い出した。体育でマラソンした時、みんな「ああこわい!こわい!」と言うので不思議に思い「何がそげんえすかつね?」と聞いた。えすかとは恐ろしいという九州弁。こわいというのは疲れるという北海道弁。話がかみ合わないのは当然のことだった。いつも話をすれば笑われ言葉が通じなくて少し落ち込んだ。それでも子供は順応が早かった。

昨日の青空のもとで民家の庭先にマメ科ギンヨウアカシアの花が黄金色に輝いてとても素晴らしかった。




先月はまだつぼみだった。

これは2011/2/15撮影。

シネラリア

2011-03-07 | 日記

昨日(3/6)午前中晴れ間が見えて穏やかな日和。近所を散歩すると庭先のプランターに鮮やかなピンクと白の花が株一面に咲き始めている。葉は鋸歯を持つ大きなハート型。キク科シネラリアは別名サイネリアともいう。


ありふれているとはいえ今の季節でもっとも美しいキク科の鉢花。太陽の光を浴びて笑っているように見える。

 

マンサク、カワヅザクラ、サンシュユ

2011-03-04 | 日記
今日は朝から久しぶりで大学近くの県立公園を散策。まだまだ風は冷たい。水の枯れた噴水を見下ろす一番高いところにあるパルテノン神殿風の建物のところから市の中心部が一望できる。政令指定都市の割には高層ビルは見当たらない。最も高いビルは最近できたマンションのようだ。空気は澄んでいて海は見えるし遠くまで青空が続いているもののさすがに富士山までは見えなかった。


マンサク

パルテノン神殿風の場所から反対側の茂みに目をやると逆光に反射するように明るい黄色に輝く低木が見えた。マンサク科マンサクが満開。

 
4枚の花弁は細長くねじれたように咲いているので一風変わった感じがする。

 
木全体に小さな金色の房をつけたように見えておもしろい。右は冬芽。


カワヅザクラ

3月の初旬には必ず見られるカワヅザクラとサンシュユを目指して歩いていくと、遠くからカワヅザクラの濃いピンクが見えてきた。すぐ横にはシュゼンジカンザクラがあったがまだ咲いていない。


青空と桜は最高の組み合わせ。

 
ソメイヨシノとは違った風情。しかもこんなに寒い時に咲くなんて。寒さのせいか今日はほとんど歩いていいる人がいない。


サンシュユ

ミズキ科サンシュユが少し離れたところで咲きかけている。これもまた黄色い花火か星が飛び散ったような形の花でかわいい。

 
樹皮ははがれる性質があるようだ。


マンサク、カワヅザクラ、サンシュユのどれも3月の青空に映えて素晴らしい。去年も一昨年も見たはずなのに毎年見るたびにとても新鮮で感動的。生き物だからいつも同じ顔はしていない。

紅葉した常緑樹たち~サツキ、シャリンバイ、カジイチゴ、ヒイラギナンテン

2011-03-01 | 日記
昨日から雨が続いている。しかも今日は寒い。三寒四温の季節とは今のことだろうか。やっと先週まで続いた風邪症状は軽快してきて体調は戻りつつある。送別会、歓迎会やら食事会、そして研究会など目白押しの予定。面倒だと思わずエンジョイしよう。

常緑樹が紅葉していることがある。冬の寒さのせいか霜のせいだろうか?

サツキ

児童公園の生け垣に植えてあるツツジ科の常緑低木、サツキは褐色~黄金色に紅葉している。

シャリンバイ

霊園の周りに植栽されてあるバラ科の常緑低木、シャリンバイは赤褐色から黒金色に紅葉している。黒い果実も見える。

鋸歯のある葉と葉の裏の網目模様が特徴。

ヒイラギナンテン

運動公園のグランドの横に生えているメギ科の常緑低木、ヒイラギナンテンは黄色のいい香りの花をつけている。葉は緑から褐色に紅葉して光っている。
 
葉の裏は赤くない。

カジイチゴ

霊園裏山で見つけたバラ科の半常緑低木、カジイチゴの葉は濃い赤褐色で黒光りしている。

逆光のなかで明るく紅葉しているかに見えた。